インターネットの備忘録

インターネット大好きな会社員がまじめにつける備忘録です。

「私たちは、生きていさえすればいいのよ」

タイトルは太宰治「ヴィヨンの妻」から。

ヴィヨンの妻 (新潮文庫)

ヴィヨンの妻 (新潮文庫)

 

 週末、遅れたお誕生日祝いということで映画(三度目のマッドマックス・立川シネマシティで)を観に行ったあと8時間くらい飲み歩いてたんですけど、だいぶ泥酔したタイミングでいろんな重たい話をしてしまって、つい「ずっと死にたいと思ってる」とカミングアウトしちゃったんですよね。

そんなこと言っても簡単には死ねないわけですし、死ぬ死ぬ言ってる人ほど長生きすると言われてますし、たぶんわたしもそこそこ生きちゃうと思うんですけど、子供の頃から定期的にやってくる「自分のことがものすごく嫌いになるタイミング」が消えてくれなくて、その波が来るたびに「あ〜〜〜死にたい」ってなる。この2年はそれが常にという感じなので、ビッグウェーブが来るたびなんとかして追い払っているんですが、いやーもうこれいい加減飽きたわ、疲れたわ、と最近強く思うあまり、ポロッと他人に言っちゃったんですけど、自分で言ったあと「いやこんなこと書いといて自分には価値がないから死にたいとか言動不一致すぎるやろ」と思って反省しました。

hase0831.hatenablog.jp

幸も不幸も、楽も苦労も表裏一体で、「楽は苦の種、苦は楽の種」ということわざの通り、どちらだけしかない、というわけではないのかもしれません。もちろん渦中にいるときはしんどいし苦しいし、もうこれから先すてきなことなんて何一つ起こらない、と思ってしまいがちなんだけれど、だからこそいつか必ず明るくあたたかで幸せな日だって来る、と思いながら、日々を重ねていくしかないのでしょうね。期待しすぎるのもよくないですが、悲観的すぎても楽しくない。

「ヴィヨンの妻」のヒロイン「さっちゃん」のように、どんなことがあってもただ生きていさえすれば、きっとなんとかなる。それにこういう波ってきっと誰にでもあって、それぞれが自分なりに追い払ってやっつけて生きているんだろうと思うので、わたしもそうしようと思ったのでした。

 

 最近毎日更新にチャレンジ中なので、あまり熟考せずエモい感じのまま文章を書いて公開、というのを続けているのですが、金曜と土曜、飲んだ相手どちらからも「ああいうポエム大事だよ、どんどんポエム書いていきなよ」と言われたので、こういったような感じで引き続き思ってることをむきだしにして書いていくぞ。

 

今日はそんな感じです。

チャオ!

ヴィヨンの妻 (新潮文庫)

ヴィヨンの妻 (新潮文庫)

 

太宰はこの2作も美しくて好きです。 

 どちらも穏やかで繊細で、ハッとするような切り取り方で、日常のやさしい景色が描かれています。

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