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05 | 2016/06 | 07

エピクテトス 

「記憶しておくがいい、きみを侮辱するものは、きみを罵ったり、なぐったりする者ではなく、これらの人から侮辱されていると思うその思惑なのだ。それでだれかがきみを怒らすならば、きみの考えがきみを怒らせたのだと知るがいい。だから第一に、心像に奪い去られぬようにしたまえ。なぜなら、もしきみがひとたび考える時間と猶予とを得るならば、容易にきみ自身に打ち勝つだろうから。」

「世界史講義録」より引用

古代ローマのストア派哲学者エピクテトスの言葉です。
怒りは自分の中にある。
自分の心は自分でコントロールすればいい。
心理学者のアドラーも似たようなことを言っていた気がしますが、客観的にそこまで自分を突き放して見つめるということは、なかなかできないことだとつくづく思ってしまいます。

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