南箕輪村
長野県上伊那郡の村
南箕輪村(みなみみのわむら)は、長野県南部に位置する上伊那郡の村で、県内においては最も人口の多い村である。東西に大きく2つの飛び地になっている。信州大学農学部のキャンパスがある。
みなみみのわむら 南箕輪村 | |||||
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信州大学農学部のユリノキ並木 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 中部地方(甲信越地方) | ||||
都道府県 | 長野県 | ||||
郡 | 上伊那郡 | ||||
市町村コード | 20385-8 | ||||
法人番号 | 5000020203858 | ||||
面積 |
40.99km2 | ||||
総人口 |
16,169人 [編集] (推計人口、2024年12月1日) | ||||
人口密度 | 394人/km2 | ||||
隣接自治体 | 伊那市、塩尻市、上伊那郡辰野町、箕輪町 | ||||
村の木 | アカマツ | ||||
村の花 | キク | ||||
南箕輪村役場 | |||||
村長 | 藤城栄文 | ||||
所在地 |
〒399-4592 長野県上伊那郡南箕輪村4825-1 北緯35度52分22秒 東経137度58分30秒 / 北緯35.87286度 東経137.97511度座標: 北緯35度52分22秒 東経137度58分30秒 / 北緯35.87286度 東経137.97511度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
地理
編集位置
編集市街地は伊那谷を流れる天竜川の河岸段丘(古くから河岸段丘とは言われているが、20世紀末頃から断層とする説が有力である)上に位置する。また、西側の飛び地(木曽地域)は中央アルプス北部の経ヶ岳を含む。 村内に中央自動車道伊那インターチェンジが所在し、東京・名古屋からの所要時間はともに約2時間半である。 また、2006年には権兵衛トンネルが開通し、本村と木曽地域との間が約30分で往来できるようになった。
地形
編集山岳
編集- 主な山
- 経ヶ岳 - 2296m
河川
編集- 主な川
- 主な渓谷
湖沼
編集- 主な湖
地域
編集村内は12の地区に分かれている。ただし大字とは異なるものであり、住所表記上は使用せず番地のみを使用する。
地区
編集- 久保(くぼ)
- 中込(なかごめ)
- 塩ノ井(しおのい)
- 北殿(きたとの)
- 南殿(みなみとの)
- 田畑(たばた)
- 神子柴(みこしば)
- 沢尻(さわじり)
- 南原(みなみはら)
- 大芝(おおしば)
- 大泉(おいずみ)
- 北原(きたはら)
人口
編集県内の村では最多。全国の村の中では第6位。人口は微増傾向にあり、国立社会保障・人口問題研究所が発表する日本の将来推計人口(令和5年推計)によると、村は2020年と2050年を比較して人口が増加している77市町村に、県内で唯一選ばれている。伊那市への通勤率は30.43%(平成27年国勢調査)
→「日本の村の人口順位」も参照
南箕輪村と全国の年齢別人口分布(2005年) | 南箕輪村の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 南箕輪村
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
南箕輪村(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
隣接自治体
編集歴史
編集近代
編集- 明治時代
政治
編集行政
編集村長
編集議会
編集村議会
編集- 南箕輪村議会
- 議員定数:10人(任期:2027年4月26日まで)
- 議長:原 源次
国会
編集- 衆議院
施設
編集警察
編集- 本部
- 駐在所
- 南箕輪村駐在所
消防
編集- 本部
医療
編集- 主な病院・医院
- みなみみのわ内科クリニック
- 小口接骨院
- 長田内科循環器科医院
- くらた歯科医院
- 髙原医院(整形外科・リハビリテーション科)
- 出羽澤整骨院(鍼・灸・マッサージ)
- 東洋リハビ・療養センター(鍼・灸・マッサージ)
- 南信病院(精神科・心療内科)
- 堀田内科クリニック
- みなわ整骨院
- みらい歯科クリニック
- やなぎさわ歯科クリニック
- ゆりの木クリニック(眼科)
- ホーム動物病院
郵便局
編集- 主な郵便局
文化施設
編集- 村民センター
- 南箕輪村図書館
運動施設
編集対外関係
編集姉妹都市・提携都市
編集国内
編集- 姉妹都市
経済
編集第一次産業
編集農業
編集- いちご - 大芝高原いちご:水耕栽培技術と長い日照時間で育ったいちごは甘くてビタミンCがたっぷり。
