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2012年7月16日 (月)

上小阿仁村 またしても医師が逃散

また逃げたというよりもむしろ、え?まだいたの?という気持ちの方が先に立つニュースなのですが、ともかく世に未だ情弱の種は尽きまじということなんでしょうか?

上小阿仁村の公募医師が辞意 3人連続1年で/秋田(2012年7月14日さきがけ)

 上小阿仁村の村立上小阿仁国保診療所長を務める男性医師(49)が、村に辞意を伝えていたことが13日分かった。退職日は未定。村は慰留を諦め、無医村を避けるため後任探しを始めた。村では連続して3人が就任から1年ほどで辞意を示したことになる。

 村によると、医師はことし5月、診療所事務長を通じて村に辞意を伝えた。中田吉穂村長が直接慰留に努めたが、意思は変わらなかった。村は後任が決まるまで診療の継続を期待している。

 医師は昨年6月、村の公募に応じて北海道北見市から赴任した。退職理由について、取材に「内地の気候が合わないからで、後は特にない」と話した。

 前任の女性医師は京都府福知山市から2009年1月に就任したが、一部住民との不和が原因で10年2月に辞意を示した。多くの村民の慰留で一度は辞意を撤回したが、後任が見つかったのを機に昨年5月末に退職した。

 この女性医師の前の男性医師は、公募で採用された初めての医師。07年11月に栃木県日光市から赴任し、翌年末で退職したが、辞表提出後、村の広報誌に「村執行部の医師に対する見方、接し方、処遇の仕方の中に医師の頑張る意欲をなくさせるものがあった」「次の医師が見つかっても、その人も同じような挫折をすることになりかねない」などとする意見を掲載、波紋を広げた

さすがに3年連続全く同じニュースが続くと「もうこのネタ秋田」と言いたくなってきますけれども、むしろ気になるのが49歳という高齢とも言い難い年齢の医師が今どきこんなトラップに引っかかるとは、一体それはどんな情弱なのか?と言う気がしないでもありません。
当の医師は取材に対して「内地の気候が合わないからで、後は特にない」などとよく判らないことを語ったということなんですが、もちろん北見と比べれば気候も相応に異なっては来るのでしょうが、やはり過去の経緯からすると今回も同じようなことが少なからずあったのだろうなとは想像されるところですよね。
ちなみにこの「聖地」上小阿仁村における一連の出来事の経緯については当「ぐり研」でも何度か取り上げて来たところですが、「新小児科医のつぶやき」さんが非常に丁寧にまとめられていますのでご参照いただければ話が早いかと思います。

【参考】上小阿仁村後日談(2012年3月31日新小児科医のつぶやき)

しかし秋田の片田舎にある小さな村なんて誰も知らないのが当たり前でしょうに、こうして毎年の恒例行事によって今や全国に名を轟かせることになったのですから良い村おこしにはなったのでしょうか?
上記「新小児科医のつぶやき」さんの方でまとめていただいた過去の経緯に今回のニュースまでの追加情報を有志の方がまとめていただいていますので、せっかくですから引用させていただきたいと思いますが、何しろここまで見事に同じパターンの繰り返しというのも芸がなさ過ぎるというものではないかとも思います。

2007年04月 小林前村長が24年ぶりの選挙の末に当選
2007年05月 前々々任の医師が退職
2007年11月 前々任の医師が就職      6ヶ月の無医村状態が解消
2008年03月 前々任の医師が辞意を表明  前々任医師が辞意表明まで4ヶ月
2008年05月 前々任の医師が退職      前々任医師は6ヶ月で辞職
2008年09月 前任の医師が応募
2009年01月 前任の医師が就職        8ヶ月の無医村状態が解消
2010年02月 前任の医師が辞意を表明    前任の医師が辞意表明まで13ヶ月
2011年05月 中田村長就任
2011年06月 現在の男性医師(49)が公募で赴任
2012年07月 現在の医師が辞意を表明    現在のの医師が辞意表明まで13ヶ月

今回辞意を表明した男性医師のキャリアは明らかになってはいませんが、前任地が北見ということであれば相応に僻地診療に通じているベテランだったと考えるべきでしょうし、その前任2名に至っては海外僻地にも赴任して活躍していたようなプロフェッショナルの中のプロフェッショナルであったわけですが、それでもダメだったというのはやはり医療以外の面で大きな問題があると考えるしかありません。
かねて噂に聞くところでは同村では村長選で村を二分する戦いになっていて、医者を連れてくれば村長のポイントになるということから対立候補支持者の側は意地でも医者を追い出そうと頑張っているそうですが、そうした政治的対立に基づく「ためにする医者いじめ」に加えてどうやら以前から自前の医療機関を維持すべきかどうかで村を二分する議論が続いているらしいのですね。
秋田で村と言いますからどんな僻地だと思ってしまいますが、公共交通機関にこそ恵まれていないとは言え村役場から5km圏内には診療所が、そして10km圏内には隣の北秋田市の総合病院もあると言うのですから、わずか人口2500人の小自治体が巨額の赤字を垂れ流しながら自前で医者を雇い診療所を維持するよりも、素直に無医村になって隣町までの交通確保に務めた方が身の丈にあっているという考えは一理あります。

