大更駅
岩手県八幡平市大更にある東日本旅客鉄道の駅
大更駅(おおぶけえき)は、岩手県八幡平市大更にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)花輪線の駅である[1]。
大更駅 | |
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駅舎(2019年3月) | |
おおぶけ Ōbuke | |
◄東大更 (4.1 km) (4.7 km) 平館► | |
所在地 | 岩手県八幡平市大更25地割85[1] |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■花輪線 |
キロ程 |
9.0 km(好摩起点) 盛岡から30.3 km |
電報略号 | フケ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
188人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 1922年(大正11年)8月27日[2][3] |
備考 |
大更駅 | |
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おおぶけ Ōbuke | |
(2.5 km) 田頭► | |
所在地 | 岩手県岩手郡西根町 |
所属事業者 | 松尾鉱業鉄道 |
所属路線 | 松尾鉱業鉄道線 |
キロ程 | 12.2 km(東八幡平起点) |
駅構造 | 地上駅 |
開業年月日 | 1948年(昭和23年)3月15日 |
廃止年月日 | 1972年(昭和47年)10月10日 |
歴史
編集- 1922年(大正11年)8月27日:花輪線好摩 - 平館間の開業と同時に鉄道省(のちの日本国有鉄道)の駅として岩手郡大更村に開業[3]。
- 1934年(昭和9年)3月30日:松尾鉱業専用鉄道が開業(松尾村 - 大更村間)。
- 1948年(昭和23年)3月15日:松尾鉱業鉄道屋敷台 - 当駅間が地方鉄道に転換。
- 1951年(昭和26年)8月10日:松尾鉱業鉄道が電化。
- 1972年(昭和47年)10月10日:松尾鉱業鉄道が廃止。
- 1982年(昭和57年)11月15日:貨物の取り扱いを廃止[3]。
- 1985年(昭和60年)3月14日:荷物の扱いを廃止[3]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道の駅となる[3]。
- 1999年(平成11年)12月4日:CTC化により当直勤務を廃止(冬期間を除く)。松尾八幡平・荒屋新町駅管内が当駅の管理下となる。
- 2016年(平成28年)7月27日:東西自由通路併設の新駅舎工事について、JR東日本と八幡平市が協定を締結。同月中に工事着手[4]。
- 2018年(平成30年)
- 2024年(令和6年)10月1日:えきねっとQチケのサービスを開始[2][6]。
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旧駅舎(2003年10月)
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新駅舎建設時の仮駅舎(2017年5月)
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左には建設中の現駅舎・右には仮駅舎が見える。中央は公衆トイレ(2017年5月)
駅構造
編集相対式ホーム2面2線の列車交換可能な地上駅である。互いのホームは構内踏切で連絡している。電化私鉄であった松尾鉱業鉄道が分岐していた当時は、構内に直流1500Vの架線が張り巡らされていたが、現在ではその名残はほとんどない。
盛岡統括センター(盛岡駅)が管理し、JR東日本東北総合サービスが受託する業務委託駅。2018年(平成30年)5月31日までは管理駅として、東大更駅 - 兄畑駅間の各駅を管理していた。
のりば
編集番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | ■花輪線 | 下り | 鹿角花輪・十和田南・大館方面[7] |
2 | 上り | 好摩・盛岡方面[7] |
- 下り線には横取り(簡易分岐器)が設置されている。
利用状況
編集JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は188人である[利用客数 1]。
2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。
1日平均乗車人員推移 | ||||
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年度 | 定期外 | 定期 | 合計 | 出典 |
2000年(平成12年) | 563 | [利用客数 2] | ||
2001年(平成13年) | 535 | [利用客数 3] | ||
2002年(平成14年) | 519 | [利用客数 4] | ||
2003年(平成15年) | 418 | [利用客数 5] | ||
2004年(平成16年) | 397 | [利用客数 6] | ||
2005年(平成17年) | 353 | [利用客数 7] | ||
2006年(平成18年) | 336 | [利用客数 8] | ||
2007年(平成19年) | 311 | [利用客数 9] | ||
2008年(平成20年) | 299 | [利用客数 10] | ||
2009年(平成21年) | 291 | [利用客数 11] | ||
2010年(平成22年) | 283 | [利用客数 12] | ||
2011年(平成23年) | 294 | [利用客数 13] | ||
2012年(平成24年) | 52 | 252 | 304 | [利用客数 14] |
2013年(平成25年) | 47 | 258 | 306 | [利用客数 15] |
2014年(平成26年) | 44 | 230 | 275 | [利用客数 16] |
2015年(平成27年) | 40 | 229 | 269 | [利用客数 17] |
2016年(平成28年) | 39 | 208 | 247 | [利用客数 18] |
2017年(平成29年) | 36 | 213 | 250 | [利用客数 19] |
2018年(平成30年) | 38 | 228 | 267 | [利用客数 20] |
2019年(令和元年) | 31 | 215 | 246 | [利用客数 21] |
2020年(令和 | 2年)18 | 178 | 196 | [利用客数 22] |
2021年(令和 | 3年)21 | 173 | 194 | [利用客数 23] |
2022年(令和 | 4年)23 | 159 | 182 | [利用客数 24] |
2023年(令和 | 5年)28 | 160 | 188 | [利用客数 1] |
駅周辺
編集- 国道282号
- 岩手県道191号大更停車場線
- 岩手県道301号渋民田頭線
- 八幡平市役所西根支所(旧・西根町役場)
- 大更郵便局
- 盛岡信用金庫西根支店
- 八幡平市立大更小学校
- 八幡平市立西根中学校
- 岩手警察署八幡平幹部交番
- 八幡平消防署
バス路線
編集「大更駅前」停留所にて、以下の路線バスが発着する。
隣の駅
編集かつて存在した路線
編集- 松尾鉱業鉄道
- 松尾鉱業鉄道線
- 田頭駅 - 大更駅
脚注
編集記事本文
編集- ^ a b c 『花輪線「大更駅」新駅舎使用開始について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道盛岡支社、2018年2月1日。オリジナルの2020年5月18日時点におけるアーカイブ 。2018年2月1日閲覧。
- ^ a b “駅の情報(大更駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2024年8月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月2日閲覧。
- ^ a b c d e 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、503頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 『花輪線大更駅自由通路等整備に伴う施行協定の締結について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道盛岡支社、2016年7月27日。オリジナルの2020年5月18日時点におけるアーカイブ 。2020年5月18日閲覧。
- ^ 「大更駅リニューアル 新駅舎の利用開始」『岩手日報』岩手日報社、2018年2月24日、24面。
- ^ 『Suicaエリア外もチケットレスで! 東北エリアから「えきねっとQチケ」がはじまります』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2024年7月11日。オリジナルの2024年7月11日時点におけるアーカイブ 。2024年8月13日閲覧。
- ^ a b “JR東日本:駅構内図・バリアフリー情報(大更駅)”. 東日本旅客鉄道. 2024年8月16日閲覧。
利用状況
編集- ^ a b “各駅の乗車人員(2023年度)”. 東日本旅客鉄道. 2024年7月24日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月16日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月16日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月16日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月16日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月16日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月16日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月16日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月16日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月16日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月16日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月16日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月16日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月16日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月16日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月16日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月16日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月16日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月7日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月7日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2019年度)”. 東日本旅客鉄道. 2020年7月16日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2020年度)”. 東日本旅客鉄道. 2021年7月31日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2021年度)”. 東日本旅客鉄道. 2022年8月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2022年度)”. 東日本旅客鉄道. 2023年7月14日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 駅の情報(大更駅):JR東日本