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音が伸びやかなのに枯れた印象を覚えるのは、この曲がもうすぐ終わることを知っているからだろうか。ただの澄み切った空気のような、なんの不足もない世界。不足のない世界はすぐに終わる。
43:00 低音のgが響き、中音域でdの電子音が伸びる。
43:04 a#が重なる
43:06 fが重なる。しばらく重なったまま同じ音が伸びる。
43:07 小さく中音域でgの音
43:14 輪郭薄い高めのd#の音が聞こえる
43:17 か細い音で高いdが鳴る
43:19 輪郭の曖昧な中音域のaの音
43:21 電子的な中音域cが伸びる
43:24 d#でモワモワした音、低音で曖昧なfの音がほぼ同時に
43:28 cの低音、このあたりで音量が抑え気味になる
43:31 高音寄りのa#のシンセが伸びて、そこに中音のdが乗り合う
43:37 a#が伸びたまま、低音のd
43:43 a#がfになり、再びa#(幾度どなく繰り返されたパターン)
43:48 小音量で高音のd#が聞こえる
43:51 低音の靄が少し押し寄せる、基音はdのよう
43:53 fのシンセが伸びていく、低いdも持続する
43:57 fが少し揺れてすぐに安定する
しかし、本当に終わるのだろうか。永遠に続きそうな気もしてきた(あと約20秒)。