
(画像はitmedia.co.jp/より拝借)
改めて、先日のKeynoteを見ていて感じたことですが、「普及価格のMacBook Air」と「Mac App Store」を同時にセットで発表したことに納得している今日この頃です(ちょっと気付くのが遅すぎですが(苦笑))
iTunes Storeで売られている各種コンテンツ(日本ではまだ動画系とか全く持って不完全なのが残念ですが)とともに、Macのアプリもついにネット経由でわかりやすく買える、ということで、ディスクドライブレスというMacBook Airの意義が完全に正当化された、と思います。
Appleがここまでのインフラを用意したことで、ディスクドライブの不要性を現実のものとし、なので、MacBook Airはこれからの「普通の」ノートPCになるべきだから$999からの普及価格にした、という一連のストーリーがストンと理解できた、ということです。
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思えば、初代MacBook Airが発表された2008年1月15日のイベントの数日前に、ラスベガスのCESでは「Blu-rayがHD DVDに完全勝利をした」発表がなされていました。
新しいディスクメディアが決定した、という世間の動きの中で、Appleだけが「ディスクは死んだ」ということを発表していた、ということです。
今から考えるに、これはかなり「象徴的」なことだったと思います。
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Mac用ソフトのデベロッパが、Appleに30%の上前をはねられるこのMac App Storeにホイホイ参加するのかな?、とも思っていたのですが、
Mac App Store は地殻変動をもたらす -maclalala2
を読ませて頂いて、その疑念も杞憂に終わりました。
今回iLife '11を「DVDディスク」で買いましたが、ディスクでアプリを買うのは、私もこれが最後になるのかな、と思っています。
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いずれ来年にでも完全なクラウド戦略が実行され、コンテンツの購入だけでなく、コンテンツのローカル保存すら考える必要がなくなるならば、(今は最大256GBまで用意されていますが)MacBook Airのフラッシュも「一時保存のキャッシュのことだけ考えればいいから、64GBもあれば十分」ということになるんでしょうね。
全モデルフラッシュ搭載のMacBook Airが発売されたので「HDDは死んだ」ということも言われていますが、もっと言えば「ローカルPCの大容量記憶領域」自体、終了しはじめているのでしょう。
私的には、ローカル保存の大部分を占めているiTunesとiPhotoのデータがすべてクラウド保存になれば、多分64GBもあれば十分になると思います。
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コメント
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こんにちは!いつも興味深く読ませて頂いております。
英語がチンプンカンプンな私は、かなり簡単な単語しか分からないのでキーノートの要約が理解できました。
クラウド保存の形としてはAppleも.Macの時代からiDiskを発表していますが、容量の飛躍的増大には至っていませんよね?
また通信速度も光以降やや頭打ちの状態だと思いますので、1GBのデータ転送にはそれなりの時間がかかります。
一方デジタルデータは画素数の増大したデジカメ、HD動画ともドンドン大きくなっております。
データのクラウド保存には依然として大きな壁があるような気がするのですが、どうでしょうかね?
確かにAirのようなマシンのあり方としては、クラウドが理想的な形なのでしょう。
ただしSSDのようなフラッシュメモリの記憶容量も一方では飛躍的に増大しました。
なかなか「ローカルPCの大容量記憶領域」が終わるには時間がかかる気もします。
コメントありがとうございます。
通信速度の早い・遅いと、データのローカル・クラウドのデータ保存の比重は相関関係にありますね。
LTE・WiMaxなどの進展を待ちたいと思います。
Appleは自身が通信をやっているわけではないので、いつ「データクラウド化」に踏み込むかはまわりの環境次第ということになるのでしょうが、「未来を商品で示して見せる」という強い意思から、環境に先んじてやってくるかもしれません。
いずれにせよ、Appleのノースカロライナのデータセンターがまもなく完成、という事実がいろいろとこういう妄想をかきたててはいます(^_^)
(完成間近の同センターですが、いきなりサイズを倍にする、という噂もありますね)