こんにちわ。編集Sです。先週末やっとの思いで11月号の編集作業を終えました。次号の予告のエントリはハカ子にお願いしたので、きっとやってくれている(?)と思います… ということでこちらは別の話題をば…
私事ですが、今年に入ってから、なぜかIntel Macを2台ほど衝動買いしてしまいました。Core DuoのMac Book Proと、これまたCoreDuoのMac miniです。どちらも新機種登場で値下がりしたのを秋葉のショップで発見してしまったからなんですね。
Macの洗練されたデザインには屈しがたく、「まぁサーバーすればいいし…」、「リビングに設置すPCはやっぱりMacだよね~」などと後付の理由を並べて、自分にいいきかせて、エイヤッで買ってしまったんです(アホですね)。
というわけで、最近では"Mac萌え!"、"ジョブス・マンセー!"なマカーになっています(笑)。
自分にとってIntelMacの最大の魅力は… 生粋のマカーの方からお叱りを受けそうなんですが… やっぱりWindowsが動くこと。これはよくよく考えてみると後付の理由なんですが、やっぱりイイです。
話変わって本誌の話。HackerJapan11月号では「対決! VMware v.s. Virtual PC」という企画を掲載しています。本誌読者の方なら仮想化ソフトはよく使うと思うのですが、その代表格2本のパフォーマンスを徹底的に比較しています。気になる方はぜひぜひ記事をチェックしてくださいませ。
記事はWindows上で動く仮想化ソフトを取り上げていますが、マカーな編集SとしてはMacOS Xで動くParallelsやVMware Fusionも取り上げようと声高に主張したんです(笑)。
しかし結果はボツ。Macのユーザー数を考えればこれは妥当な決定なのですが、個人的は釈然としないので(笑)、ここで比較しちゃいます。
私事ですが、今年に入ってから、なぜかIntel Macを2台ほど衝動買いしてしまいました。Core DuoのMac Book Proと、これまたCoreDuoのMac miniです。どちらも新機種登場で値下がりしたのを秋葉のショップで発見してしまったからなんですね。
Macの洗練されたデザインには屈しがたく、「まぁサーバーすればいいし…」、「リビングに設置すPCはやっぱりMacだよね~」などと後付の理由を並べて、自分にいいきかせて、エイヤッで買ってしまったんです(アホですね)。
というわけで、最近では"Mac萌え!"、"ジョブス・マンセー!"なマカーになっています(笑)。
自分にとってIntelMacの最大の魅力は… 生粋のマカーの方からお叱りを受けそうなんですが… やっぱりWindowsが動くこと。これはよくよく考えてみると後付の理由なんですが、やっぱりイイです。
話変わって本誌の話。HackerJapan11月号では「対決! VMware v.s. Virtual PC」という企画を掲載しています。本誌読者の方なら仮想化ソフトはよく使うと思うのですが、その代表格2本のパフォーマンスを徹底的に比較しています。気になる方はぜひぜひ記事をチェックしてくださいませ。
記事はWindows上で動く仮想化ソフトを取り上げていますが、マカーな編集SとしてはMacOS Xで動くParallelsやVMware Fusionも取り上げようと声高に主張したんです(笑)。
しかし結果はボツ。Macのユーザー数を考えればこれは妥当な決定なのですが、個人的は釈然としないので(笑)、ここで比較しちゃいます。
■実験環境
・実験機:MacBookPro
OS:Mac OS X 10.4.10、CPU:Core Duo 2GHz、メモリ:2GB、HDD:100GB
Boot Campを使い、Windows XP SP2をインストール。HDDのパーティションはMac OS X側が60GB、Windows側が40GBとなっています
実験に使った仮想化ソフトは以下のとおり。
・Parallels Desktop 3.0 for Mac(ビルド4560)→以下Pallares
・VMware Fusion 1.0(ビルド51348)→以下VMware
どちらのソフトもBoot CampにインストールしたWindows XPを仮想ディスクとして扱う機能があるので、これを利用することにしました。実験にあたっては、
・BootCampを使ってWindowsを起動したとき
・Pallares(ゲストOSに割り当てたメモリ:768MB、ビデオメモリ:64MB)を使ったとき
・VMware(ゲストOSに割り当てたメモリ:768MB)を使ったとき
の3つの環境での動作を比較しています。
■テスト1 HD BENCH対決!
