2012.07.15

猪子寿之×安藤美冬 【第1回】
ランドセルで高校に通った伝説を持つ「異色の天才」猪子寿之はどうやってつくられたのか

猪子寿之さん(チームラボ株式会社代表取締役)と安藤美冬さん(spree代表取締役/フリーランス)。チームラボでは8月12日(日)まで、『We are the Future(藝術超未來)』展を、台湾の台中にある国立台湾美術館DigiArkにて開催しています。

安藤: 猪子さん、こんにちは。今日はよろしくお願いします。これは現代ビジネスでやらせていただく私の連続対談企画『21世紀の歩き方』の記念すべき第1回目で、今回のテーマは「教育」です。

猪子: えっ!? なんで、ぼくと対談で「教育」なの?

安藤: 猪子さんが受けてきた教育や、猪子さんが考える教育論を聞いてみたいからです。ある編集者さんが話していましたよ。「猪子寿之はどうしてあんなにユニークな人格になったんだろう」って・・・。一体、思春期時代、学生時代に奇才、猪子寿之は何を学び、何を考えてきたのか(笑)。つまり広義の意味でどんな「教育」を受けてきたのかは、私だけではなく誰しも気になると思いますよ。

猪子: 別にユニークじゃないよ。いたって普通。

安藤: まあ、変人(失礼)に限ってご自身のことは「普通」だと称するのが世の常ですからね(笑)。また、これは余談なんですけれども、先日、猪子さんは高校生のときにランドセルを背負って登校していた、っていう噂を耳にしまして・・・。

猪子: ちょっと待って、誰から聞きました?

安藤: 猪子さんと同じ高校に通っていたという某女子がそう言っていましたよ。

猪子: ランドセル、背負ってそうだね、ぼくは。

安藤: 「ランドセルで高校に来てましたよ、彼は」って。背負ってたんじゃないですか?

猪子: いや、まったく記憶にないんだけど・・・。背負ってそうだね、確率論的にいうと(笑)。

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