- 稲作 - コシヒカリ「風の村米だより」:まっくんファームが栽培している特別栽培米(有機・減農薬栽培)。2014年には連携している長野県上伊那農業高等学校が、全国お米甲子園で特別優秀賞を受賞した。
- りんご - 寒暖の差が激しく日照時間が長い南箕輪村のりんごは、信州のりんごの中でも色付きがよく味もよい。
- ブルーベリー
- わさび
- 白ネギ
- アスパラガス
- 農業協同組合
- 上伊那農業協同組合(JA上伊那)
- 南箕輪支所
交通
編集鉄道
編集中心となる駅:北殿駅
鉄道路線
編集バス
編集- コミュニティバス
- 南箕輪村コミュニティバス「まっくんバス」
- 村が運行するコミュニティバス。伊那バスへ運行委託。伊那バス#コミュニティバスを参照。
- 一般路線バス
高速バス
編集- 中央高速バス - バスタ新宿発着の飯田線が伊那バスストップ(中央道伊那インター、高速上の停留所)、駒ヶ根線が伊那インター前(インター外)に停車。
- 中央道高速バス - 名古屋線(名鉄バスセンター発着)が伊那インター前(インター外)に停車。
- アルペン伊那号 - 大阪線(大阪梅田発着)が伊那インター前(インター外)に停車。
道路
編集高速道路
編集- 中日本高速道路(NEXCO中日本)
国道
編集県道
編集農道
編集道の駅
編集教育
編集日本の村で唯一、国立大学のキャンパスが所在する村である[注釈 1]。また全国で唯一保育園から大学まである村となっている。
大学
編集- 国立
高等学校
編集- 県立
中学校
編集- 村立
- 南箕輪村立南箕輪中学校
小学校
編集- 村立
- 南箕輪村立南箕輪小学校
- 南箕輪村立南箕輪南部小学校
保育園
編集- 南部保育園
- 西部保育園
- 中部保育園
- 北部保育園
- 南原保育園
- たけのこ園(児童発達支援事業所)
職業訓練施設
編集- 県立
観光
編集名所・旧跡
編集- 主な城郭
- 主な神社
- 主な寺院
- 主な遺跡
観光スポット
編集-
倉田城
-
信州大芝高原・大芝湖
-
大芝荘
-
ふれあい交流センター大芝の湯
文化・名物
編集祭事・催事
編集- 田畑半沢ほたる祭り(6月中旬)
- 大芝高原灯ろうまつり(7月上旬)
- 子ども地球サミット(7月下旬から8月上旬)
- 盆正月(田畑地区、8月16日深夜-8月17日早朝)
- 庄屋の家の玄関を封鎖して正月飾りをつけ盆休みの1日延長を求めた故習。100年以上の歴史を持つ[1]。
- 信州大芝高原まつり(8月下旬)
- 信州大芝高原イルミネーションフェスティバル(10月)
- 南箕輪村産業祭(10月下旬)
- 落葉松祭(信州大学農学部学園祭、11月下旬)
南箕輪村の日
編集- 南箕輪村の日(2月18日)
- 2013年(平成25年)6月14日、村民が郷土について理解と関心を深め、ふるさとを愛する心を育み、より豊かな郷土を築き上げることを期する日として、2月18日を「南箕輪村の日」として定められた。毎年、村内の保育園や小中学校、介護施設等では村で獲れた農作物を使った特別給食メニューやおやつが振る舞われている。[2]
名産・特産
編集- 大芝高原いちご:水耕栽培技術と長い日照時間で育ったいちごは甘くてビタミンCがたっぷり。
- コシヒカリ「風の村米だより」:まっくんファームが栽培している特別栽培米(有機・減農薬栽培)。2014年には連携している長野県上伊那農業高等学校が、全国お米甲子園で特別優秀賞を受賞した。
- りんご:寒暖の差が激しく日照時間が長い南箕輪村のりんごは、信州のりんごの中でも色付きがよく味もよい。
- ブルーベリー
- わさび
- 白ネギ
- アスパラガス
スポーツ
編集バレーボール
編集- VC長野トライデンツ - 男子SV.LEAGUE
出身関連著名人
編集出身著名人
編集マスコット
編集→詳細は「まっくん」を参照
- まっくん:大芝高原のキャラクターとして1994年に制定後、現在は村全体のキャラクターとなっている。村木アカマツの妖精である(公式サイト)。
- 2011年のゆるキャラグランプリで最下位となったことから、「日本一人気のないキャラクター」を逆手にとった広報活動を行うなどしている。
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ 南箕輪村田畑の「盆正月」 - ウェイバックマシン(2010年2月9日アーカイブ分)伊那毎日新聞(2006年8月18日)2020年1月16日閲覧。
- ^ “2月18日は「南箕輪村の日」です。 - 南箕輪村公式ウェブサイト”. www.vill.minamiminowa.lg.jp. 2020年2月2日閲覧。
関連項目
編集- 全国市町村一覧
- 上伊那広域連合
- 上伊那地域
- VC長野トライデンツ(バレーボールクラブチーム)