住田町
住田町(すみたちょう)は、岩手県東南部に位置する気仙郡の町。
すみたちょう 住田町 | |||||
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滝観洞・天の岩戸の滝 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 東北地方 | ||||
都道府県 | 岩手県 | ||||
郡 | 気仙郡 | ||||
市町村コード | 03441-0 | ||||
法人番号 | 6000020034410 | ||||
面積 |
334.84km2 | ||||
総人口 |
4,473人 [編集] (推計人口、2024年12月1日) | ||||
人口密度 | 13.4人/km2 | ||||
隣接自治体 | 大船渡市、陸前高田市、一関市、遠野市、釜石市、奥州市 | ||||
町の木 |
スギ (1985年〈昭和60年〉6月1日制定) | ||||
町の花 |
アツモリソウ (1985年〈昭和60年〉6月1日制定) | ||||
町の鳥 |
ヤマドリ (1985年〈昭和60年〉6月1日制定) | ||||
住田町役場 | |||||
町長 | 神田謙一 | ||||
所在地 |
〒029-2396 岩手県気仙郡住田町世田米字川向88-1 北緯39度08分32秒 東経141度34分30秒 / 北緯39.1422度 東経141.575度座標: 北緯39度08分32秒 東経141度34分30秒 / 北緯39.1422度 東経141.575度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
地理
編集位置
編集住田町は、岩手県の東南部、北上高地の南部にあり、盛岡市から約90 kmの位置にある。
海には接しておらず、東に釜石市、南東に大船渡市、南に陸前高田市、南西に一関市、西に奥州市、北に遠野市が隣接する[1]。
地質
編集古生代の堆積岩と、中生代の火成岩からなっており、約80%が堆積岩で占められている。
地形
編集四方を山に囲まれ、平坦地は極めて少ない。町北東部から大きく西部に蛇行して南下する気仙川及びその支流沿いに集落及び農耕地が集中している。
山岳
編集四方を標高600~1300 mの山に囲まれている。森林面積は、30,289 haと総面積の約90%となっている。民有林の割合は73.7%であり、そのうちの人工林率は53.8%となっている。
河川
編集町内を流れる清流、気仙川ではヤマメ・イワナ(3月解禁)、アユ(7月解禁)を釣ることができる。なお、支流の大股川にダム建設を行っていた(津付ダム)が2014年7月に建設中止が決定した。
気候
編集寒暖の差が大きく気温の年較差、日較差が大きい顕著な大陸性気候である。降雪量が多く、周辺の自治体と同様に豪雪地帯に指定されている。
住田(1991年 - 2020年)の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 15.2 (59.4) |
17.7 (63.9) |
22.6 (72.7) |
29.5 (85.1) |
33.8 (92.8) |
34.5 (94.1) |
36.3 (97.3) |
36.7 (98.1) |
35.7 (96.3) |
29.3 (84.7) |
23.3 (73.9) |
20.0 (68) |
36.7 (98.1) |
平均最高気温 °C (°F) | 3.5 (38.3) |
4.5 (40.1) |
8.6 (47.5) |
14.7 (58.5) |
20.0 (68) |
23.2 (73.8) |
26.6 (79.9) |
28.1 (82.6) |
24.4 (75.9) |
18.8 (65.8) |
12.5 (54.5) |
6.1 (43) |
15.9 (60.6) |
日平均気温 °C (°F) | −0.6 (30.9) |
−0.2 (31.6) |
3.1 (37.6) |
8.6 (47.5) |
14.1 (57.4) |
18.0 (64.4) |
21.8 (71.2) |
23.0 (73.4) |
19.3 (66.7) |
13.0 (55.4) |
6.7 (44.1) |
1.6 (34.9) |
10.7 (51.3) |
平均最低気温 °C (°F) | −4.5 (23.9) |
