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Googleのスマートスピーカーで生成AI「Gemini」を動作させるテストが進行中

 Googleのスマートスピーカー「Nest」シリーズで、同社の生成AI「Gemini」を動作させるテストが実施されていることが明らかになった。

 これは今月上旬に発見されたもので、GoogleアシスタントがGeminiを利用することにより、従来と比べてより複雑なトピックを素早く要約し、流暢な会話ができるほか、音声自体もより自然なものが利用できるようになるという。現時点ではまだパブリックプレビューという位置付けで、利用できるのは「Nest Aware」を契約している米国の18歳以上の英語でのユーザーのみ、試験運用版のAI機能にオプトインする必要があるほか、対応するスマートスピーカーも現時点で「Nest Audio」と「Nest Mini(第2世代)」のみ、かつ、Voice Matchがオンになっている必要があるなど条件があるが、スマートスピーカーでは競合となるAmazonのEchoシリーズは生成AI搭載のAlexaの実装は遅々として進んでおらず、今回の件でGoogleが一歩先んじたことになる。スマートスピーカーの勢力図が大きく書き換わる可能性もありそうだ。