南箕輪村

長野県上伊那郡の村

南箕輪村(みなみみのわむら)は、長野県南部に位置する上伊那郡で、県内においては最も人口の多い村である。東西に大きく2つの飛び地になっている。信州大学農学部のキャンパスがある。

みなみみのわむら ウィキデータを編集
南箕輪村
信州大学農学部のユリノキ並木
南箕輪村旗
南箕輪村旗
1974年9月27日施行
南箕輪村章
日本の旗 日本
地方 中部地方甲信越地方
都道府県 長野県
上伊那郡
市町村コード 20385-8
法人番号 5000020203858 ウィキデータを編集
面積 40.99km2
総人口 16,169[編集]
推計人口、2024年12月1日)
人口密度 394人/km2
隣接自治体 伊那市塩尻市上伊那郡辰野町箕輪町
村の木 アカマツ
村の花 キク
南箕輪村役場
村長 藤城栄文
所在地 399-4592
長野県上伊那郡南箕輪村4825-1
北緯35度52分22秒 東経137度58分30秒 / 北緯35.87286度 東経137.97511度 / 35.87286; 137.97511座標: 北緯35度52分22秒 東経137度58分30秒 / 北緯35.87286度 東経137.97511度 / 35.87286; 137.97511
南箕輪村役場
外部リンク 公式ウェブサイト

南箕輪村位置図

― 市 / ― 町 / ― 村

ウィキプロジェクト
テンプレートを表示

地理

編集
 
村域のランドサット衛星写真。
 
南箕輪村の風景と経ヶ岳
 
大芝湖

位置

編集

市街地は伊那谷を流れる天竜川河岸段丘(古くから河岸段丘とは言われているが、20世紀末頃から断層とする説が有力である)上に位置する。また、西側の飛び地(木曽地域)は中央アルプス北部の経ヶ岳を含む。 村内に中央自動車道伊那インターチェンジが所在し、東京・名古屋からの所要時間はともに約2時間半である。 また、2006年には権兵衛トンネルが開通し、本村と木曽地域との間が約30分で往来できるようになった。

地形

編集

山岳

編集
主な山

河川

編集
主な川
主な渓谷

湖沼

編集
主な湖

地域

編集

村内は12の地区に分かれている。ただし大字とは異なるものであり、住所表記上は使用せず番地のみを使用する。

地区

編集
  • 久保(くぼ)
  • 中込(なかごめ)
  • 塩ノ井(しおのい)
  • 北殿(きたとの)
  • 南殿(みなみとの)
  • 田畑(たばた)
  • 神子柴(みこしば)
  • 沢尻(さわじり)
  • 南原(みなみはら)
  • 大芝(おおしば)
  • 大泉(おいずみ)
  • 北原(きたはら)

人口

編集

県内の村では最多。全国の村の中では第6位。人口は微増傾向にあり、国立社会保障・人口問題研究所が発表する日本の将来推計人口(令和5年推計)によると、村は2020年と2050年を比較して人口が増加している77市町村に、県内で唯一選ばれている。伊那市への通勤率は30.43%(平成27年国勢調査)

 
南箕輪村と全国の年齢別人口分布(2005年) 南箕輪村の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 南箕輪村
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
南箕輪村(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 6,660人
1975年(昭和50年) 7,676人
1980年(昭和55年) 8,877人
1985年(昭和60年) 9,910人
1990年(平成2年) 10,666人
1995年(平成7年) 12,133人
2000年(平成12年) 13,404人
2005年(平成17年) 13,620人
2010年(平成22年) 14,543人
2015年(平成27年) 15,063人
2020年(令和2年) 15,797人
総務省統計局 国勢調査より

隣接自治体

編集
 長野県

歴史

編集

近代

編集
明治時代

政治

編集

行政

編集

村長

編集

議会

編集

村議会

編集
南箕輪村議会
  • 議員定数:10人(任期:2027年4月26日まで)
  • 議長:原 源次

国会

編集
衆議院

施設

編集
 
大芝公園野球場

警察

編集
本部
駐在所
  • 南箕輪村駐在所

消防

編集
本部

医療

編集
主な病院・医院
  • みなみみのわ内科クリニック
  • 小口接骨院
  • 長田内科循環器科医院
  • くらた歯科医院
  • 髙原医院(整形外科・リハビリテーション科)
  • 出羽澤整骨院(鍼・灸・マッサージ)
  • 東洋リハビ・療養センター(鍼・灸・マッサージ)
  • 南信病院(精神科・心療内科)
  • 堀田内科クリニック
  • みなわ整骨院
  • みらい歯科クリニック
  • やなぎさわ歯科クリニック
  • ゆりの木クリニック(眼科)
  • ホーム動物病院

