家形石棺

蓋石が屋根形で身は刳抜式または組合式の箱状の石棺

家形石棺(いえがたせっかん)とは、古墳時代にみられる石棺の一種。蓋石が屋根形で、身は刳抜式または組合式の箱状の石棺である。蓋石の四方の傾斜部に断面長方形の縄掛突起がある。古墳時代中期後半~終末期まで長期間用いられた。末期には身に格狭間を施したり、縄掛突起に蓮華文を彫ったものもみられる。身の前面や側面に入り口を設けた横口式石棺もある。畿内のものは竜山石(兵庫県高砂市産)、二上山白石(二上山麓産)、阿蘇ピンク石熊本県宇土半島産)などが用いられる。

家形石棺が出土した主な古墳

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東北地方

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関東地方

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中部地方

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近畿地方

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中国地方

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九州地方

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ギャラリー

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参考文献

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  • 間壁忠彦 『石棺から古墳時代を考える』同朋舎出版、1994年1月
  • 田村晃一・合田芳正 『考古学探訪の基礎用語』山川出版社、4頁、2000年7月

関連項目

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