可茂(かも)は、岐阜県中南部(美濃国中南部)の地域の総称である。もともと地理的に近接している可児郡加茂郡との総称である。

地図上水色の地域が中濃地区。可茂地区はそのうち南東部に位置する。

可茂地区全体は、岐阜県美濃地方を4分割した場合(右図)は中濃地区に分けられる。ただ、可児市と可児郡[1]を中濃に含めず東濃に分ける事も多い。

概要

編集

近接する2つの市(児市美濃加)を中心とした生活圏を形成している。名称もそれぞれの市から一文字ずつとったものであるが、読み方が「かも」である為、「加茂」と混同しやすい。

官公庁(特に県の機関の名称)や一部の書物では「可茂」という表現が多用されている(可茂消防事務組合可茂特別支援学校など)。一般でも「美濃加茂市・可児市とその周辺」をまとめて呼称する場合などで「可茂」を使用することがある。また、岐阜県立高校の全日制普通科の学区撤廃前には「可茂学区」が存在した。

前述のとおり可茂地区は(気象庁気象警報発表区分など)基本的には「中濃地区」の一部であるが、同じ気象庁発表の地震関連の区分では主に東濃地区を指す「美濃東部」に含まれる。また衆議院選挙小選挙区の区割りでは、飛騨地方など岐阜県の北部一帯とともに「岐阜4区」に区割りされる。

地域

編集

2市7町1村。人口215,957人、面積834.17km²、人口密度259人/km²。(2024年11月1日、推計人口)。

関連項目

編集

脚注

編集
  1. ^ 多治見市土岐川北岸など、現状の東濃地区でかつて可児郡の町村だった地域もある。

外部リンク

編集