Pushbulletの代わりにPushoverを使ったら良い感じ！

情報管理LOGの@yoshinonです。
Pushbulletという超ご愛用だったサービスが、iOSから失われて失意のどん底だったのですが、覆水盆に返らず、失われたものにいつまでも拘泥していては前に進めません。そこで、現在、様々な方策を試している段階です。
今回は、Pushoverという老舗のサービスを使って、代替できないか探ってみました。
かなり良い感じでファイナルアンサー出たか？
と思っています。

【　Pushbulletの代わりにPushoverを使ったら良い感じ！　】　　 　１．前提条件の共有 　２．Pushoverとは何か？ 　３．グループの作成をする 　４．ブックマークレットに仕込む

まずは、状況の前提条件について皆様と共有したいと思います。
このあたりの経緯を知らないと、この記事の価値はないと思いますので。

まずは、Pushbulletとは何かですが、これは対象となるデバイスにプッシュで通知を送ることができるアプリです。

こんな感じでモバイル端末からPCに送れるのですよ。奥の方に見えるChromeにタブが自動で開かれているのが見えるでしょうか？もちろん、PC→モバイル端末と逆もできるわけす。しかも、プッシュで送れるというのが、最高でした。




こちらが、サービスサイトとアプリです。

Pushbullet - Your devices working better together





実は2020年にPushbulletは、iOS、Android両方からダメ出しをされており、風前の灯火でした。
しかし、Androidに対しては、ちゃんと修正をして対応していきました。しかし、iOSに関しては、メンテナンスコストなども考えて提供しないことを決定してしまったのです。Oh…。

そういうわけで、Android用のアプリはあります。うらやましい限りです。
Androidの皆さんは、引き続き快適生活を送ってください。

PushbulletがiOSで公開停止された？

私が愛用しているサービスでPushbulletというのがあります。もうすでに十分有名だと思いますが、滅茶苦茶便利なんですよ。ところが、最近、このPushbulletに対する各社の風当たりが強すぎて、心配していました。そうしていたところ、App StoreからとうとうPushbulletが消されてしまいました。今回は、この絶望的状況について書いていきます。

少なくとも、私にとっては、超手軽にURLやテキストをPC・モバイル双方に送る手段として愛用していただけに、その代替手段についての模索をしていたのです。

ん？2020年なら２年前だよね？なんで今頃？

と疑問に思われるのもごもっともだと思います。
実は、その間ずっとiPhone8を使っており、サービス自体は継続していたので、アプリはそのまま使えていたのですよ。そして、つい最近iPhone12 miniに替えたことで、一気に問題が顕在化したというわけです。
先送りにしていた宿題が、いきなり目の前に現れた感ありますね。

２年前に絶望の淵に立たされていた皆さん、お元気でしょうか？

まあ、絶望しているだけでは前には進めないので、現在色々と新しい方向性を探っているところです。そこで、Google Keepを当面の代替手段としてやってみました。

Pushbulletが使えなくなったのでGoogle Keepで代替した

私が超ご愛用していたPushbulletがAppStoreから削除されたのは、2020年のことでした。Chrome拡張機能やAndroidは、依然として健在なもののiOSからは姿を消してしまいました。私自身は、iPhone8を使い続けていたので、とりあえずアプリは消さない限りは残っていました。しかし、それもiPhone12に機種変したことによって、いよいよお別れの時が来てしまいました。超便利なPushbulletなき世界をどう生き...

しかし、これは決してプッシュじゃないのですよね。
送った情報が、送られた先でプッシュで開かれるというのが、望ましいわけです。
そこで、Pushoverというサービスを使ってみることにしました。





Pushoverというのは、プッシュ通知を送るだけというシンプルな機能を持つサービスで、こういうサービスとしては、老舗になります。

Pushover: Simple Notifications for Android, iPhone, iPad, and Desktop

Pushover makes it easy to get real-time notifications on your Android, iPhone, iPad, and Desktop (Android Wear and Apple Watch, too!)