−4.4 (24.1) |
−1.7 (28.9) |
2.8 (37) |
8.7 (47.7) |
13.8 (56.8) |
18.3 (64.9) |
19.4 (66.9) |
15.4 (59.7) |
8.3 (46.9) |
1.9 (35.4) |
−2.1 (28.2) |
6.3 (43.3) |
最低気温記録 °C (°F) | −15.2 (4.6) |
−15.4 (4.3) |
−13.4 (7.9) |
−5.4 (22.3) |
−1.3 (29.7) |
3.0 (37.4) |
8.0 (46.4) |
9.9 (49.8) |
4.8 (40.6) |
−1.4 (29.5) |
−5.4 (22.3) |
−12.7 (9.1) |
−15.4 (4.3) |
降水量 mm (inch) | 43.1 (1.697) |
37.4 (1.472) |
90.6 (3.567) |
104.3 (4.106) |
125.0 (4.921) |
143.0 (5.63) |
184.2 (7.252) |
171.3 (6.744) |
187.2 (7.37) |
137.5 (5.413) |
81.3 (3.201) |
57.1 (2.248) |
1,365 (53.74) |
平均降水日数 (≥1.0 mm) | 8.1 | 7.4 | 9.7 | 9.5 | 10.7 | 10.5 | 13.0 | 11.4 | 12.0 | 10.7 | 9.5 | 9.2 | 122.4 |
平均月間日照時間 | 132.5 | 130.0 | 164.4 | 184.1 | 187.8 | 153.6 | 136.8 | 152.1 | 131.6 | 142.6 | 138.3 | 114.4 | 1,769.2 |
出典1:Japan Meteorological Agency | |||||||||||||
出典2:気象庁[2] |
歴史
編集地名の由来
編集住田は、合併した上有住村・下有住村と世田米町からそれぞれ一文字ずつとった合成地名である。合併協議の際は地域を流れる気仙川(成瀬川)に由来した成瀬町にする予定だったが、反対により現在の地名となった。
行政
編集「当面合併せず自立、持続」を掲げ、独自の林業施策などを推進している。
行政区域の変遷(市町村制施行以後)
編集- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制が施行される。
- 1940年(昭和15年)4月29日 - 世田米村が町制施行し、気仙郡世田米町となる。
- 1955年(昭和30年)4月1日 - 世田米町、上有住村、下有住村が合併し、気仙郡住田町となる。
歴代町長
編集代 | 氏名 | 就任年月日 | 退任年月日 | 備考 |
---|---|---|---|---|
― | 菊池伊蔵 | 1955年(昭和30年)4月1日 | 1955年(昭和30年)4月30日 | 町長職務執行者 |
1 | 泉田増治郎 | 1955年(昭和30年)5月1日 | 1959年(昭和34年)4月30日 | |
2 | 櫻井弘 | 1959年(昭和34年)5月1日 | 1961年(昭和36年)7月24日 | |
3 | 泉田豊 | 1961年(昭和36年)8月5日 | 1965年(昭和40年)8月4日 | |
4 | 水野吉郎 | 1965年(昭和40年)8月5日 | 1969年(昭和44年)8月4日 | |
5-7 | 泉田豊 | 1969年(昭和44年)8月5日 | 1981年(昭和56年)8月4日 | |
8 | 佐熊博 | 1981年(昭和56年)8月5日 | 1985年(昭和60年)8月4日 | |
9 | 泉田豊 | 1985年(昭和60年)8月5日 | 1989年(平成元年)8月4日 | |
10-12 | 菅野剛 | 1989年(平成元年)8月5日 | 2001年(平成13年)8月4日 | |
13-16 | 多田欣一 | 2001年(平成13年)8月5日 | 2017年(平成29年)8月4日 | |
17 | 神田謙一 | 2017年(平成29年)8月5日 | 現職 |
行政機構
編集財政
編集2007年度の当初予算規模は次のようになっている。
広域行政
編集- 気仙広域連合
- 大船渡地区環境衛生組合
