ビッグスリー
頂点の3者を総称していう語
ビッグスリー、ビッグ3(Big three, Big 3)は、ある分野のうち頂点の、あるいは代表的なライバル関係である3者を総称していう語である。類義語として「御三家」「三巨頭」「三本柱」「三羽烏」[1]「三強」「三傑」「トリオ」などがある。
団体
編集企業
編集- アメリカ自動車メーカーのビッグスリー - ゼネラルモーターズ、フォード、クライスラー[2][3]
- ヨーロッパ自動車メーカーのビッグスリー - フォルクスワーゲン、 ルノー、 ステランティス( プジョー・シトロエン / オペル / フィアット / ボクスホール)
- 日本自動車メーカーのビッグスリー - トヨタ、日産、ホンダ
- 鉄道車両メーカーのビッグスリー - アルストム、 シーメンス、 ボンバルディア[4]
- アメリカに本拠を置く世界的なコンサルティング会社のビッグスリー - マッキンゼー・アンド・カンパニー、ボストン・コンサルティング・グループ、ベイン・アンド・カンパニー[5] (ビッグ3 (経営コンサルティング会社))
- 世界を代表する格付け機関のビッグスリー - スタンダード&プアーズ、 ムーディーズ、 フィッチ・レーティングス[6]
- 軽飛行機メーカーのビッグスリー - セスナ、 ビーチクラフト、 パイパー・エアクラフト[7]
- ビッグ3 (経営コンサルティング会社)
マスメディア
編集大学
編集スポーツチーム
編集人物
編集政治
編集- 第二次世界大戦の連合国側のビッグスリー - ヨシフ・スターリン、 フランクリン・ルーズベルト、 ウィンストン・チャーチル[13]「ポツダム三巨頭」とも呼ばれる。
文学
編集- SF界のビッグスリー(世界で最も著名なSF小説家3人) - ロバート・A・ハインライン、 アイザック・アシモフ、 アーサー・C・クラーク[14]
音楽
編集- ラグタイムのビッグスリー - スコット・ジョプリン、 ジェームズ・スコット、 ジョセフ・ラム[15]
- 三大テノール - ルチアーノ・パヴァロッティ、プラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラス。
- ビッグ・スリー (フォーク・グループ) - en:The Big 3 (folk group) - ママス&パパスの前身となったアメリカ合衆国のフォーク・グループ
スポーツ
編集ゴルフ
編集- ゴルフのビッグスリー - アーノルド・パーマー、 ジャック・ニクラス、 ゲーリー・プレーヤー[16]
バスケットボール
編集NBAでは3人のスター選手を揃えるビッグスリーが2018-19シーズンまで長年主流となっていた[17]。
- NBAサンアントニオ・スパーズ・ビッグスリー(2004-05シーズンから2016年までの中心選手)
ティム・ダンカン、トニー・パーカー、マヌ・ジノビリ[18]
NBAチャンピオン4回 トリオ通算レギュラーシーズン試合数NBA歴代1位、勝利数NBA歴代1位
トリオ通算プレーオフ試合数NBA歴代1位、プレーオフ勝利数歴代1位。 - NBAボストン・セルティックス・ビッグスリー(1980年代の中心選手)
ラリー・バード、ケビン・マクヘイル、ロバート・パリッシュ[19]
NBAチャンピオン3回 トリオ通算レギュラーシーズン試合数(729試合)、勝利数NBA歴代2位(540勝)、トリオ通算プレーオフ試合数NBA歴代3位(150試合) - NBAボストン・セルティックス・ビッグスリー(2007-08シーズンの中心選手)
ポール・ピアース、ケビン・ガーネット、レイ・アレン[20]
NBAチャンピオン1回 - ビッグスリー (マイアミ・ヒート)、NBAマイアミ・ヒートのビッグスリー(2010-11シーズンから2013-14シーズンまでの中心選手)
レブロン・ジェームズ、ドウェイン・ウェイド、クリス・ボッシュ[21]
NBAチャンピオン2回
NBAクリーブランド・キャバリアーズ ビッグスリー(2014-2017シーズンの中心選手
レブロン・ジェームズ、カイリー・アービング、ケビン・ラブ[22]
NBAチャンピオン1回
- BIG3 (バスケットボールリーグ) - アメリカの3on3のバスケットボールリーグの名称。
