心に繋がれた足枷
3月11日、14時46分。
日常が、日常でなくなった日
東日本大震災。
その3ヶ月後の6月、私は岩手県に向かいました。
人手が欲しい、たった3日間だけでも来てほしい。と、電話でやり取りをしていた老人ホームのお手伝いに。
施設側は、私の介護職経験を欲しがっていた訳ではないんです。
介護職員の方も、仮設住宅から出勤している状況でしたから、ボランティアが一人でも入れば心強かったんです。
施設長さん、職員さん、そして何より利用者さん。
みんな、温かい笑顔で迎えて下さりました。
まるで、こちらが勇気を貰えるような感覚でした。
3日間、早かった。あっという間でした。
後で岩手のお菓子を送って貰い、美味しく頂きました。ごちそうさまです。
まだまだ、心が曇ってしまう方もいるでしょう。
大丈夫。
「一緒に歩こう」と手をつないでくれる人は、いるからね。必ず。