まずはWindowsではお馴染みのベンチマークソフト、HD BENCH(Ver3.40β6を使用)を走らせてみます。CPU性能以外にも描画やHDDのスピードなどもテストすることができます。
●Boot Camp
ALL | Integer | Float | MemoryR | MemoryW | MemoryRW | DirectDraw | Rectangle |
57833 | 284740 | 188798 | 128818 | 95794 | 187596 | 58 | 24523 |
Text | Ellipse | BitBlt | Read | Write | RRead | RWrite | Drive |
10575 | 8920 | 190 | 25996 | 23068 | 9497 | 12225 | C:100MB |
●Parallels
ALL | Integer | Float | MemoryR | MemoryW | MemoryRW | DirectDraw | Rectangle |
30359 | 144366 | 65477 | 56160 | 95794 | 127577 | 33 | 33559 |
Text | Ellipse | BitBlt | Read | Write | RRead | RWrite | Drive |
11301 | 7354 | 95 | 9320 | 851 | 8062 | 859 | C:100MB |
●VMware
ALL | Integer | Float | MemoryR | MemoryW | MemoryRW | DirectDraw | Rectangle |
30549 | 144225 | 95198 | 65208 | 55734 | 126567 | 29 | 18185 |
Text | Ellipse | BitBlt | Read | Write | RRead | RWrite | Drive |
5777 | 8340 | 77 | 9348 | 8444 | 7046 | 4374 | C:100MB |
描画についてはParallelsの圧勝となっていますが、HDDへの書き込みテストがVMwareの1/10、BootCampの約1/25程度の結果しか出せていません。
実際のテストでもParallelsの場合は、マシンが固まったか!? と思うほどの時間のかかりようでした。
一方のVMwareですが… Windows版ではVirtual PC 2007に比べ描画能力が低いことが指摘されていますが、Mac版でも同様の結果になってしまいました。
■テスト2 スーパーπ対決
こちらもクロックアッパー(?)には有名なツールです。ひたすら円周率の計算をするというこのプログラムは、CPUの性能を測るにはもってこいです。ちなみにプログラムの入手先はこちらです。
テストでは、それぞれの環境で、104万桁・209万桁の2種類の計算を行っています。Boot Campでは、プログラムが表示した結果の数字をそのまま載せていますが、ParallelsとVMwareではストップウォッチで計った結果となります。というのも仮想マシンでの時間が信用できるかどうか不明だからです。結果は以下のとおりです。
●Boot Camp
・104万桁→31秒
・209万桁→1分19秒
●Parallels
・104万桁→34秒
・209万桁→1分21秒
●VMware
・104万桁→35秒
・209万桁→1分20秒
結論からいうと、どの環境でも大差はないように思います。仮想マシン内の時間についても、今回の実験レベルではほとんど心配する必要はありませんでした。むしろ実験に使ったストップウォッチのボタンを押す誤差の方が大きかったかもしれません(笑)。
■テスト3 動画エンコード対決!
約1時間のMPEG2のファイル(約1.8GB)をTMPGEnc Plus 2.5を使ってMPEG1に変換してみたテストです。
●Bootcamp→30分19秒
●Parallels→???
●Vmware→47分22秒
他のテストは9月中旬に済ませていたのですが、エンコードのテストだけは後回しにしていたんです。で、10月上旬にいざテストと思ったのですが、そのときにはParallelsの仕様期間が終了していて… すみませんm(_ _)m。このテストのみParallelsの結果がありません。HDDへの書き込み速度の遅さがテストにどの程度影響するかは、個人的にも知りたいところだったのですが…
■雑感+おしまいに
さて、実施していないテストもあるといったトンデモな検証ですが、Macの仮想化ソフトはどんな目的で使ったらよいでしょう??
例えばMacからは見ることができない(例えばGyaoなど)サイトのサービスを使う、IEとSafariでWebサイトの見え方をチェックする、といったライトな使い方であれば、MacOS上でWindowsを立ち上げて使うのもいいと思います。
この場合は、描画能力の高さからParallelsを使った方がいいかもしれません。余談ですが、インターフェイスの点でもParallelsの方が洗練されている印象を持ちました。VMwareも悪くはないですし、基本的にはWindows版VMwareなどとほぼ同じなので、操作に迷うことはないのですが、Parallelsの方がMacっぽい感じしますし、マカーにとってはこの点が重要なのではないかと思います。
VMwareについては、使えるゲストOSの資産の多さが魅力です。Windows版などで作ったゲストOSも単純にコピーするだけでMac上で使えるようになります(VMware Toolsを入れなおした方がよいケースもありますが…)から、仮想ネットワークを使ってペンテストなどの実験をしたいような人にはもってこいと言えるでしょう。
で、Windowsのパフォーマンスを重視する人は素直にBoot Campを使いましょう。クアッドコアが2つでメインメモリが4GBのMac Proなら快適かもしれませんが、メモリ2GB程度の環境だと、仮想マシンではどうしても多少の"もっさり感"は否めません。
最後になりますが、今回の検証はあくまで編集Sの環境で行った結果です。読者の方の環境では違った結果になることも充分考えられますので、あくまで参考程度に見てもらえるとありがたいです。では。
この記事へのコメント
各々の比較、面白く見させて頂きました。
VMfusion2を購入しましたが、Winソフトが動作しないものが結構たくさん有って困っています。
そこで、それぞれのソフト対応の比較を投稿出来るブログを作ってみてはいかがでしょうか?
VMfusion2を購入しましたが、Winソフトが動作しないものが結構たくさん有って困っています。
そこで、それぞれのソフト対応の比較を投稿出来るブログを作ってみてはいかがでしょうか?
2009/06/04(木) 10:01 | URL | f.fujita #-[ 編集]
実に興味深い検証ありがとうございます。
Windows版VMwareをかなり長い事使用している私が若干気になった点ですが、ディスクやメモリのパフォーマンスの検証については、VMwareではvmwaretoolsインストール後のディスクドライバのキャッシュ有無設定や、VM設定のメモリトリミングの有無などでもかなりスコアが変わりますので、このあたりも考慮したほうが良いかもしれません。
Windows版VMwareをかなり長い事使用している私が若干気になった点ですが、ディスクやメモリのパフォーマンスの検証については、VMwareではvmwaretoolsインストール後のディスクドライバのキャッシュ有無設定や、VM設定のメモリトリミングの有無などでもかなりスコアが変わりますので、このあたりも考慮したほうが良いかもしれません。
2010/02/12(金) 20:28 | URL | とおりすがり #mQop/nM.[ 編集]
いい
2012/09/01(土) 17:07 | URL | 愛読者(推定) #-[ 編集]
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近頃のMacにはBootCampが標準装備され、実質Windowsとの障壁は無くなったといっても過言ではありません。
今回は、Mac上でWindowsを動かす5つのソフ...
2009/07/13(月) 20:40:18 | rynote