海岸段丘の農園日誌

湘南の海岸段丘の一角に借りている家庭菜園などで行っている色々な活動を記録しています。

日々の花(042)(01月04日)

 日々の花の第四十二回目です。本ブログには日々撮影した花の写真の中から選定していますが、基本的には植物全体の姿と花に近づいて花を撮影したものの二つを基本として掲載しています。
 植物の名称の判別はスマホアプリのPicture Thisによる判別機能を中心にしており、その他の種類の判断材料については、みんなの趣味の園芸(NHK)、LOVEGREEN、庭木図鑑植木ペディアなどを主に利用しています。当該植物の様々な説明についてはWikipedia、みんなの趣味の園芸(NHK)、Picture This、LOVEGREEN、庭木図鑑植木ペディア、コトバンクなどに記載されているものを参考にして、自分なりの文章にした上で記載しています。
 本日(01月04日)については、ラナンキュラス、コチョウラン、ビワ、ストック、アメジストセージを掲載します。


 ラナンキュラス
 ラナンキュラス(和名:花金鳳花)はキンポウゲ科キンポウゲ(金鳳花)属で、多年生の球根植物で、原産地はヨーロッパ、西アジアです。ラナンキュラスの名前は「小さなカエル」の意味があり、本属に多く見られる菊葉の葉の形状をカエルの足に見立てたことに由来している英語読みの名前です。
 早春から春にかけて切り花や鉢花として流通している秋植えの球根植物で、高温期には休眠します。


 ラナンキュラスの花


 コチョウラン
 コチョウラン(胡蝶蘭)はラン科コチョウラン属の熱帯性の茎を持たない着生植物で、原産地は東南アジアです。和名のコチョウランの由来は、白い花が咲いているのが白い蝶が舞っている姿のようだと例えられたとされています。
 本来のコチョウランの花の時期は春ですが、現在では開花株が贈り物などとしてほぼ一年中流通しています。贈り物として定着したのは、一鉢でも見た目が豪華で、育て方が簡単で花が長持ちすること、花の香りが強すぎないことなどの特徴とともに、「幸福が飛んでくる」という花言葉がありますので、お祝い事や開業の際に幸福が舞い込んでくるようにという願いを込めた縁起の良い贈り物として利用されているようです。

 コチョウランの花


 ビワ
 ビワ(枇杷)はバラ科シャリンバイ属の常緑高木で、原産地は中国南西部で、日本には古代に持ち込まれた考えられており、日本では四国、九四国、九州で帰化植物として自生しています。和名のビワの語源は実の形が楽器の琵琶に似ているからだとされています。
 古くから果実として栽培されていましたが、本格的に利用されるようになったのは江戸時代後期に中国から唐ビワと呼ばれる大粒のものが入ってからで、長崎県を中心に栽培が本格化したと言われており、現在流通しているビワはこの唐ビワを品種改良したものです。


 ビワの花


 ストック
 ストック(アラセイトウ;紫羅欄花)はアブラナ科アラセイトウ属の多年草で、南ヨーロッパ原産ですが、日本では夏の暑さに弱いために秋蒔き一年草として扱われています。日本には江戸時代初期に渡来し、大正時代には切り花用として栽培されていました。ヨーロッパでは古代ギリシャ、ローマ時代から薬草として栽培されている長い歴史を持つ花です。
 ストックの名前は英語でStock=幹・茎で、茎が木の幹のようにしっかりしていることに由来していると言われています。和名の由来はポルトガル語で葉がラシャに似た毛織物「raxeta(ラセイタ)に似ていることから、「葉ラセイタ」→「アラセイタ」→「アラセイトウ(紫羅欄花)」と変化したと言われていますが、現在ではストックと呼ばれることが多いようです。


 ストックの花


 アメジストセージ
 アメジストセージはシソ科アキギリ属の多年生の草本植物で、メキシコ中部及び南部や中米を原産地としており、日本には明治時代後期に渡来した観賞用のセージです。メキシカンセージ、メキシカンブッシュセージ、ベルベットセージとも呼ばれ、ます。
 ベルベットような青色や紫色の萼が特徴的で長い花穂が好まれて、一度植えれば何年も楽しめるために広い庭や公園などに植えられることが多いようです。


 アメジストセージの花

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