- 大船渡地区消防組合
- 岩手沿岸南部広域環境組合
行政機関
編集警察
編集消防
編集- 大船渡地区消防組合大船渡消防署
- 住田分署
医療
編集2007年(平成19年)10月時点で町内には有床診療所が1か所、無床診療所が2か所、歯科診療所が3か所存在する。
国・県の行政機関
編集前出のものを除く。
国の機関
編集県の機関
編集- 岩手県住田整備事務所(旧 津付ダム建設事務所[注 1])。
産業
編集郵便局
編集- 住田郵便局(集配局)
- 上有住郵便局(集配局)
- 下有住郵便局
- 大股郵便局
立法
編集国政
編集衆議院小選挙区は岩手県第2区に属し、参議院選挙区は岩手県全体で1区を占める。現在選出の衆議院議員は以下のとおり。
県政
編集岩手県議会は陸前高田市とともに陸前高田選挙区に属す。定数は1人である。
住田町議会
編集町議会の定数
編集定数12人である(2023年現在)。1995年(平成7年)までは定数20であり、その後は改選ごとに2議席ずつ定数を減らし、2011年(平成23年)に現在の12議席となった[6]。
町議会の構成
編集2023年(令和5年)9月の町議会議員選挙で初の女性議員が誕生した[6][7]。
歴代議長
編集氏名 | 就任年月日 | 退任年月日 | 備考 |
---|---|---|---|
菅野勇輔 | 1955年(昭和30年)4月12日 | 1963年(昭和38年)9月30日 | |
紺野達郎 | 1963年(昭和38年)10月1日 | 1967年(昭和42年)2月28日 | |
佐々木浩一郎 | 1967年(昭和42年)3月1日 | 1983年(昭和58年)9月30日 | |
菅野剛 | 1983年(昭和58年)10月1日 | 1985年(昭和60年)6月24日 | |
紺野朋夫 | 1985年(昭和60年)6月24日 | 1987年(昭和62年)9月30日 | |
佐々木良平 | 1988年(昭和63年)10月1日 | 1995年(平成7年)1月11日 | |
水野貞夫 | 1995年(平成7年)1月27日 | 1995年(平成7年)9月30日 | |
多田清吾 | 1995年(平成7年)10月4日 | 2003年(平成15年)9月30日 | |
山内茂 | 2003年(平成15年)10月1日 | 2004年(平成16年)6月14日 | |
千葉滋夫 | 2004年(平成16年)6月14日 | 2007年(平成19年)9月30日 | |
荒木久一 | 2007年(平成19年)10月1日 | 2007年(平成23年)9月30日 | |
水野英哉 | 2011年(平成23年)10月1日 | 2015年(平成27年)9月30日 | |
菊池孝 | 2015年(平成27年)10月1日 | 2019年(令和元年)9月30日 | |
瀧本正德 | 2019年(令和元年)10月1日 | 現職 |
町議会の組織
編集議会運営委員会の他、3つの常任委員会を設置している。
- 議会運営委員会
- 常任委員会
- 総務教民常任委員会
- 産業経済常任委員会
- 議会広報編集常任委員会
自治体交流
編集- 姉妹都市提携等を結んでいる市町村は存在しない。
地域
編集人口
編集住田町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 住田町の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 住田町
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
住田町(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
平成27年国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、7.59%減の5,720人であり、増減率は県下33市町村中19位。
メディア
編集テレビ・ラジオ
編集住田テレビ(住田町地域情報通信基盤施設)が町内をカバーしている。
- 町中心部では陸前島部テレビ中継局経由で在盛民放テレビを直接受信可能だが、当町内に在盛民放の中継局がないため、一部地域でワンセグを視聴出来ない。
