唐木田駅
唐木田駅(からきだえき)は、東京都多摩市唐木田一丁目にある、小田急電鉄多摩線の駅であり、同線の終着駅である。駅番号はOT 07。
唐木田駅 | |
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駅舎(2020年6月24日) | |
からきだ Karakida | |
◄OT 06 小田急多摩センター (1.5 km) | |
所在地 | 東京都多摩市唐木田一丁目2-1 |
駅番号 | OT07 |
所属事業者 | 小田急電鉄 |
所属路線 | ■多摩線 |
キロ程 |
10.6 km(新百合ヶ丘起点) 新宿から32.1 km |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 2面3線 |
乗降人員 -統計年度- |
[小田急 1]13,716人/日 -2022年- |
開業年月日 | 1990年(平成2年)3月27日[1] |
歴史
編集当駅が開設された経緯については、多摩線小田急多摩センター駅から相模原方面への延伸構想ルート上の駅と位置付けられるが、多摩ニュータウン建設計画の中で清掃工場等に地域の土地を提供した開発前の地元住民らからの請願が実現したものである。清掃工場の位置については、出来るだけ人家より離れた場所に設置が求められ、決定までに紆余曲折があったが、低公害の最新設備を導入することにより現行の場所となった。また、小田急電鉄側も車庫用地確保の必要性の絡みから駅の併設を合意することとなった。
年表
編集- 1990年(平成2年)3月27日:多摩線延伸時に小田急電鉄69番目の終着駅として開設[1]。各停の停車駅となる。
- 2000年(平成12年)12月2日:特急ロマンスカー「ホームウェイ」と急行の多摩線での運行が開始され、停車駅となる。
- 2002年(平成14年)3月23日:多摩急行運行開始、停車駅となる[2]。
- 2004年(平成16年)12月11日:区間準急運行開始、停車駅となる[3]。
- 2008年(平成20年)3月20日:特急ロマンスカー「メトロホームウェイ」運行開始、その終着駅となる。
- 2016年(平成28年)3月26日:当駅着特急ロマンスカー「ホームウェイ」・「メトロホームウェイ」および区間準急が全廃。また、JR東日本E233系が入線開始。
- 2018年(平成30年)3月17日:土休日に1本だけ運行されていた急行新宿行が平日・土休日の広い時間帯に運行されるようになる。快速急行・通勤急行が新設され、準急・千代田線直通急行・多摩急行は廃止。ただし、小田急多摩センター始発急行・通勤急行が設定されたため、当駅の急行などの優等列車本数は減便されている[4]。
駅名の由来
編集駅所在地南西の地名から。駅名は「唐木田」であるが、ホーム北端 - 南端までの大部分は多摩市中沢地区にある。ただし、駅事務室や駅舎内の店舗敷地は唐木田地区にある。
駅構造
編集単式ホーム1面1線(1番ホーム)と島式ホーム1面2線(2・3番ホーム)の計2面3線を有する地上駅。橋上駅舎を備える。改札へ連絡する階段は南端にしかないため、多くの発着列車では階段付近の車両に乗客が集まる。喜多見検車区唐木田出張所があることから回送列車発着が多いが、配線の都合上、喜多見検車区唐木田出張所からスイッチバックせずに進入出来るのは2・3番ホームのみである。
のりば
編集ホーム | 路線 | 行先[5] |
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1 - 3 | 多摩線 | 新百合ヶ丘・新宿・ 千代田線方面 |
利用状況
編集2022年度(令和4年度)の1日平均乗降人員は13,716人である[小田急 1]。小田急線全70駅中55位。多摩線優等列車停車駅では最も少ない駅となっている。
近年の1日平均乗降・乗車人員の推移は以下の通り。
年度 | 1日平均 乗降人員[* 2] |
1日平均 乗車人員[* 3] |
出典 |
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[備考 1]1989年(平成元年) | 2,944 | ||
1990年(平成 | 2年)2,227 | [東京都統計 1] | |
1991年(平成 | 3年)2,959 | [東京都統計 2] | |
1992年(平成 | 4年)3,723 | [東京都統計 3] | |
1993年(平成 | 5年)9,190 | 4,718 | [東京都統計 4] |
1994年(平成 | 6年)5,332 | [東京都統計 5] | |
1995年(平成 | 7年)5,557 | [東京都統計 6] | |
1996年(平成 | 8年)5,808 | [東京都統計 7] | |
1997年(平成 | 9年)6,134 | [東京都統計 8] | |
1998年(平成10年) | 12,845 | 6,466 | [東京都統計 9] |
1999年(平成11年) | [小田急 2]12,983 | 6,587 | [東京都統計 10] |
2000年(平成12年) | [小田急 3]13,329 | 6,729 | [東京都統計 11] |
2001年(平成13年) | [小田急 4]13,884 | 7,011 | [東京都統計 12] |