野球
編集- MLB球団アトランタ・ブレーブスのビッグスリー - グレッグ・マダックス、トム・グラビン、ジョン・スモルツ[23]
- MLB球団オークランド・アスレチックスのビッグスリー - ティム・ハドソン、バリー・ジト、マーク・マルダー[23]
- MLB球団ロサンゼルス・ドジャースのビッグスリー - ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマン、大谷翔平[24][25][26]
- 日本の高校野球ビッグ3(2007年当時の大物選手) - 中田翔、由規、唐川侑己[27][1]
- 日本の高校野球ビッグ3(2021年当時の大物選手、すべて投手) - 森木大智、風間球打、小園健太[28]
バレーボール
編集- 全日本男子チームのビッグスリー(1972年ミュンヘン五輪の金メダリスト) - 大古誠司、森田淳悟、横田忠義[29]
- 全日本男子チームのビッグスリー(1980年代当時、女性ファンが多かった3選手) - 川合俊一、熊田康則、井上謙[30]
サッカー
編集テニス
編集- 男子プロテニス選手のビッグスリー - ロジャー・フェデラー、 ラファエル・ナダル、 ノバク・ジョコビッチ
アンディ・マリーも含めてBIG4と呼ばれることもある。
→詳細は「BIG4 (テニス)」を参照
演芸
編集軍事
編集その他
編集フィクション
編集脚注
編集- ^ a b “過去にはこんなBIG3が “最強”は法政三羽烏”. スポーツニッポン. (2011年10月27日) 2016年12月10日閲覧。
- ^ クライスラーは2021年 ステランティスの傘下となり、「ステランティス・ノースアメリカ」と社名を変更し、クライスラーはステランティスのブランドのひとつとなった。
- ^ “ビッグ3”. コトバンク. 2013年5月20日閲覧。
- ^ “鉄道ビッグ3に食い込め、世界20兆円市場争奪戦”. 日本経済新聞. 2014年2月24日閲覧。
- ^ “The Big Three: meet the world's top consulting firms” (英語). Thegatewayonline.com. 2014年9月2日閲覧。
- ^ “Credit where credit’s due” (英語). Economist.com. 2014年9月2日閲覧。
- ^ Pattillo, Donald M. (1998). A History in the Making: 80 Turbulent Years in the American General Aviation Industry. New York: McGraw-Hill. ISBN 0-07-049448-7 p83
- ^ 日本民間放送連盟編集『日本民間放送年鑑 '90(平成2年版)』1990年、コーケン出版、1990年、146ページ。
- ^ “Getting HYPed for the Princeton-Yale-Harvard Triangular Meet This Weekend” (英語). SwimSwam.com. 2014年9月2日閲覧。
- ^ “'Big three' lose hold on Dutch premier league” (英語). NRC.nl. 2014年9月2日閲覧。
- ^ “Besiktas fans reveal united front” (英語). BBC.co.uk. 2014年9月2日閲覧。
- ^ “Portugal New Jose Maria Pedroto Needed in Portugal as Big Three Dominance Back” (英語). InsideFutbol.com. 2014年9月2日閲覧。
- ^ “The Rise and Fall of the Big Three” (英語). Historytoday.com. 2014年9月2日閲覧。
- ^ “The Big Three Asimov, Clarke and Heinlein” (英語). SFandFantasy.co.uk. 2014年9月2日閲覧。