- 上有住地区の場合、アナログ放送時代は釜石テレビ・FM中継局(箱根峠)を受信していたが、2012年3月31日を以て廃局。デジタル放送の釜石中継局は箱根峠ではなく釜石鈴子テレビ・FM中継局に設置され、上有住地区で受信出来なくなることから、遠野テレビが地デジを光ファイバーで各世帯へ再送信する方式が採用された。これがのちの住田テレビとなる。
- 在盛ラジオはAMが大船渡中継局を、FMは陸前高田テレビ・FM中継局を各々受信。なおIBCラジオは盛岡親局と同じ684kHzで送信されているので、当町から内陸へ行く場合は周波数変更が不要(逆にFMとNHKは大船渡・遠野・盛岡各地区で周波数が異なる)。
- かつて住田町内に置かれていたテレビ中継局
- NHK住田テレビ中継局
- NHK住田八日町テレビ中継局
- いずれも2012年3月31日を以て廃局となり、地デジ中継局設置予定は無い。
教育
編集高等学校
編集中学校
編集- 住田町立住田中学校
※以下は廃校
- 住田町立大股中学校姥石分校(1971年・大股中へ統合)
- 住田町立下有住中学校(1971年・統合により有住中へ)[10]
- 住田町立上有住中学校(同上)[10]
- 住田町立五葉中学校(同上)[10]
- 住田町立大股中学校(1984年・世田米中へ統合)[10]
- 住田町立世田米中学校(2024年・統合により住田町立住田中学校へ)[注 2]
- 住田町立有住中学校(同上)[注 3]
小学校
編集- 住田町立世田米小学校
- 住田町立有住小学校
※以下は廃校
- 住田町立上有住小学校根岸分校(1961年・上有住小へ統合)
- 住田町立川口小学校(1964年・世田米小へ統合)
- 住田町立上有住小学校新田山分校(1969年・上有住小へ統合)
- 住田町立下有住小学校火の上分校(1969年・下有住小へ統合)
- 住田町立下有住小学校親切分校(同上)
- 住田町立大股小学校姥石分校(1971年・大股小へ統合)
- 住田町立上有住小学校鳴木分校(1975年・上有住小へ統合)
- 住田町立大股小学校(2002年・世田米小へ統合)
- 住田町立五葉小学校(2002年・上有住小へ統合)
- 住田町立上有住小学校(2008年・統合により有住小へ)
- 住田町立下有住小学校(2008年・同上)
交通
編集鉄道
編集- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
バス路線
編集- 住田町コミュニティバス
- 川口上有住線
- 八日町遠野駅線
※住田町市街地(世田米地区)へは岩手県交通(急行盛岡大船渡線・陸前高田住田線)を利用。
過去に存在したバス路線
- 遠野本線(JRバス東北) - 現在の陸前高田住田線並びに遠野住田線
- 大洞線(JRバス東北) - 現在の八日町上有住線
- 特急大船渡~水沢線(岩手県交通) - 2006年(平成18年)3月に廃止
- 遠野住田線・八日町上有住線(住田交運) - 2010年(平成22年)4月1日に住田町コミュニティバスへ移行
道路
編集高速自動車国道に並行する一般国道の自動車専用道路
編集- 隣接する遠野市に遠野住田ICがある。
一般国道
編集県道
編集一般県道
編集名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
編集火縄銃鉄砲隊
編集気仙地域は以前は伊達領であり、当時、伊達藩の火縄銃に使われる火縄が、現在の住田町と大船渡市、釜石市にまたがる五葉山で生産されていたことから、五葉山火縄銃鉄砲隊が結成され、さまざまなイベントでその様子を見ることができる。
滝観洞
編集五葉山近く、JR上有住駅のすぐそばには洞窟内の滝としては日本最大級の落差を持つ天の岩戸の滝(高さ29 m)を見ることのできる滝観洞があり、1977年の映画「八つ墓村」(野村芳太郎監督)のロケ地としても使用されている。また、滝観洞のすぐ近くに白蓮洞もある。
すたーうぉっちんぐ
編集宮沢賢治にゆかりの深い種山ヶ原があることで知られ、かつては毎年8月上旬に全国から約1000人が集まってキャンプをしながら星空を眺めるイベントすたーうぉっちんぐ種山ヶ原が、地元青年が起こした無限会社天地人主催で開催されていた。このイベントでは、天体望遠鏡を搭載した自動車「アストロカー」を使って天体観測をすることができた。無限会社天地人の解散により、2005年(平成17年)を最後に開催は打ち切られた。
KESEN ROCK FESTIVAL
編集すたーうぉっちんぐに代わる音楽イベントとして、「KESEN ROCK FESTIVAL」が2009年より毎年7月に種山高原で行われている。