これも噂に聞くところによればこの診療所問題はどうも世代間対立の様相を呈しているということで、無駄な税金を使われるくらいなら車で隣町まで行くわという現役世代は廃止を支持し、移動の足もないんだし歩いていける村内に医者くらいおいてくれと言う年金世代は断固存続を主張しているというのは、かつて医師解雇に大喜びしたD○N村民がそろって若年者ばかりだったという事実とも符合する話です。
実際に同村では平成18年からボランティア有志を募り上小阿仁村移送サービス協会なるNPO法人を立ち上げ、村民を対象にタクシー料金の1/5程度での有償運送事業を開始し順調に利用者も伸びており、さらに近隣駅への乗り合いタクシー運行も開始しているというのですから、別にこのまま診療所廃止で何ら問題ないんじゃない?とは感じられる状況です。
ただし話を聞いてみるとこの運送事業も開始にあたって他ならぬ村議会から熱烈な反対があったようで、しかもその反対の理由というのが「病院帰りにスーパーで買い物されると、村内の店が売れなくなる」からだと言うのですからまさしく典型的な僻地住民の発想というもので、やはりこの問題の背景にも彼ら住民のものの考え方が大いに関係していると考えるべきなのでしょう。
そもそも前医が退職したのも住民票を村内に移せ、給料を減らせと要求されたのも一因という声もあり、結局田舎者にとっては余所者が村の金を奪って村外に持ち出すなど到底許されがたい行為であって、たかだか1億数千万の税収に対して公務員人件費だけで4億4千万というちょっと非常識に見える財政状況も、村の金は全て村のものという発想からすればごく当たり前のことなのかも知れません。
その発想の行き着くところ村立診療所の医者なら「誰が金を払ってると思ってるんだ」と好き放題我が儘が言えるが、町外の病院では強い態度に出にくいという「負い目」も感じているからこその診療所廃止反対論なのかも知れませんが、ただ実際問題として村の都合で廃止が決まったとして、受け入れる周辺市町村の側がウェルカムであるかどうかはまた別問題ですよね。

元々同村が合併協議から離脱し単独存続を決定した経緯というのも合併すれば村に落ちる交付金が減って損だとか、村の誇る秋田杉の山林は自分達固有の財産だからといった金絡みの理由が大きかったとも言うのですが、そこまで金金とうるさい上小阿仁の人々が今さらどの面下げて他人の懐で維持されている村外の医療機関に受診するのかということですし、来られる側もどう対応すべきか迷うでしょう。
今どき田舎の自治体病院など赤字ジェネレーターであることは周知の通りですが、特に当「ぐり研」でも取り上げて来た埼玉千葉のケースを見ても判る通り、昨今では田舎自治体が「いやあ、うちの自前の病院はダメになっちゃったんでねえ」と言っては近隣市町村の病院に患者を次々と送りつけてくる「医療タダ乗り」が大きな問題となっていて、タダ乗りされている側では他地域からの患者受け入れ制限も検討している程です。
ましてや今回のケースでは合併協議を巡ってのいわくもある訳ですし、医療従事者にしてもこれだけ聖地として全国に名を轟かせた同村からの患者受け入れなど有り難くない話でしょうから、存続させて新たな医師探しをするにしろ廃止にして隣町に依存するにしろ、いずれにしても同村としてきちんと過去を総括し改めるべきところは改める必要があるはずですけどね。
無論のこと、そんな殊勝な心がけがあるようなタマでもないだろうということで今後の展開に期待が高まってくるのは当然なのですが、ここまで来ると単なる情弱に留まらず怖い物見たさで「我こそは」と名乗りを上げてくれる医師が現れないものかとも思ってしまいます。

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心と体」カテゴリの記事

コメント

ドキュメンタリー撮ればヒットするぞ

投稿: | 2012年7月16日 (月) 11時53分

まだここに逝く先生がいるんだなと驚くばかり
こういう人って勤務先の評判などまったく気にしないタイプなのかしら?

