カラヌス目(Calanoida、ヒゲナガケンミジンコ目)は、甲殻類の一つである。ほとんどの種は動物プランクトンであり、近縁の分類群と共にカイアシ類と呼ばれる。

カラヌス目
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
亜門 : 甲殻亜門 Crustacea
上綱 : 多甲殻上綱 Multicrustacea
: 六幼生綱 Hexanauplia
亜綱 : カイアシ亜綱 Copepoda
下綱 : 新カイアシ下綱 Neocopepoda
上目 : 前脚上目 Gymnoplea
Giesbrecht, 1882
: カラヌス目 Calanoida
学名
Calanoida
Sars, 1903

分類

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10上科に46科が属する[1]。種数はWoRMSによる[2]

Epacteriscoidea
底生。Pseudocyclopoideaと近縁である。
Pseudocyclopoidea
底生。
アリエテルス上科 Arietelloidea
中深層-漸深層浮遊性。
ディアプトムス上科 Diaptomoidea
沿岸-淡水浮遊性。発達した機械受容器を持つ。
カラヌス上科 Calanoidea
Bathypontioidea
漸深層浮遊性。
ユウカラヌス上科 Eucalanoidea
リオカラヌス上科 Ryocalanoidea
スピノカラヌス上科 Spinocalanoidea
クラウソカラヌス上科と非常に近縁であり、多くの特徴を共有する。漸深層浮遊性。
クラウソカラヌス上科 Clausocalanoidea
雄は口器が退化しており、餌を食べない。

脚注

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  1. ^ Marine Planktonic Copepods - Calanoida”. 2012年10月24日閲覧。
  2. ^ Calanoida in WoRMS”. 2012年10月24日閲覧。