葉山めがね橋
編集1931年(昭和6年)に気仙川にかけられた農地かんがい専用水路橋。右岸に導水するコンクリート製のアーチ橋であり、その形状から「めがね橋」と呼ばれる。
松日橋
編集気仙川に架けられた木製の橋。川の増水時に橋材が流されることを前提とした流れ橋であり、たびたび流されているが、その都度復元されている。
著名な出身者
編集脚注
編集注釈
編集- ^ 2015年(平成27年)3月31日までは、県沿岸広域振興局土木部大船渡土木センターの津付ダム建設事務所が設置されていたが、同日をもって廃止され、翌4月1日から住田整備事務所が設置された[3]。組織規則上は廃止新設に該当するが、事務所の入居する建物自体は前後で同一であり実質的には改称と言える[4][5]。また、住田整備事務所の広報誌「住田整備だより」の巻次も、津付ダム建設事務所発行の「津付だより」(第1 - 27号)の号数を引き継いでいる[5]。
- ^ 1947年(昭和22年)旧世田米町が世田米町立世田米中学校を創設し、同町立世田米小学校内に併設(また世田米中学校大股分校〈1950年、世田米町立大股中学校として独立〉を設置)[11]。1955年(昭和30年)4月、町村合併を受け住田町立世田米中学校に改称、前年完成の世田米字川向の新校舎で授業開始[11]。1984年(昭和59年)大股中学校を統合し、世田米字大崎の新校舎に移転[11]。2021年(令和3年)、諮問を受けた町教育審議会が町立中学校2校の「統合が望ましい」と答申し、町立有住中学校との統合に向けて始動[12][10]。2023年度末に閉校し、町立有住中学校と合併、2024年(令和5年)4月に新設される住田町立住田中学校に統合予定[13][14]。2024年(令和6年)3月13日に卒業式がおこなわれ[15]、同月20日、閉校式が開催された[16][17]。
- ^ 1971年(昭和46年)、住田町立下有住中学校・同町立上有住中学校・同町立五葉中学校の3校を統合して町立有住中学校に改称、それぞれを校舎として用いた[11][18]。1972年(昭和47年)12月、現在地に新校舎が完成[11][18]。翌1973年(昭和48年)実質統合校として発足[11]。2021年(令和3年)創立50周年記念式典挙行[18]。同年、町教育審議会の答申を受け、町立世田米中学校との統合に向けた協議を開始[10]。2023年(令和4年)4月、選択式のジェンダーレス制服を採用[19]。2023年度末に閉校して町立世田米中学校と合併し、2024年(令和5年)4月に新設される住田町立住田中学校に統合予定[20][21]。閉校を目前に控えた2024年3月、教室を改装した「記念館」が生徒の企画で校舎内に設けられた[22][23]。2024年(令和6年)3月13日に卒業式がおこなわれ[24][15]、同月20日、閉校式が開催された[16][17]。
出典
編集- ^ “県内各市町村”. 岩手県ウェブサイト. 岩手県 (2018年10月1日). 2023年11月10日閲覧。
- ^ “住田 過去の気象データ検索”. 気象庁. 2024年12月7日閲覧。
- ^ “岩手県知事部局行政組織規則の一部を改正する規則” (pdf). 岩手県. pp. 9, 14 (2015年3月31日). 2017年9月10日閲覧。
- ^ 住田整備事務所 (2015年4月2日). “「住田整備事務所」の開所について”. 岩手県. 2017年5月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年9月10日閲覧。 “平成27年4月1日より、事務所名を「津付ダム建設事務所」から「住田整備事務所」に改称しました。”
- ^ a b 住田整備事務所: “住田整備だより 第28号” (pdf). 沿岸広域振興局土木部大船渡土木センター住田整備事務所 (2015年4月). 2024年1月7日閲覧。 ※pdf配布元は岩手県ウェブサイト「広報誌 住田整備だより」ページ。
- ^ a b 「検証/住田町議会議員選挙(定数12) 「なり手不足」浮き彫り 3期連続無投票 有権者の選択機会どこへ」『Web東海新報』東海新報社、2023年9月21日、1面。2023年9月23日閲覧。
- ^ “住田町議会議員選挙 - 2023年09月24日投票”. 選挙ドットコム (2023年9月19日). 2023年9月23日閲覧。
