プロジェクターでPV(スウィートドーナッツモノクロームエフェクトビタミンドロップ)
エレクトロ・ワールド
おいしいレシピ
コンピューターシティ
MC
リニアモーターガール
モノクロームエフェクト
スーパージェットシューズ
MC
Perfumeメドレー
・OMAJINAI★ペロリintroフェイント
・ビタミンドロップ
・イミテーションワールド
・カウンターアトラクション
・彼氏募集中
・ジェニーはご機嫌ななめ(BPM早め)
・OMAJINAI★ペロリoutro
衣装チェンジ(繋ぎのBGMにPlus-Tech Squeeze Box "town's BGM")
パーフェクトスター・パーフェクトスタイル
コンピュータードライビング
スウィートドーナッツ
Perfume
>>アンコール
Twinkle Snow Powdery Snow
wonder2
MC
サンタが街にやってくる(ゲストのbuzz/Candyと)
とりあえず曲順だけアップ。おいしいレシピ→コンピューターシティの流れには鳥肌立った。来年も活動します!としきりに強調してたよ良かった。スーパージェットシューズはもう見れないと思ってたから嬉しかったね。
以下、感想。
ライブが終わってからずっと、ずっとPerfumeのことを考えていた。忘年会で友達とバカな話をしていても、バイクに乗っていても、検問でアルコールを検査する棒に息を吹きかけている時も警官の顔を見ながら、Perfumeのことを考えていた。気持ち悪いと思う。でも、あのライブのあとからずっとモヤモヤしているのだ。
自分でも整理するために、まずはライブ当日のことを話そう。整理番号100番台で入ったのは良かったものの、場所取りに失敗したのだ。それが分かったのは、ライブ開始してからちょうど三曲目、コンピューターシティをPerfumeが歌いだして、わたしがおいしいレシピからそのコンピューターシティへのダンスの繋がり・曲構成、展開それら全てに鳥肌を立てていた時だ。アンプスピーカーがある前方とは明らかに方向の違う、自分の横側から「どぉしーてー」と男性の声が聞こえたのだ。何かの間違えだと思った思いたかった。「ねぇこんぴゅーたー」間違いない、歌ってやがる横の男!「こぉんなぁにー」確かに横の男性は一曲目のエレクトロワールドから(というよりメジャー以降の曲だけ!)全ての振りをトレースしていたあの満員のアストロで、だ。「くーるーしーぃのぉー」それ自体は僕は何も否定的な気持ちは起きない。むしろ、あの伝説の、アイドルイベントとはかくもアングラなのかと思わされた『SPICE』において、アイドルファン・ファンの盛り上がりがいかに演者にとって心強いものか、そしてその延長線上にオタ芸があって、オタ芸をする人・そして周りが見えないほど演者と対峙していると周りから見える人のなんと(アイドルにとって)心優しいことかも痛感した。だから、むしろこの行動自体は自分は出来ないが故にすごいなぁとすら思っていたのだ。「あぁーどーぉーしーてー」けれど自分は彼の歌を聴きに来た訳じゃないPerfumeを見に来たんだよ!「おーかーしーのー」集中だ。今日という日を、ワンマンライブという日をどれだけ楽しみにしてきたことか!もうワンマンがもしかしたら無いかもしれないんだ今日は解散の発表があるかもしれないんだ「こんぴゅーたー」集中!「してぃー」できない!!!!!!
もうこの瞬間から横の男を、彼の歌声を、トレースする振り付けを(彼はコンピューターシティでめちゃくちゃケツ(とあえて表記する)を震わせていた!本人達という最上のパフォーマンスの前で、同じ動作だが対極にあるかのようにしか、もはや思えない酷く荒削りで中途半端で自己中心的で、そして何よりも憎悪すら覚える汚い振りを見なければならないのか!これはなにかの苦行か!)、公演中ずっとずっと意識せざるをえなくなった。もう舞台にだけ、演者にだけ集中するということが出来なくなったのだ。お願いすればよかったのかもしれない。「歌わないで下さい。」と。でも、歌っている彼は無意識であって悪意は無い。悪意があれば注意もできる。でも彼は単純に公演をより自分より集中して、演者と対峙して楽しんでいるんだなと思うと、その時点で自分は負けたような気がしてしまって、声をかけて彼の集中を壊すのを躊躇ってしまった。っていうか歌うのだけはやめてくれよ!お願いだから!
自分の場所取りの不注意から招いたこのようなことがあり、今回のライブは純粋に楽しむことが出来なかった。
その点を差し引いて(差し足して)考えるのに時間がかかっていて、今も考えているのだ。
ライブ自体はいつものPerfumeどおり素晴らしかった。Twinkle Snow Powdery Snowも実際箱で聴くと素晴らしかった前言撤回完全首肯。参った。でも、やっぱり何かがしっくりこない。たとえば、去年のワンマンでかしゆかが彼氏募集中のときに思わず歌詞を変えて「みんな大好きー!」と言ったような、そういうライブ感。たとえば、彼氏募集中やスーパージェットシューズをやったときに嬉しい自分と、周りの「アイドルすぎるねぇ」といった苦笑にも似た雰囲気との齟齬。変わらないことがいいことだとも思わないし、変わることがいいことだとも単純に思わない。ただ、今考えると、あのライブはPerfumeの「アイドル性」との決別、とまでは言わないまでも、距離を置くという意思表示だったのだと思う。少なくとも楽曲上は。思い出してほしい。一番最初、プロジェクターで流されていたアイドルアイドルしたインディー三部作のPV、そしてその三つが流れ終わりスクリーンがせり上がった裏から出てきたPerfumeが歌うはエレクトロワールド。成長。洗練。研磨。成長した分、自分がPerfume見ている年月分、その流れは必然だと思えるようになった。し、むしろそういうPerfumeだからこそ好きなんだと思う。いつも前以上に面白かったからね。だからこれで多分もう彼氏募集中もスーパージェットシューズもやることは無いんじゃないのかな。そういう清算的な意味合いを含めたこのライブが彼女達にとって初めてのライブDVDになり、その題名が『ファン・サーヴィス[bitter]』だというのはあまりにも皮肉で、出来すぎた話だ。と思うので考えすぎだと思いたい。というのが今の一応のあのライブのもやもやとした感想だ。
あの娘達僕が「アイドルであることをやめないで」と言ったらどんな顔するだろう。
あぁ、そうか、『テクノポップユニット』なんだ。
これからもテクノポップユニットPerfumeを見ていきたいと思います。
- http://hyperf.blog84.fc2.com/tb.php/16-6a6c5e57
1件のトラックバック
Perfumeをアイドルと見る人
アーティストと見る人
色々ですね
この頃に方向が定まったのか
元々定まっていたのか
ヤスタカの作戦なのか…