塩浸発電所
塩浸発電所(しおびたし はつでんしょ)は、鹿児島県霧島市に位置する水路式の水力発電所である。天降川の上流側にある塩浸ダムから長さ約2キロメートルのトンネルを通して導かれた水と、天降川の支流である石坂川から導かれた水を用いて発電している。発電所周辺は紅葉の名所となっている。新川渓谷温泉郷と呼ばれる景勝地にあり、近くに塩浸温泉がある。
しおびたし はつでんしょ 塩浸発電所 | |
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塩浸発電所 | |
国 | 日本 |
所在地 | 鹿児島県霧島市牧園町 |
現況 | 運転中 |
運転開始 | 1934年 |
建設費 | 九州電力 |
建設者 | 鹿児島電気 |
貯水池 | |
上流貯水池 | 塩浸ダム |
概要
編集設備
編集導水路から水圧管を経て送られた水を立軸フランシス水車で受け、5,310kVAの三相交流同期発電機で発電を行い、天降川へ放流される。
歴史
編集鹿児島電気株式会社が建設にあたり、1934年(昭和9年)に運転を開始した。当初の出力は1,840キロワットであった。1940年(昭和15年)に九州電気、1942年(昭和17年)に九州配電、1951年(昭和26年)には九州電力へ継承された。老朽化に伴い1997年(平成9年)12月から改築工事が行われ、2000年(平成12年)3月12日に運転が再開された。
参考文献
編集- 現地の看板
外部リンク
編集- 塩浸発電所 九州電力