郵便局

編集
主な郵便局

文化施設

編集
  • 村民センター
  • 南箕輪村図書館

運動施設

編集

対外関係

編集

姉妹都市・提携都市

編集

国内

編集
姉妹都市

経済

編集

第一次産業

編集

農業

編集
  • いちご - 大芝高原いちご:水耕栽培技術と長い日照時間で育ったいちごは甘くてビタミンCがたっぷり。
  • 稲作 - コシヒカリ「風の村米だより」:まっくんファームが栽培している特別栽培米(有機・減農薬栽培)。2014年には連携している長野県上伊那農業高等学校が、全国お米甲子園で特別優秀賞を受賞した。
  • りんご - 寒暖の差が激しく日照時間が長い南箕輪村のりんごは、信州のりんごの中でも色付きがよく味もよい。
  • ブルーベリー
  • わさび
  • 白ネギ
  • アスパラガス
農業協同組合

交通

編集
 
北殿駅
 
伊那IC出口付近
 
道の駅大芝高原
フォレスト大芝

鉄道

編集

中心となる駅:北殿駅

鉄道路線

編集
 東海旅客鉄道(JR東海)
  飯田線:(伊那市)- 田畑駅 - 北殿駅 -(箕輪町)

バス

編集
コミュニティバス
一般路線バス
  • 伊那バス
    • 伊那本線(伊那市街地 - 南箕輪村 - 箕輪町)
    伊那市、南箕輪村、箕輪町による試験運行。伊那バス、JRバス関東へ運行委託。

高速バス

編集
  • 中央高速バス - バスタ新宿発着の飯田線が伊那バスストップ(中央道伊那インター、高速上の停留所)、駒ヶ根線が伊那インター前(インター外)に停車。
  • 中央道高速バス - 名古屋線(名鉄バスセンター発着)が伊那インター前(インター外)に停車。
  • アルペン伊那号 - 大阪線(大阪梅田発着)が伊那インター前(インター外)に停車。

道路

編集

高速道路

編集
中日本高速道路(NEXCO中日本)
  • E19中央自動車道:- 伊那IC -

国道

編集

県道

編集
主要地方道
一般県道

農道

編集

道の駅

編集

教育

編集

日本の村で唯一、国立大学のキャンパスが所在する村である[注釈 1]。また全国で唯一保育園から大学まである村となっている。

大学

編集
国立

高等学校

編集
県立

中学校

編集
村立
  • 南箕輪村立南箕輪中学校

小学校

編集
村立
  • 南箕輪村立南箕輪小学校
  • 南箕輪村立南箕輪南部小学校

保育園

編集
  • 南部保育園
  • 西部保育園
  • 中部保育園
  • 北部保育園
  • 南原保育園
  • たけのこ園(児童発達支援事業所)

職業訓練施設

編集
県立

観光

編集

名所・旧跡

編集
主な城郭
主な神社
主な寺院
主な遺跡

観光スポット

編集

文化・名物

編集

祭事・催事

編集
  • 田畑半沢ほたる祭り(6月中旬)
  • 大芝高原灯ろうまつり(7月上旬)
  • 子ども地球サミット(7月下旬から8月上旬)
  • 盆正月(田畑地区、8月16日深夜-8月17日早朝)
庄屋の家の玄関を封鎖して正月飾りをつけ盆休みの1日延長を求めた故習。100年以上の歴史を持つ[1]
  • 信州大芝高原まつり(8月下旬)
  • 信州大芝高原イルミネーションフェスティバル(10月)
  • 南箕輪村産業祭(10月下旬)
  • 落葉松祭(信州大学農学部学園祭、11月下旬)

南箕輪村の日

編集
南箕輪村の日(2月18日)
  • 2013年(平成25年)6月14日、村民が郷土について理解と関心を深め、ふるさとを愛する心を育み、より豊かな郷土を築き上げることを期する日として、2月18日を「南箕輪村の日」として定められた。毎年、村内の保育園や小中学校、介護施設等では村で獲れた農作物を使った特別給食メニューやおやつが振る舞われている。[2]

名産・特産

編集
  • 大芝高原いちご:水耕栽培技術と長い日照時間で育ったいちごは甘くてビタミンCがたっぷり。
  • コシヒカリ「風の村米だより」:まっくんファームが栽培している特別栽培米(有機・減農薬栽培)。2014年には連携している長野県上伊那農業高等学校が、全国お米甲子園で特別優秀賞を受賞した。
  • りんご:寒暖の差が激しく日照時間が長い南箕輪村のりんごは、信州のりんごの中でも色付きがよく味もよい。
  • ブルーベリー
  • わさび
  • 白ネギ
  • アスパラガス

スポーツ

編集

バレーボール

編集

出身関連著名人

編集

出身著名人

編集

マスコット

編集

脚注

編集

注釈

編集
  1. ^ 同じく国立大学である琉球大学の千原キャンパスは、一部が沖縄県中頭郡中城村にまたがるが、隣接する同郡西原町に大学の本部があるため、登記上の所在地は西原町となっている。

出典

編集
  1. ^ 南箕輪村田畑の「盆正月」 - ウェイバックマシン(2010年2月9日アーカイブ分)伊那毎日新聞(2006年8月18日)2020年1月16日閲覧。
  2. ^ 2月18日は「南箕輪村の日」です。 - 南箕輪村公式ウェブサイト”. www.vill.minamiminowa.lg.jp. 2020年2月2日閲覧。

関連項目

編集

外部リンク

編集