もちろん、老舗になるのは、それなりに理由があるわけで、シンプルだけで生き残っているわけではありません。IFTTTやZapierなどの自動化サービスとの連携やAPIを公開していたり、かゆいところに手が届くようなきめ細かいサービス群になっていたりするのです。

と書きつつも、決してとっつきやすいサービスではないというも確かなんですよね。
でも、怖がらずにやっていきましょう。

まずは、アカウントの作成をします。





そうすると、このような画面になります。
この画面の「Your User Key」と「To receive Pushover notifications from e-mails」と書かれたメールアドレスは、絶対に人に知られないようにしてください。悪用されたら目も当てられなくなります。下のメールアドレスは、そこにメールすることで、プッシュ通知ができるようになるというものです。





PCのChromeでこれをやっているのですが、次にiPhoneの方にもアプリをインストールします。Android版もあるので、こちらの方が汎用性アリですね。



立ち上げるとすぐにログイン画面が出てきます
先ほどの PC でログインした
ID（メールアドレス）とパスワードで
ログインをしましょう。





最初にデバイス名を聞かれるので、分かりやすい名称を付けてしまいましょう。私は「iphone12mini」にしました。





※ついでにiPad mini 6にもアプリを入れてデバイス登録しました。





ここで登録したデバイス名は、重要なのできちんと記録しておきましょう。





次にPushoverのWeb側の設定をしていきます。
何をするのかというと、デバイスグループを作成していきます。
なぜ、グループを作成するのかというと、先ほどの「Your User Key」が漏れると大変な事になるので、漏れても削除すれば問題なしなグループでKeyを発行するためです。

「Your Delivery Groups (Create a Group)」の「Create a Group」をクリックします。





以下を入力していきます。

Group Name：分かりやすい名称を付けましょう。
User Key：始めて作成するなら空欄で
User Device Name：先ほど作成したデバイス名を入力。
User Device Name：別に空欄で問題なし。





で、「Add User」して他のデバイスを追加しても良いし、１台だけならば、そのまま「Create Delivery Group」をクリックします。

といいうわけで、iPhoneとiPadを別々にグループとして作成しました。





こんな風にKeyが別に発行されます。このKeyは、メインのキーと同じ役割を果たすのです。
そして、このKeyは、何度でも発行可能なので安全性が担保されるという仕組みなのです。




ここまでが、準備段階です。





次にいよいよPC側のChromeからモバイルデバイスに送るための方法を仕込みます。
これに関しては、こちらのサイトで紹介されている「Pushover Bookmarklet」というサービスを使います。

通知専用アプリPushoverの便利な使い方

Pushoverが無料で試せるようになったので、単なる通知をどうやって便利に使いこなすかという解説。

Scrounge Lounge: Pushover Bookmarklet
Scrounge Lounge: Pushover Bookmarklet




こちらの「User Key」のところに先ほどのグループで作成したKeyを入力します。「Title」は、分かりやすく「iPhone」にしました。
そして、「Generate Bookmarklet」をクリックします。




生成されたブックマークレットは、そのままChromeのブックマークバーなどにドラッグ＆ドロップしてしまいましょう。
もしも、複数デバイスの設定をしたい場合は、同じことを繰り返してください。

では、やってみましょう。
まずは、iPhoneにPCのChromeから送ってみます。
通知が来るので、それをタップするだけでiPhoneのChromeにURLが送られて開かれます。




まるで、Pushbulletじゃないか！

Pushoverをデバイス毎にブックマークレットに登録したので、時間差で別々に送信してみます。
ちゃんと、別々に送信されているのが分かりますよね？




こんな感じで、フォルダに入れてみました。







非常にPushbulletと酷似した挙動ができるので、もうほぼファイナルアンサーな気がするのですが、いかがでしょうか？
しかし、実はいくつか課題があるのです。
それは、
・モバイルデバイス→PCをどうするのか？
・URLだけではなく、テキスト送信をどうするか？
とかですね。
このあたりが、解決できないとファイナルアンサーと言えないかな？と考えています。
近いうちに、これらを解決していきたいと思います。


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