さて、UT-PB1を通常のAndroidタブレットのように使う、の記事の続きです。
とにかくUT-PB1を通常のAndroid端末風に使うにあたって、まず一番にしたいことは、起動時やホームボタンを押したときに、書籍端末トップから、いわゆるいろんなアプリを起動することのできるラウンチャーに切り替えることです。
ホーム画面が書籍端末トップに固定化されているために、ネット接続するためにブラウザを立ち上げるのも、メニュー画面を押し、アプリ一覧を選んで表示、そしてブラウザアプリを立ち上げる、という3ステップを毎回しなければなりません。他のアプリを起動する場合も同様です。これではたいへん不便です。
ネットで少し調べてみると、「ADW.Launcher」というアプリが日本語化されて評判がよいようです。
http://mikan8929.blog6.fc2.com/blog-entry-364.html
しかし、アプリを追加しようにも、UT-PB1では公式Android端末として認定されていませんので、公式Androidマーケットを利用することができません。
ここで取れる手段、つまりUT-PB1に追加アプリを導入する方法は、ふたつあります。
ひとつは、Windowsのsetupプログラムに相当するapkファイルを入手し、UT-PB1上で実行する方法、もうひとつは、非公式マーケットを利用する方法です。
幸いにも「ADW.Launcher」は著名な海外製ソフトですので、apkファイルを配布している海外サイトを利用して、今回は前者の方法を取ってみます。
今回利用したサイトは「Android Freewere」
http://www.freewarelovers.com
なお、事前にUT-PB1の設定画面「アプリケーション」で「提供元不明のアプリ」で「サードパーティアプリのインストール許可」にチェックを入れておきます。
「Android Freewere」にブラウザでアクセスし、検索窓に「ADW」などを入力し、「ADW.Launcher」を探し出し、最新版をダウンロードし、そのままインストール実行します。ここから先は、通常のAndoroidマーケットからダウンロードし、インストールするのと同じです。
で、実際にインストールして、ちょこちょこアプリの配置を変えたのが下の画面。
起動直後も、ホームボタンを押したときも、この「ADW.Launcher」が起動するので、手軽にアプリを立ち上げることができるようになります。なお、従来のホーム画面であった「書籍端末ホーム」は「ADW.Launcher」上では「マイデスクトップ」というアプリで表記されており、これを起動することで、従来の電子書籍端末として利用することができます。
次回は、非公式マーケットの利用について、記述してみたいと思います。