- ^ 「来春も入学者募集へ 定員割れ続く住田高 県教委 町や地域の支援状況勘案」『Web東海新報』東海新報社、2023年7月7日。2024年1月7日閲覧。
- ^ “中高一貫教育 : 「中山間地域における」中高一貫教育への取組 決して“都市型エリート教育”ではありません”. 住田町ウェブサイト. 住田町 (2015年2月20日). 2024年1月7日閲覧。
- ^ a b c d e f 「視点/住田町の中学校統合(上) 町内1校化の協議始動 少子化で「やむなし」の状況」『Web東海新報』東海新報社、2022年5月27日。2024年1月7日閲覧。「同町の中学校は、昭和46年に下有住、上有住、五葉の3校が統合して有住が開校し、同59年に世田米が大股を統合して以来、2校体制が続いてきた。/ 中学校の生徒数は有住中誕生のころの700人台をピークに右肩下がりとなっており、令和4年度当初では有住中35人、世田米中62人で100人を割った。有住の生徒数は気仙地区でもっとも少ない。」
- ^ a b c d e f 「母校の誇り いつまでも」『東海新報』東海新報社、2024年1月1日、29面。
- ^ 「時期や方式など協議へ 中学校統合へ推進協始動」『Web東海新報』東海新報社、2022年5月21日。2024年1月7日閲覧。
- ^ “中学校統合に向け動き本格化 住田、24年度の新設開校を目指す”. 岩手日報. 岩手日報社 (2022年7月7日). 2022年7月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月15日閲覧。 ※紙媒体は7月6日付。
- ^ 「統合控え最後の入学式 世田米、有住両中学校 1年生計28人迎える」『Web東海新報』東海新報社、2023年4月7日。2024年1月7日閲覧。
- ^ a b 「住田の中学校で最後の卒業式」『Web東海新報』東海新報社、2024年3月14日。2024年3月21日閲覧。
- ^ a b 「青春刻んだ世田米中と有住中、校史に幕 住田、4月に統合」『岩手日報』岩手日報社、2024年3月22日。2024年3月22日閲覧。
- ^ a b 「母校の誇り胸に新たな歴史へ 4月に新設統合の世田米、有住両中学校で閉校式」『Web東海新報』東海新報社、2024年3月21日。2024年3月21日閲覧。
- ^ a b c 「さらなる飛躍と発展を 半世紀の節目祝う 有住中で創立50周年記念式典開く」『Web東海新報』東海新報社、2021年12月23日。2024年1月7日閲覧。
- ^ 「制服 男女の別なくす 有住中が選択制導入 来年度の統合も見据え」『Web東海新報』東海新報社、2023年4月12日。2024年1月7日閲覧。「住田町立有住中学校(村松正博校長、生徒38人)では、新年度に合わせて制服を選択式とした。スカートかスラックスを選べるようにするなど男女の別をなくしたもので、今月6日に開かれた入学式には、多くの女子新入生がスラックス姿で臨む光景が見られた。」
- ^ 「先輩たちの軌跡 誇りに “最終年度”充実へ意欲 陸上での活躍など 有住中で「卒業生に学ぶ会」」『Web東海新報』東海新報社、2023年2月12日。2024年1月7日閲覧。
- ^ 「3月に「思い出を語る会」 本年度閉校の有住中 広く卒業生の参加募る」『Web東海新報』東海新報社、2023年12月21日。2024年1月7日閲覧。
- ^ “3月末閉校の有住中、輝き忘れない 住田、校舎内に記念館開設”. 岩手日報. 岩手日報社 (2024年3月10日). 2024年3月15日閲覧。 ※紙媒体は3月9日付。
- ^ 「母校の歴史 伝えたい 統合控える有住中 生徒が校内に「記念館」開設」『Web東海新報』東海新報社、2024年2月15日。2024年3月21日閲覧。
- ^ “2023年度閉校の学校で最後の卒業式 県内多くの中学校で“門出の春”<岩手・住田町>〔岩手めんこいテレビ〕”. FNNプライムオンライン (2024年3月13日). 2024年3月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月21日閲覧。
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- 住田町に関連する地理データ - オープンストリートマップ
- 元緑のふるさと協力隊・住田町日記