投稿: 元僻地勤務医 | 2012年7月16日 (月) 14時17分

初代の先生の予言が見事的中
それでも何も変わらない僻地クオリティーが凄すぎる

投稿: アタリ | 2012年7月16日 (月) 19時25分

今回あまり当事者のコメントも出ていないし、あまりに出来すぎた話で一部には補助金目当ての出来レースじゃないかって声もあるくらいなんですが、いずれにしても香ばしいというしかありません。

投稿: 管理人nobu | 2012年7月17日 (火) 07時47分

医者などいらないという村民の何よりの意志表示だろw

投稿: aaa | 2012年7月17日 (火) 10時38分

僻地医療崩壊を歌う
http://www.youtube.com/watch?v=hmd7wCkjV3Q

赤字増やしと責められて 高給取りとなじられて
今日も事務・コメ・ナースのために せっせと点数稼ぎます

三分診療と叩かれて 待つのが長いと愚痴られて
昼飯食うのが夕方で コンビニ行ったらちくられた

心の僻地のお医者さん 夜も寝ないで頑張って
体や家庭を壊しても 誰も認めちゃくれません

深夜の救急切れ目なし 腰痛・鼻かぜ・よっぱらい
やっと医局に戻ったら 内線電話が鳴ってます

救急断わりゃ投書され 院長室に呼び出され
受けたらナス・コメ愚痴だらけ 明日の会議でつるし上げ

点数上げなきゃ責められる いろいろやったら削られる
新築・改築・ヘリコプター 赤字はみんな医者のせい

無理な救急運ばれて 地雷を踏んだら地獄行き
救済判決理屈抜き 後だしジャンケン勝ち目なし

病院さっさと謝罪する 医者を切り捨て和解する
どうせ税金他人の金 医者は呼ばれる人殺し

心の僻地のお医者さん 逃散するなら今のうち

投稿: 逃散するなら今のうち | 2012年7月17日 (火) 11時02分

今回辞める医師がわざわざ誰も行きたがらない上小阿仁まで行ったのは、前任地北見での待遇が悪かったか、またはいじめか何らかのトラブルがあったからという見方はできないでしょうか。

投稿: まぁや | 2012年7月17日 (火) 11時28分

隣接地域にある北秋田市民病院も湖東総合病院もいずれも崩壊間近の名ばかり総合病院なので
必ずしも恵まれた立地というわけでもないですよ>上小阿仁村
ただそれだからこそ来てくれた先生は大事にするべきで同情の余地はないですけどね

投稿: 柊 | 2012年7月17日 (火) 12時05分

3人目にはもう同情は出来ないが、ここにしか行き場がなかったのか?
どうせ患者は多くないだろうし1年限定の出稼ぎなら我慢出来ると思ってたのかもな

投稿: kan | 2012年7月17日 (火) 14時49分

公募する前は医局人事だったんだろうか?
切られるくらいだから当時から民度の低さで有名だったのかもね

投稿: | 2012年7月17日 (火) 15時29分

実際にこの最後に赴任した医師がどんな過去を持っているか、態々やってき意図は分からないが、
それでも医師として、自分が泥を被る覚悟で行くべき!と高い志を持ち、あえて挑んだのかもしれない。
という可能性を最初から除外している意見ばかりなのはちょっと寂しい気がする。
甘いこと言ってるのは分かるんだけど、過去に来てくれた医師たちもそうたったんじゃないのかな~。

投稿: | 2012年7月17日 (火) 16時29分

もちろんそうなんですが、そうなると前任二人の受けた仕打ちを何も知らなかったこの医師の情報収集能力が絶望的に低いということになります。
前任の先生方は本当に僻地診療のプロフェッショナルで熱意もあったのに、ここではまともな仕事がさせてもらえなかったという事実は軽視できません。
例えるなら外科医が手術設備もない病院に赴任するようなもので、熱意はあっても自分の望む仕事が出来るかどうか確認もせず赴任したのなら甘いのではなく未熟だったと言うべきでしょう。
常にリアルタイムで最新情報のアップデートが出来なければ現代医療は成立しないのですから、医師にも最低限の情報リテラシーは必要だと思いますよ。

投稿: ぽん太 | 2012年7月17日 (火) 17時33分

そういうふうに言い切っちゃうと
途上国や戦地などに医療支援に行く医師は情弱
って極論に行き着くんだけど?

