一乗寺 (高槻市)

大阪府高槻市にある日蓮宗の寺院

一乗寺(いちじょうじ)は大阪府高槻市梶原二丁目(かじはら)[1]にある日蓮宗仏教寺院山号は昌林山。本尊は題目宝塔、釈迦多宝二仏。旧本山は、京都本法寺親師法縁。

一乗寺いちじょうじ
所在地 大阪府高槻市梶原2-9-12
位置 北緯34度52分01秒 東経135度39分03秒 / 北緯34.86694度 東経135.65083度 / 34.86694; 135.65083座標: 北緯34度52分01秒 東経135度39分03秒 / 北緯34.86694度 東経135.65083度 / 34.86694; 135.65083
山号 昌林山
宗旨 日蓮宗真言宗
本尊 題目宝塔
釈迦多宝二仏
創建年 不詳
平安時代中期?
開基 千観(918 – 984)
中興年 応永34年(1427年
中興 日親上人
正式名 昌林山一乘寺
別称 金仙寺(真言宗時代の名称)
法人番号 6120905002032 ウィキデータを編集
一乗寺の位置(大阪府内)
一乗寺
一乗寺
一乗寺 (大阪府)
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歴史

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詳しい創建年月は不詳だが、元々は千観が草創し、当初は金仙寺と称して真言宗に属する寺院であったが、その後は荒廃し、毘沙門天2体を残すだけの無住寺となっていた。応永34年(1427年)に宇野氏・西村氏という地元の住人が、京都の一条戻り橋の袂で辻説法をしていた日親上人の話を聞き感激し、日親上人に請い建立されたと伝えられている。そのときに寺名も一乗寺と改称したという。

寛永年間(1624 – 1643年)に堂宇を焼失したが、慶安3年(1650年)に徳川頼宣の生母・養珠院の寄進により、本堂・庫裏・開山堂などの諸堂が再建された。また、頼宣の息女松姫の病気平癒祈願に、1万石の寺領を寄進されるなど歴代紀州徳川家の崇敬が厚かったと伝えられている。現在の本堂は平成10年に再建されたもので、その他にも山門や開山堂等が再建されている。

その他

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クスノキ
  • 境内にある開山堂の横には、「弁慶の駒つなぎ」と言われ、弁慶が馬をつないだという伝説のあるクスノキの大木がある。高さが29m、樹齢は約800年、市の保護樹木にも指定されている。

旧末寺

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日蓮宗は昭和16年に本末を解体したため、現在では、旧本山、旧末寺と呼びならわしている。

所在地・交通アクセス

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関連項目

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脚注

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外部リンク

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