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頑張れ! 石田Jr!

先日、1984年の高校野球夏の選手権大会で、あのKKコンビのいたPL学園を破って全国制覇を成し遂げた取手二高のエース 石田文樹さんが41歳の若さでお亡くなりになったことにちらっと触れましたが、石田さんが亡くなられた翌日、息子さんが悲しみに堪えて北神奈川大会で先発投手として登板したことを知りました。全精神を試合に集中させていたのか、8-5で霧が丘高校に勝利しましたが、新聞に載っていた試合後に涙を流している写真に、思わずもらい泣きしてしまいました。 今大会、桑田さん、川相さん、大久保さんなど元プロ野球選手のジュニアが注目されていますが、いずれも甲子園出場経験のある高校に在籍していらっしゃいます。 

石田さんの息子さんは、旧北部?学区(現在学区全廃)のトップ校だった文武両道の川和高校の生徒さんとのこと。 川和のエース、加藤君(現・ヤクルト)、丸山君、いずれも慶應に現役合格しています。 去年は加藤君が川和の試合の応援に駆けつけたこともあり? 準々決勝まで進出しましたが、神奈川県は私立独占状態であり、Y校(横浜商業)の出場を最後に、公立高校は甲子園に出場していません。 そういう状況も熟知している中、敢えて公立の進学校を選択したのは勇気のいること。 卒業後はどういう進路をとられるのかわかりませんが、加藤君、丸山君に続いてエンジョイベースボール 、エンジョイスクールライフ の慶應に進学されたら・・・なあんて勝手に夢見ています(あくまで妄想なので、スルー願います )。 経済学部は数学的才能がないと厳しいのですが、他の学部は語学さえ真剣にとりくめば、あとは えとび(=AとB)です。 私は唯一N岸先生の授業でD評価(翌年リベンジのA)、自由科目として経済学部の授業を選択して、試験放棄したにもかかわらず、何故かCがついていた  T尾先生以外は全て「えとび」でした。「えとび」といえば、「E藤先生(後に塾高の校長)の美術」、略して「えとび(しかもAとBしかつけないから えとび の説も)」というのもありましたが、野球部の選手が藤沢のはずれにあるキャンパスで授業びっしり受けるのはかなり大変なことと思いますので、三田の学部が良いと思います。

話が横道にそれて申し訳ありませんでした。

実は石田さんが優勝した1984年の夏の大会は、優勝した取手二高、PL学園よりも神奈川代表として出場した桐蔭学園の知性派・志村投手に注目してしました。 あの清原選手さえ、この志村投手のところにサインをもらいにいったそうです。 初戦では捕手の大久保選手(弟さんは元ベイスターズの小桧山投手と桐蔭、慶應でバッテリーを組んでいました)がホームランを放ち、志村投手を援護、残念ながら3回戦で鹿児島商工に2-0と惜敗(その鹿児島商工は、準々決勝で取手二高に7-5で負けています)しますが、後に慶應に進学、それまでお話にならないほど悲惨な野球部がリーグ優勝、しかも神宮大会でも優勝しました。 まさに志村様様でした。 もし甲子園で桐蔭学園が鹿児島商工に勝っていたなら、次の試合は取手二高だったのです。 その後、石田さんは早稲田、志村投手は慶應に進学したので、石田さんが退部していなければ、対戦の機会もあったはず。 私の手元にある「Number 129 開幕直前特集 夏の甲子園」の記事を引用させていただきますと、「昭和43年の丸山(興国高校)以来、甲子園の優勝投手が久々に早稲田に入学した。 今春は出番がなかったが、秋のリーグ戦にはその雄姿を神宮に見せて欲しいものだ」とあるだけに、今となっては非常に残念です。ちなみに丸山さんは、プロには行かず、大昭和製紙に就職したそうです。

北神奈川大会は私立の強豪がひしめきあっている激戦区ですが、石田さんの息子さんには勝っても負けても悔いの残らない試合をして欲しいものです。 次は20日(日)秦野球場で淵野辺高校と対戦します。 

ところで、塾高の外野手・鈴木(裕)君の弟さんが早稲田実業のエースとして活躍して早くも注目されています(府中西戦で、エース小野田君のリリーフとして登場)。 両校甲子園に出場すれば兄弟対決が実現するのですが、神宮球場までお預けでしょうか?

ハーレム国際大会の情報が伝わってこないのですが、日本は結局3位決定戦で台湾に破れ4位になったそう。 優勝は米国。 公式サイトによると、中田君(亜細亜大学)が唯一賞を獲得したようです。  「most populair player」 ということで 美女二人から祝福のキス(オチャメ)。

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