投稿: | 2012年7月17日 (火) 19時25分

そういう場所だと知っててカンボジア行って地雷踏んで爆死するのは個人の自由
けど行ってみたら思ったのと全然違ったってさっさと辞めたわけだろ今回は
それもこれだけ有名になった地雷地帯に引っかかるなんて今更同情はされんよ
医療と無関係な2chの素人ですらまたかって言ってるんだぞ

投稿: | 2012年7月17日 (火) 20時29分

けっきょく田舎は小さな都会ではないってことは認めないと仕方ないでしょ
こういう僻地じゃ生まれてから村の外の生活なんて考えたこともないって手合いがいっぱいいて、先祖代々のしきたり守って暮らしてる
そういう老人たち二千人を人並みにしつけるのと、外から来た医師一人を村の流儀に馴染ませるのとどっちが楽かっていえば絶対後者なんで
今のとこ毎年医師が使い捨てになってるけど、それでも村人しつけるよりはずっと効率的なのよ
いい悪い別にしてそういう現実だけはどうしようもないんで、村人の意識が変わらなきゃってのは無理ですから

あとこの村はものすごい勢いで人口減ってて、放っておいても遠からず消滅する定めらしいね
今日のエントリーに習っていえばあとはBSCだけやってても非難されないような段階なのかなとも思うんだけど
医局人事が続いてたら産廃処分場扱いになってたのかも

投稿: 元僻地勤務医 | 2012年7月17日 (火) 21時00分

こういうケースの症例数が増えて対処法もそれだけ認知されてきたということでしょう。
10年前なら場当たり的対応であっても貴重な症例ありがとうございましたで済んでいたとしても、今ではある程度標準的な対応というものも知られてきているので、それを外した場合何故?と問われるのは仕方がないと思います。
もちろん、これこれの判断から敢えてこうしましたとはっきり言えるのであればそれは個人の裁量の範疇でしょうが、今回のケースがどうであったのかは少し情報が不足していると思います。

投稿: 管理人nobu | 2012年7月18日 (水) 08時48分

>行ってみたら思ったのと全然違ったってさっさと辞めた

本人?

投稿: | 2012年7月20日 (金) 00時24分

このお医者さん、千葉県出身で弘前大学医学部卒の人で、前任地の北見の医院に11年いたんだけど、相当な気分が激しい人で、職員や患者さんに暴力・暴言をする人で、患者さんは泣いて怒って転院してしまうし、看護師は退職してしまう人が多かった。そのせいで昨年の春に理事長に退職(実際は解雇)させられて秋田に行ったようだよ。
昨年9月の上小阿仁村の人事異動で看護士2人が診療所から村役場本庁に異動させられたようだから、また北見の時のようにけんかしたんじゃないか?内地の気候が合わないからじゃなくって、そのことで患者から嫌がらせされたから辞めたんじゃないの?

投稿: | 2012年7月30日 (月) 00時53分

上小阿仁みたいな田舎に行く医者は、余所では通用しないのでは?

投稿: | 2012年8月19日 (日) 00時01分


秋田県上小阿仁村は1日、村唯一の医療機関「村立上小阿仁国保診療所」所長の伊尻孝一医師(49)が12日に退職し、
同日付で北海道帯広市の西村勇医師(71)が所長に就任すると発表した。
村総務課によると、伊尻医師が5月下旬、村に辞意を伝えた。村は7月からホームページなどで医師を公募。
西村医師から村に連絡があり、村が9月に面談して採用を決めた。
同診療所を巡っては、伊尻医師の前任の女性医師が2011年5月、「激務をこなせる体力がない」
として退職したが、同村の小林宏晨・前村長は当時の取材に「(一部村民からの)言われ無き中傷により、
心に傷を負わせてしまったことが最大の原因」との見解を示した。

伊尻医師は11年6月に着任し、1年4か月での退職。辞める理由について、村総務課の萩野謙一課長は
「本人の意思なので、村が公式に言うことはできない」とし、同診療所の石上耕作事務長は
「(伊尻医師)本人が取材は一切お断りすると話している」としている。
萩野課長は「村唯一の診療所をなくすことはできない。西村先生の要望には極力対応したい」と話した。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121002-OYT1T00250.htm?from=main3

投稿: 上阿仁村後任ゲットらしい | 2012年10月 2日 (火) 19時20分

情弱医師がまた釣れたのかw
体力切れて辞めた女医より年寄りってww

投稿: aaa | 2012年10月 2日 (火) 20時20分

>相当な気分が激しい人で、職員や患者さんに暴力・暴言をする人で、患者さんは泣いて怒って転院してしまうし、看護師は退職してしまう人が多かった。

そんなモンスタードクターをも撃退する上阿仁村、最強。

投稿: SPK | 2012年10月 2日 (火) 23時21分

ホームページからの応募だからネットは使えるはず
これでまた辞めても情報収集怠った自己責任だな

投稿: イワシの頭 | 2012年10月 3日 (水) 06時41分

どんな環境でも一年くらいなら耐えられるとも言えるわけで。
でもちゃんと後任見つけてくるんだからあんがい役所がやり手なのかも?

