国会図書館、1920年代からのSP盤など「歴史的音源」公開、一部ネットでも
国立国会図書館は5月31日、歴史的音盤アーカイブ推進協議会(HiRAC)がデジタル化した音楽・演説などの「歴史的音源」を提供開始した。多くは館内で提供するかたちだが、一部はインターネットでも公開している。
「歴史的音源」のウェブページ |
1920年代から1950年代に国内で製造されたSP盤など2485点について、国会図書館の施設内で提供する。NHK、ビクターエンタテインメント、EMIミュージック・ジャパン、日本コロムビア、キングレコード、テイチクエンタテインメントの6レーベルの音源が含まれているという。
このうち著作権および著作隣接権の保護期間満了を確認した99点を、同館のウェブサイトにおいてFlash形式でストリーミング配信している。例えば、三代目三遊亭圓馬(1882~1945年)の落語「三人旅」(ビクター、1928年)などがある。
なお、歴史的音源のウェブページでは、インターネット公開していない音源についてもリストの閲覧や検索、書誌情報の確認が可能だ。
6月末に1万8361点(うちインターネット公開は487点)を追加するのをはじめ、最終的に約5万点の音源を公開する予定だ。また、公立図書館でも全音源を視聴できるよう検討・準備を進めていくとしている。
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(永沢 茂)
2011/6/1 06:00
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