いつもの「感情を込めては歌いません」という台詞。―― 広島から東京に出てきた頃の思い出と重なるものはありました?
のっち: ありましたね。やっぱり思い浮かぶ映像っていったら、上京してきた時に3人一緒の寮に入ったんですけど、その時の寮の部屋の感じっていうのが浮かびました。
―― その時の感情は歌に込めたりしましたか?
かしゆか: 込めてないですね。いつも感情込めずに歌うようにしてるので。歌詞は理解しても、気持ちを込めるのとはまた別で、「へぇー」っていって客観的に。ほんとにリスナーの方がCDを開けて歌詞を見た時と同じ感覚でいただいてます。
―― 今までの近未来感とか世紀末感っていうのは、やっぱり幅広い抽象的なもので。今回は、すごく具体的なんですよ。”Dream Fighter”もそうなんだけど、Perfumeもここまで来たんだなあ、そういうメッセージを背負うことがひとつの面白さになる立場になってきたんだなあ、と思って。だから、極端な話、今までの曲を聴いて涙する子はいないと思うけど、”ワンルーム・ディスコ”を聴いて涙する子はいると思うんですよ。
かしゆか「現実味があるからですか?」
―― そう、現実味があって自分に置き換えやすい楽曲だから。
あ~ちゃん「ああ、なるほど。」
―― それで何が訊きたいかっていうと、そういう曲に出会って、歌うときの気持ちは3人の中でどのぐらい変化したのかなっていう。
のっち「歌うとき、何か考えた?」
かしゆか「少しだけ明るくしてみました」
―― へー、明るくね。
かしゆか「今までほんとに何一つ意識してこなかったんですよ。インタビューのときにふたりの話を聞いて、『あ、わたしも意識しとけばよかった』って思うことがよくあったんです。それで、曲を聴いたときに明るい曲だなって思ったんで、やっぱりわたしも明るい気持ちで歌ってみようかなっていう意識はしてました」
のっち「たしかに、かしゆかが『GAME』の曲とか歌うとき、もうちょっとかわいらしく歌えばいいのなっていうときがあって。この曲楽しい曲なのにすごいぶっきらぼうに歌うなって思ってたんですよ」
―― はははは。
かしゆか「えー、無意識」
あ~ちゃん「ウケる(笑)」
のっち「でも、出来上がりはそれがいい味になってたりしたんですけど、今回はたしかに楽しそうに歌ってた、声が明るかった」
かしゆか「いろいろ遊んでみようと思って、1番と2番の歌い方を変えてみたりとか、使われても使われなくてもいいやって--中田さんってそういう人なんですよ、いいとこ取りをしていく人ですし。もともとどう仕上がるか予想がつかないんだから、自分でいろいろしていこうかなと思って。明らかに変えていくっていう感じではなくて、ちょっとずつの変化をつけて、使われなくてもいいやっていう感覚で遊んでみました。何ですかねこれ(笑)。『もっと来てー』ってオープンになっちゃった感じがありますね」
書いてるの:キド
ここは、木村カエラと掟ポルシェと宇多丸とミドリとBase Ball Bear小出と凛として時雨ピエール中野とダイノジ大谷と田上よしえとSPECIAL OTHERSと下井草秀と菊地成孔と亀田誠治と松本亀吉と大谷能生と佐々木敦と辛酸なめ子とプロレスラー佐藤光留と久保ミツロウと羽生生純とばらスィーと東村アキコと深町秋生とYoutubeとスペイン人とニコニコ動画とアイマスMADとAC公共広告機構とセガトイズとマンガ喫茶自遊空間と任天堂伝説のスタフィーとパッパラー河合と桃井はる子と中田ヤスタカと木の子とサブカルとアイオタと最古参と古々参と古参と新古参と新参と新新参とシェルターとニーツオルグネットラジオと彼女ら自身の実力と魅力のおかげで売れた、Perfumeのファンサイトです。
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