▼一曲目で泣きそうになった。むちゃくちゃ三人が遠くて、それだけすんごい広い会場でやれてるってことで、ほんと遠い存在になって、ほんとにほんとに良かった。
▼テレビに出るようになってからこっち、ポンとそこだけ切り出して、編集して笑いが取れるような、そういうことを求められ出した今、昔の見る影もなく他人のパクリだらけになってしまった西脇さんですが、そのいつも(これが「いつも」のことになってしまったことがとても悲しいけども)とてもつまらない、あのコールアンドレスポンスでtrfのsurvival dAnceやるクダリは、今回ばかりは笑ってしまった。でも、僕がやっぱり西脇さんで面白いと思うのは、大本さんに言った「喋ることに困ったら、すぐ裏のこと喋ろうとしてからにー」のようなそれまでのMCの文脈を踏まえた彼女個人の言葉のほうで、「男の子ー」と言われるたびに、「眼鏡のひとー」と言われる度に該当してるから「いえー」とか言わないといけないけど、いいたくねーなと煩悶とした感じに襲われるアレの四京倍は面白いと思う。
▼新曲。初めて聴いた。あの中田の最近使い倒しているビープ音はやっぱり好きじゃないけれど、武道館の音響が悪かったのかそんなに目立っていなくて、上物が良く聞こえた。上物はもうこれはほんとにJ-POPで最高だった。新曲良かった。
▼edge 死ぬほど嫌いだけども、振りはとても面白かった。「誰だっていつかは死んでしまうでしょう」のクダリでスクリーンにメンバーの歌い姿が写り、それに対して体育座りと斜に構えて立ち姿で静止して見ている三人という振りが、このPerfumeらしくないと言われている歌詞に対する、MIKIKOなりの批評性の表れのように感じられた。あのような歌詞を歌うスクリーン上の、パブリッシュされるPerfumeを生身のライブの三人は観客に背を向けて、つまり三人すらも観客と同じ目線で、それを見ているという振り付けのように見えて、児玉裕一監督『シークレットシークレット』と相似した、客観性と批評性をあの『静止という振り』で持たせており、なんて素晴らしい振りなんだと思った。他に振りつきで披露された曲も、時折「けんけんぱ」や「やじろべえ」の動きなど、民族伝承的な要素を取り込んでおり、素晴らしく素晴らしい振りだった。
▼終演後。足に障害のある方が、満面の笑みで付き添われながら二階席の階段を登っている姿を見て、座席がある公演で、そして広い会場になってほんとに良かったと思った。
▼外の花輪。今回から電通が初登場。漁夫の利すぎる。嫌なかんじだなと思いました。
▼正直、中の物販より、会場外の物販のほうがアガる。AXの外の物販以来、ひさびさに生写真以外のグッズが出てた。生写真のラインナップが変わってなかったな。もっと肖像権を無視してください。
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