Pushbulletが使えなくなったのでGoogle Keepで代替した
情報管理LOGの@yoshinonです。
私が超ご愛用していたPushbulletがAppStoreから削除されたのは、2020年のことでした。Chrome拡張機能やAndroidは、依然として健在なもののiOSからは姿を消してしまいました。私自身は、iPhone8を使い続けていたので、とりあえずアプリは消さない限りは残っていました。
しかし、それもiPhone12に機種変したことによって、いよいよお別れの時が来てしまいました。超便利なPushbulletなき世界をどう生きるかが課題となりました。
今回は、その代替手段として愛用しているメモアプリであるGoogle Keepで代替してみました。
【 Pushbulletが使えなくなったのでGoogle Keepで代替した 】 1.Pushbulletとは何か? 2.2020年にPushbulletがiOSのAppStoreから無くなる 3.Google Keepを代替手段として使ってみる |
まず、Pushbulletとは何かですが、これは対象となるデバイスにプッシュで通知を送ることができるアプリです。
そういうわけで、Android用のアプリはあります。うらやましい。そういうわけで、Androidの皆さんは、引き続き快適生活を送ってください。
Pushbullet - Your devices working better together
やたらと絶賛していますが、実際にはどんなことができるかというと、こんな感じでモバイル端末からPCに送れるのですよ。奥の方に見えるChromeにタブが自動で開かれているのが見えるでしょうか?もちろん、逆もできるわけす。
すごいですよね??
これが、失われるなんて…Appleよ…。
2020年には、GoogleやFacebook、Appleが一斉にPushbulletに対して改善を求め始めました。
どうやらセキュリティポリシー違反があるので、すぐに改善せよみたいな感じだったという記憶です。Googleなどに関しては、即対応し修正をしたのですが、iOSについては削除に踏み切ってしまったのです。
Hey, sorry just saw this post. We have unpublished our iOS app.
The root issue is that Apple now requires "Sign in with Apple" for any app that offers Google / Facebook sign in. We have no interest in adding yet another sign in option everywhere, which is a lot of work, just to make Apple happy.
Instead, we'd love to just leave our iOS app alone for the time being, however Facebook has gotten angry we haven't updated our Facebook Login SDK on iOS. Thus, they've forced our hand to either go through all the work of updating our app, or instead, simply unpublish.
For those not aware, fully updating our iOS app for the latest versions of Swift, iOS, etc and then adding Sign in with Apple is a huge amount of work. Sadly iOS is our least popular / used platform. It's also the platform we can to the least interesting things. As a result, we've chosen to unpublish it for the time being to focus on the platforms where we can do more interesting things.
こちらが、PushbulletがApp Storeから削除した理由のようです。
どうやら、iOS13以降にサポートされた「Appleサインイン」を実装しなければならなくなったものの、そのための作業コストの大きさが、割に合わないので一時公開を休止するとのことでした。しかも、iOSは全プラットフォームの中で一番ユーザー数が少ないので、それだったら、他のプラットフォームの充実を頑張るわみたいな感じですね。
とはいえ、端末から消さない限りは、使い続けられるとのことだったので特に不満もなく使っていたのでした。しかし、iPhone12に機種変したことによって、
「そういえば、Pushbulletなくなったのだった…」
という事実を突きつけられました。
2年越しの伏線回収といったところでしょうか。うぅぅ。
そういうわけで、やや絶望の淵にいたのですが、まあ失われた過去にいつまでも囚われていては前に進めません。とにかく、代替手段として現実的なことを考えなくてはいけません。
そこで、Pushbulletでできていたことをもう一度整理すると
Chrome(PC) → iOS
・右クリックでURLをiOS端末に送れる
・テキスト、写真などファイルをプッシュで送れる
iOS → Chrome(PC)
・共有でChromeでプッシュで送れる
となります。
つまり、どこからでも送れればOKとなるかなと。さすがにプッシュは無理だけど、これならなりそうな予感がします。
で、色々検討してみた結果、
Google Keepでいいんじゃね?
となりました(プッシュはないけど)。
例えば、Chromeからリンクを送る場合は、右クリックから簡単にできるのですよね。
すると、iOS上では、自動的にメモが同期されます。
Pushbulletのように瞬間的にというわけにはいきませんが、サクッと同期されます。こちらは、iPadのGoogle Keep。
テキストも範囲指定して、右クリックからGoogle Keepに保存できます。
では、iOSの方からはどうでしょうか?基本的には、共有Extentionを使ってやります。
テキストも簡単にできますね。
で、何よりも重要なのは、Chromeなのです。
ChromeのGmailやGoogleカレンダーには、アドオンを追加することができるのですが、そこにGoogle Keepを追加できるのです。私は、常にGmailとGoogleカレンダーのタブの固定をしているので、いつでもKeepの内容を見ることができます。
こちらの同期は、一瞬です。ほぼ即時同期できる感じですね。
ちなみに、PC→iOSで便利だなと感じるのは、画像を送るときですね。
右クリックで即画像を保存できるのはもちろん、
iOS上のGoogle KeepでOCRできるのです!
このあたりは、Pushbulletにない魅力ですよね。
完全な代替ではないけれども、ほぼ置き換え
とりあえず、代替手段としてGoogle Keepでやってみましたが、意外に使い勝手が良いですね。PCから画像を送って、iPad上でOCRしてテキスト貼り付けなんかもできたりするので、そういう意味ではPushbullet以上な部分も出てきました。あちは、プッシュでできたら最高なんですけどね。
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