公園で樹木(クロガネモチ、ナナミノキ)
先週になりますが、枚方、交野方面に出かけて、赤い実の生る木、クロガネモチとナナミノキに会ってきました。
歩いたのは、枚方の山田池公園と、交野山あたり。
いろいろ見られたのは、山田池公園でした。
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山田池のほとりのクロガネモチ。
街路樹や公園でよく見る姿です。この木は、おそらく植栽でしょう。
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公園には、池の周りの雑木林の多くが、ほぼそのまま残されていました。
そんな林で見つけた、実がまばらなクロガネモチ。こちらは、自生だと思います。
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逆光で見る、クロガネモチ。葉が透けて、きれいです。
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青空バックのクロガネモチ。
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実の生りのよいクロガネモチ。
植えられているクロガネモチは、どこで見てもよく似ていますが、山田池公園の林で見るクロガネモチは、けっこう、個体差がありました。
園芸用のクロガネモチは、同じ品種がもとになっているのでしょう。
続いて、ナナミノキ。
実は、見たかったのは、こちらです。
少し前、神戸市内の自生があるらしい場所に行ったのですが、全然見つからず。
日を変えて、宇治の奥の方を探しても見つからず。
もう一度、調べなおして、三度目の正直で、確実に見られそうな枚方、交野に来ました。
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ナナミノキです。
クロガネモチによく似ていますが、葉っぱの形や、実のつき方、実の形が微妙にちがいます。
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ナナミノキは、大木になるので、高いところに実が生り、あまり近づけませんでした。
この写真が、望遠で撮った、精いっぱいの大きな実の姿です。
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ナナミノキは、樹皮がすべすべで、白くなるのですね。
クロガネモチも、同じように白くなります(こちらは、幹の写真を撮っていません)。
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鈴なりのナナミノキの実。
かなりの大木で、とても高いところに生っており、これが精いっぱい。
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ナナミノキの方が、少なかったです。
ナナミノキは、初夏の頃、淡い紫色の美しい細かい花をつけるので、また、その頃に見に行こうと思います。
クロガネモチも同じ頃咲きますが、こちらは、地味な花です。
クロガネモチもナナミノキも、同じ、モチノキ科モチノキ属なんですね。
モチノキ属には、他に、モチノキ、ソヨゴ、イヌツゲ、タラヨウ、アオハダなど、割とよく知られた仲間があるのですが、これらが同じモチノキ属だとは、ナナミノキを調べるまで知りませんでした。
けっこうバラエティに富んでいるのですが、同じ属なんですね。
枚方の山田池公園には初めて行きましたが、これほど、自然の林が残されている公園だとは思っていませんでした。
池の周りを一周しましたが、けっこう広くて、いろんな木がたくさんありました。
散策路沿いの木には、名札がかかっているので、樹木を覚えるのにもいいですね。
自宅からそんなには遠くないし(街を抜けるので道は混みますが)、新緑の春、葉が茂る初夏、紅葉の秋など、季節を変えて訪れ、なかなか覚えられない樹木の勉強をしなくては。
公園を散策した後、交野市いきものふれあいの里がある交野山を歩いたのですが、低山なのに起伏の激しい山道で、駐車場からも遠く、なかなかしんどかったです。
ナナミノキはあったのですが、やはり大木で、実もほとんど落ちていて、写真を撮るには不向きでした。
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