投稿: ぽん太 | 2012年10月 3日 (水) 08時41分

今まで失敗したのが若造と女医だけど今度はジジイだから田舎者とは相性いいかもね

投稿: | 2012年10月 3日 (水) 08時58分

ホムペでも募集はかけてたけど募集はホムペ経由とは限らないのでは?
でも何も知らない人にはただの田舎町なのにどうして次々後任が見つかるんだろうね?

投稿: | 2012年10月 3日 (水) 09時07分

>どんな環境でも一年くらいなら耐えられるとも言えるわけで

それそれ。
はじめから一年間の有期契約にしておけば、
「3人連続1年で」なんて揶揄される謂れもなくなり
退職する時にネガティヴな情報を出さずに済むし、
たぶん応募者増にも寄与すると思います。
(「医師不足地域で従事するのに必要な条件(複数回答)は、「一定の期間に限定されている」(54.4%)が最も多かった。」と”えびでんす”も示されていますし)

投稿: JSJ | 2012年10月 3日 (水) 09時34分

自分もあの「期間限定なら」って結果を思い出しました。
でも地元の希望は決まって永く続けられる人なんですよね。
せめて一年契約で水が合えば更新って形にしとけば格好もついたでしょうに。

投稿: 管理人nobu | 2012年10月 3日 (水) 09時47分

田舎じゃ群れの中でのヒエラルキーをビシッと示してやった方がかえってトラブルは少ないもので、今回年齢高めなのはハンデにはならんと思いますな
こういう先生が昔ながらのお医者様スタイルでふんぞり返ってる方が長続きするんじゃないですか?

投稿: 元僻地勤務医 | 2012年10月 3日 (水) 10時46分

よそで拾ってきたネタ。是非 中身をお読みください。

http://books.google.co.jp/books?id=u5NAfft-HqEC&printsec=frontcover&dq=inauthor:%22西村勇%22&source=bl&ots=YKh5ZGzT6Q&sig=eoZde_Zl3s3dmN9A6O5QvmYbSXI&hl=ja&sa=X&ei=7alrUPnbNOmemQWy8YH4Bw&ved=0CDgQ6AEwAQ#v=onepage&q&f=false

ちなみに遺跡検索で、西村勇氏は昭和57年登録のお一人しかヒットしませんな。
今、71歳なら、40歳の時かと。

投稿: JSJ | 2012年10月 3日 (水) 12時08分

…しかしスゴイの召喚しちまいましたねえ。リアルレクター博士か村井長庵か…

投稿: 10年前にドロッポしました。 | 2012年10月 3日 (水) 12時16分

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
西村/勇
1941年三重県伊勢市生まれ。1963年名古屋大学工学部応用化学科卒業。1966年4月通商産業省本省入省。1969年特許庁審査官。2007年臨床医、哲学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

ああ、現在71歳で間違いなさそうですね。
2007年臨床医ってのは、本が出版された時点のことかと。

上記、最初の1、2ページで飽きちゃった方は、P36からの「実験B」とP41からの「実験C」は是非。

投稿: JSJ | 2012年10月 3日 (水) 12時53分

哲学するネタには事欠くまいw
まさに適任者じゃないかww

投稿: aaa | 2012年10月 3日 (水) 13時07分

>P36からの「実験B」とP41からの「実験C」は是非。

拝見させていただきました
実験と言ってますがかなり本物でしょう
いやあ、なんだかオラわくわくしてきたぞ!

投稿: 元僻地勤務医 | 2012年10月 3日 (水) 18時33分

医者いじめの上小阿仁村 「三回チェンジしたらマッドサエインテイストがやってきた」実験目的w
http://matomech.com/article.aspx?aid=5154602&bid=193

ドリームマッチ!医者いじめの秋田県上小阿仁村vsマッドサイエンティスト西村勇医師の対戦に映画化を希望する声多数
http://togetter.com/li/383974

投稿: 西村先生大人気w | 2012年10月 4日 (木) 14時57分

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» 上小阿仁村・記録のためだけに書いときます [新小児科医のつぶやき]
もはや風物詩ですが年表をまとめておきます。 Date 事柄 補足 2007年4月 現村長が24年ぶりの選挙の末に当選 三つ巴の選挙戦 2007年5月 3代前の医師が退職 この時点で無医村 2007年11月 2代前の医師が就職 6ヶ月の無医村状態が解消 2008年3月 2代前の医師が辞意を表明 2代前... [続きを読む]

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