- ^ “Who are the big three of ragtime???” (英語). Oocities.org. 2014年9月2日閲覧。
- ^ “ビッグスリーで始球式=マスターズゴルフ”. 時事通信. 2013年5月20日閲覧。
- ^ “ビッグスリーからビッグツーへ、新たな時代を迎えるNBA”. スポーティングニュース (2019年10月17日). 2020年6月16日閲覧。
- ^ “The Spurs' Big Three is already the most impressive big three” (2014年3月16日). 2014年3月16日閲覧。
- ^ “When greatness comes in threes” (英語). ESPN.com. 2014年9月2日閲覧。
- ^ 宮地陽子 (2012年10月25日). “【NBA】セルティックスの「ビッグ3」終焉。レイ・アレンがボストンを蹴ったワケ”. Sportiva. 2013年3月31日閲覧。
- ^ “NBA=ヒートがニックスを撃破、「ビッグスリー」が73得点”. ロイター (2012年4月16日). 2013年3月31日閲覧。
- ^ “ビッグ3だけで合計101得点、キャブズがレイカーズを下しプレイオフ進出を決める”. www.sportingnews.com. 2022年10月13日閲覧。
- ^ a b “Big Three” (英語). Baseball-reference.com. 2014年9月2日閲覧。
- ^ 「大谷翔平がベッツ&フリーマンとの「BIG3」結成へ「人としてももちろん素晴らしい」」『スポーツ報知』2023年12月15日。2024年6月5日閲覧。
- ^ 「ニックネーム、何にします?ベッツ・大谷翔平・フリーマン、最強MVPトリオ「BIG3」の愛称を現地メディアが募集中 様々な“候補”が集まる」『ABEMA TIMES』2024年3月5日。2024年6月5日閲覧。
- ^ 「ドジャースは「ビッグ3」の一角・フリーマンの看板直撃の特大アーチで先制 韓国ファンもどよめき」『スポーツニッポン』2024年3月17日。2024年6月5日閲覧。
- ^ “由規復活か!?07年・高校生BIG3の現在地”. スポーツニッポン. (2016年6月30日) 2016年12月10日閲覧。
- ^ 風間球打は直球 小園健太は変化球 森木大智はセンスがいい…高校BIG3徹底比較 11日ドラフト(2021.10.5 スポーツ報知のサイト)
- ^ ミュンヘン金メンバー悼む 大古氏「われわれは松平一家」 ― スポニチ
- ^ “モテ男”川合、ガイチら、男子バレーのイケメンを紹介|コラム|バレー|スポーツナビ
- ^ “岡崎、本田、香川「ビッグ3」が招集外 欧州遠征”. 日刊スポーツ. (2017年10月31日) 2017年12月6日閲覧。
- ^ “ハリル監督、香川・本田・岡崎の“ビッグ3”再招集視野”. サンケイスポーツ. (2017年11月11日) 2017年12月6日閲覧。
- ^ “中島、出場1分弾!森保J初ゴール “新BIG3”連動”. スポーツニッポン. (2018年11月21日) 2019年3月27日閲覧。
- ^ “「お笑いBIG3」の素顔を“付き人”ジョニ男、アル北郷、松尾伴内が証言”. お笑いナタリー. ナターシャ (2018年4月29日). 2021年9月9日閲覧。
- ^ 人工島の軍事拠点化ほぼ完成--南シナ海、米中衝突のシナリオ(小原凡司 中国戦略の裏を読む、2017.7、ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト)
- ^ http://big-3.jp/ 2017年1月29日閲覧。
- ^ “最低限これだけ! はじめてのフリーウェイトでやるべき「新BIG3」”. tarzanweb.jp (2020年6月25日). 2021年7月3日閲覧。
- ^ “筋トレビッグ3「ベンチプレス・スクワット・デッドリフト」の正しいフォームと効果的なやり方 | トレーニング×スポーツ『MELOS』”. MELOS(メロス) (2021年6月18日). 2021年7月3日閲覧。