2002年(平成14年) | [小田急 5]14,947 | 7,584 | [東京都統計 13] |
2003年(平成15年) | [小田急 6]16,037 | 8,156 | [東京都統計 14] |
2004年(平成16年) | [小田急 7]16,996 | 8,460 | [東京都統計 15] |
2005年(平成17年) | [小田急 8]18,066 | 8,964 | [東京都統計 16] |
2006年(平成18年) | [小田急 9]18,884 | 9,395 | [東京都統計 17] |
2007年(平成19年) | [小田急 10]19,576 | 9,765 | [東京都統計 18] |
2008年(平成20年) | [小田急 11]19,994 | 9,986 | [東京都統計 19] |
2009年(平成21年) | [小田急 12]20,539 | 10,265 | [東京都統計 20] |
2010年(平成22年) | [小田急 13]21,228 | 10,634 | [東京都統計 21] |
2011年(平成23年) | [小田急 14]21,096 | 10,572 | [東京都統計 22] |
2012年(平成24年) | [小田急 15]21,330 | 10,702 | [東京都統計 23] |
2013年(平成25年) | [小田急 16]21,719 | 10,895 | [東京都統計 24] |
2014年(平成26年) | [小田急 17]21,004 | 10,557 | [東京都統計 25] |
2015年(平成27年) | [小田急 18]21,078 | 10,578 | [東京都統計 26] |
2016年(平成28年) | [小田急 19]20,573 | 10,324 | [東京都統計 27] |
2017年(平成29年) | [小田急 20]19,277 | 9,675 | [東京都統計 28] |
2018年(平成30年) | [小田急 21]17,544 | 8,770 | [東京都統計 29] |
2019年(令和元年) | [小田急 22]17,207 | 8,604 | [東京都統計 30] |
2020年(令和 | 2年)[小田急 23]11,753 | 5,849 | [東京都統計 31] |
2021年(令和 | 3年)[小田急 24]13,037 | 6,488 | [東京都統計 32] |
2022年(令和 | 4年)[小田急 1]13,716 |
- 備考
- ^ 1990年3月27日開業。開業日 - 同年3月31日までの計5日間を集計したデータ。
駅周辺
編集- 駅構内
- 横浜銀行 多摩センター支店小田急唐木田駅出張所
- 駅前
- 駅東側
- からきだ菖蒲館(唐木田コミュニティセンター・市立唐木田図書館)
- 多摩ニュータウン環境組合(多摩清掃工場)一部事務組合(構成市 八王子・町田・多摩)
- 多摩市総合福祉センター
- アクアブルー多摩(多摩市立室内温水プール)
- 東京国際カントリークラブ
- 多摩市立大松台小学校
- 多摩市立鶴牧中学校
- 多摩市立南鶴牧小学校
- 駅西側
- 大妻女子大学 多摩キャンパス
- 大妻多摩中学校・高等学校
- 大和証券研修センター
- 三菱UFJ銀行情報センター
- 全労済情報センター
- ジェームス 唐木田店
- 関東三菱自動車販売株式会社・多摩ニュータウン店
- 三菱自動車・多摩デザインセンター
- 唐木田公園
- 唐木田稲荷神社
- からきだの道
- 東急ドライビングスクール
- ぐりーんうぉーく多摩
バス路線
編集路線バスは、特記以外は京王バスにより運行されている。なお、当駅周辺のバス停には「バス停番号」が付与されていない。路線詳細は京王バス多摩営業所、神奈川中央交通町田営業所を参照。
その他
編集多摩線を当駅より町田市小山田・神奈川県相模原市方面へ延伸する計画がある[7]。
隣の駅
編集- 小田急電鉄
- 多摩線
- □快速急行・□通勤急行・■急行・■各駅停車(通勤急行は平日朝上りのみ、いずれの種別も小田急永山までは各駅に停車)
- 小田急多摩センター駅 (OT 06) - 唐木田駅 (OT 07)
- □快速急行・□通勤急行・■急行・■各駅停車(通勤急行は平日朝上りのみ、いずれの種別も小田急永山までは各駅に停車)
脚注
編集- ^ a b “小田急多摩線 多摩センター~唐木田間 きょう開業”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1990年3月27日)
- ^ 『平成14年3月23日(土)にダイヤ改正を実施します 江ノ島線沿線から新宿への「湘南急行」、多摩線沿線から千代田線直通の「多摩急行」が登場』(プレスリリース)小田急電鉄、2002年2月14日。オリジナルの2004年12月5日時点におけるアーカイブ 。2021年5月4日閲覧。
- ^ 『12月11日(土)、小田急線のダイヤ改正を実施 -複々線化区間の延伸、新種別の導入で所要時間が短縮します-』(プレスリリース)小田急電鉄、2004年10月6日。オリジナルの2005年3月8日時点におけるアーカイブ 。2021年5月4日閲覧。
