ツブツブキーも見納め?
ロイター通信は23日、カナダの通信機器大手ブラックベリー(旧RIM)が、カナダの金融サービス会社フェアファクス・ファイナンシャル・ホールディングスを中心とした企業連合に身売りすることで基本合意したと報じました。
フェアファックス社はブラックベリーの株式10%を既に保有しており、最終的な買収総額は約47億米ドル(約4650億円)になるとのこと。買収後に株式は非公開化されます。
フェアファックスのプレム・ワトサCEOは、「株主に対し直ちに価値を提供することができる。世界中のブラックベリーユーザーにより良く安全なエンタープライズソリューションを提供します。」との声明を発表しました。
ブラックベリーは20日の業績発表で 9億5000万ドルの赤字になるとの見通しを公表。改善策として全従業員の約40%にあたる4500人の人員を削減すると発表していました。
IDCの調べでは、第2四半期のBlackBerryの世界スマートフォン市場におけるシェアは2.9%で、前年同期の4.9%から縮小。ここ数年は Android や アップルiPhone などに押され、契約者数減少とシェア縮小に歯止めがかからない状況でした。
皮肉なことに、巻き返しを図るために開発した、新OS「BlackBerry 10」を搭載する3機種をロールアウトしようとしていた2013年第2四半期が、最も大きな打撃を受けたとされています。
これから先BlackBerryの新機種は作られるのでしょうか、気になるところですねー。
[
reuters][
Cent]
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