世界各国の携帯電話の使い方が一目でわかる秀逸なサイト
これは必見サイトですよ。
リサーチ会社であるTNSは、携帯電話やスマートフォンユーザーの利用形態を時間帯別・国別にまとめたグラフを紹介しています。
How & when we use our mobile phones (要Flash環境)
それでは試しに日本とアメリカを比較してみましょう。
グラフを見てまず気が付くのは、SMSの利用頻度の違いです。
日本と比べると、アメリカのSMSの利用頻度は極めて高い。利用時間だけでなく、60%前後のユーザーが「毎日使う」と回答しています。 (日本では20%程度)
次に今大人気のソーシャルネットワークサービス(SNS)を見てみましょう。
日本・アメリカとも全時間帯で一定の利用頻度がある事が分かります。 アメリカではFacebookを筆頭に数多くのSNSサービスが稼働中ですが、日本においてはメジャーどころではtwitterとmixiだけ。昨今の情勢から見るとほとんどtwitterにトラフィックが流れていると見られ、日本ではまだSNSに伸びしろがある事が確認できます。
そして両国において携帯電話の利用頻度が極端に下がっている時間があります。
それは晩御飯の時間。朝食や昼食は一人で携帯を眺めながら済ませる事はあっても、夕飯だけは家族や仲間と会話しながら すごしているという事でしょう。少し安心しました。
TNSは今回の調査グラフを通して、将来的なモバイルインターネットの予測を次のように述べています。
「SNSの利用頻度は近いうちに頭打ちになるだろうが、それに代わってソーシャルネットワークやストリーミングTV等のサービスが躍進する。また中国やインド、中南米等の新興国におけるスマートフォン需要が伸びる事によりこの傾向が世界的に加速するだろう」
確かに各国のデータをチェックしていると、先進国と新興国や発展途上国では各サービスの利用頻度に偏りがある事が確認できます。今後スマートフォンの普及や通信環境の普及・改善が進めば、国別の偏りは少なくなっていくのでしょう。
またこのグラフからはその他にも、チリや台湾では午前中が最も携帯電話の利用頻度が高い事や、フィリピンでは早朝にSMSを集中して処理している事等、私たちが普段知り得ない海外の携帯電話の使い方が垣間見れます。
他にも「えっ?」と驚く事がたくさんあるので、皆さんもぜひ、色々チェックしてみて下さい。