30日、特定の携帯電話会社の回線でしか端末を使えないように制限をかける「SIMロック」の解除を、携帯各社に促すガイドラインを総務省が発表しました。
これでキャリアを超えて自由に使えるか?!と思いきやなんとも微妙なガイドラインとなっておりました。
11年4月以降発売の端末が対象となっている。
特に強制力はなく、各社の自主的判断で解除するよう求める内容で、対応できる機種から
出来れば対応してくださいね。というもの。
もう一点は「
解除後の機能制限などへの十分な説明を求めている」
これは仮にSIMロックが解除されたとして、ソフトバンク端末を購入しi-Modeを利用しようとしても利用できない。キャリア独自の機能が使えなくなる事をきっちり説明しましょうというガイドライン。
NTTドコモは「
事業者によって取り組みが異なるので利用者が混乱する!」との意見を総務省に寄せるほど、解除に積極的なようです。それも当然で強力な回線があるため、他社利用者を簡単に取り込めるという算段でしょう。
SIMロック解除で最も影響を受けるのは間違いなくソフトバンク、
iPhone4に貧弱な通信環境。SIMロック解除の対象となれば、番号ポータビリティとSIMロック解除を利用して、NTTドコモ契約でのiPhone4利用が可能となるわけですしね。
当然、孫社長は「
戦いの武器は渡せない」とユーストリームの生放送で発言、解除を否定している。
SIMロック解除による独占状態というのも恐ろしいので、良いか悪いかは判断が分かれるところではありますね。
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