- ^ 『代々木上原 - 登戸間の「複々線化」により小田急の通勤が変わる! 2018年3月、新ダイヤでの運行開始 〜ラッシュピーク混雑率150%、町田〜新宿間の最大12分短縮を実現〜 〜快速急行の登戸停車や列車種別の新設で、都心へのアクセス向上〜』(PDF)(プレスリリース)小田急電鉄、2017年11月1日。オリジナルの2019年4月15日時点におけるアーカイブ 。2021年5月4日閲覧。
- ^ “唐木田駅のご案内 駅立体図”. 小田急電鉄. 2023年6月4日閲覧。
- ^ 半導体関連企業の東京エレクトロンとは別企業
- ^ 町田・相模原両市長、小田急多摩線延伸で覚書締結 - レスポンス、2014年5月27日
利用状況の出典
編集- 小田急電鉄の1日平均利用客数
- ^ a b c 鉄道部門:1日平均駅別乗降人員 - ウェイバックマシン(2023年7月1日アーカイブ分)、2023年8月1日閲覧
- ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2001年1月27日アーカイブ分)、2022年8月13日閲覧
- ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2002年4月2日アーカイブ分)、2022年8月13日閲覧
- ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2002年10月8日アーカイブ分)、2022年8月13日閲覧
- ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2003年6月22日アーカイブ分)、2022年8月13日閲覧
- ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2004年6月23日アーカイブ分)、2022年8月13日閲覧
- ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2005年11月28日アーカイブ分)、2022年8月13日閲覧
- ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2006年6月15日アーカイブ分)、2022年8月13日閲覧
- ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2007年6月23日アーカイブ分)、2022年8月13日閲覧
- ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2008年9月17日アーカイブ分)、2022年8月13日閲覧
- ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2009年9月20日アーカイブ分)、2022年8月13日閲覧
- ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2010年7月19日アーカイブ分)、2022年8月13日閲覧
- ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2011年11月26日アーカイブ分)、2022年8月13日閲覧
- ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2012年9月8日アーカイブ分)、2022年8月13日閲覧
- ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2013年10月19日アーカイブ分)、2022年8月13日閲覧
- ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2014年10月6日アーカイブ分)、2022年8月13日閲覧
- ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2015年10月28日アーカイブ分)、2022年8月13日閲覧
- ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2016年9月2日アーカイブ分)、2022年8月13日閲覧
- ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2017年10月13日アーカイブ分)、2022年8月13日閲覧
- ^ 鉄道部門:1日平均駅別乗降人員 - ウェイバックマシン(2019年5月15日アーカイブ分)、2022年8月13日閲覧
- ^ 鉄道部門:1日平均駅別乗降人員 - ウェイバックマシン(2020年4月8日アーカイブ分)、2022年8月13日閲覧
- ^ 鉄道部門:1日平均駅別乗降人員 - ウェイバックマシン(2020年8月18日アーカイブ分)、2022年8月13日閲覧
- ^ 鉄道部門:1日平均駅別乗降人員 - ウェイバックマシン(2021年12月15日アーカイブ分)、2022年8月13日閲覧
- ^ 鉄道部門:1日平均駅別乗降人員 - ウェイバックマシン(2022年8月1日アーカイブ分)、2022年8月13日閲覧
- 小田急電鉄の統計データ
- 東京都統計年鑑