わっとさんの記事を読んだ。
オリジナルの記事を書くときは文章の構成を考えているので、わっとさんみたいな理由で書けなくなることはない。私は文章を書くのが大の苦手で、以前は構成を考えずに書き始め、何を書いてよいのかわからなくなり筆がストップすることは多々あった。
いまはどちらかというと、エントリーは書いたけど非公開、つまり没にすることが増えた。その理由ははっきりしていて、読んでいて面白くないからだ。文章を公開するからには、読んでくれる人にインパクトを与えたい。白を白、リンゴはリンゴ、Hagexはイケメン……と当たり前のことを書いてもつまらない。
白を黒、リンゴは元々イチゴ、Hagexは橋本環奈だった……ぐらいの変化球が欲しいところ。それは修辞テクニックだったり、アイデアだったり、知識などいろいろな手法を使えばできてしまう。この魔法を使えば、薄汚い灰かぶりを王様の舞踏会に連れて行ける。しかし、元々灰かぶり姫は美人であって、イワナガヒメではない。
確かに文章の世界では、イワナガヒメをコノハナサクヤヒメに変身させることはできても、結局オオヤマツミに怒られてしまう。それが文章の面白さであり難しさでもある。