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Aptana 

皆さんは普段HTMLとか書いたりするときはどんな環境を使ってますか?
メモ帳やテキストエディットでもいいですが、タグを全部覚えていないといけなかったり、スペルミスがあっても気づきにくかったりしたことはありませんか?

いままで、いろいろエディタを使ってきましたが、私が結局使ってるのはAptanaです。

いままで、

  • テキストエディット
  • Adobe GoLive CS2
  • Macromedia DreamWeaver8
  • JeditX
  • mi

なんかを使ってきた訳ですが、GoLiveのように使用に耐えないくらい不安定だったり(10分に一度は強制終了する!リコールすべき)、補完機能がなかったり、アウトライン機能が無かったり、複数人数間でのバージョン管理システムが使えなかったりしたり価格が高かったりとちょっと使いづらかった訳です。

Aptanaを知るようになってから上記の問題は大体解決されつつあります。参考記事がいくつか出ているので最後にリンク張っておきます。
ここではAptanaとSubversionを組み合わせた強力なバージョン管理システムについて紹介したいと思います。

Aptanaにはプラグインとして後で機能を追加することができます。
そのうちのひとつにSubclipseというものがあり、これをAptanaに導入するとバージョン管理システムであるSubversionを利用できるようになります。

Aptanaは本家サイトからダウンロードすればドラッグアンドドロップでインストールは完了するので、Aptanaを起動した後から説明します。

softwear_install.png


メニューバーのHelp > Software Updates > Find and...

というところを選択すると新しいWindowが開くので

Search for new features...

を選択し、Subclipse にチェック。Subclipseというのがバージョン管理システムであるSubversionを使うためのAptanaプラグインの名前です。
あとはNextとFinishなどを選んで行けばインストールが完了します。

ここからが問題。新規プロジェクトとしてSubversionのサーバからファイルを引っ張ってこなきゃいけないんですが指定の仕方が結構めんどくさい。私はサーバ上でsvnserved というサーバプログラムを走らせたのでその場合のAptanaでの指定の仕方は以下の通り。

File > New > Project で新しいウィンドウが開くので
SVN > SVNから プロジェクトをチェックアウト でNext。
で、アドレスを記入する訳ですが

svn://サーバのアドレス/レポジトリまでの絶対パス

と記入します。例えば、レポジトリが置いてあるフォルダが 1.2.3.4 というIPアドレスを持つホストにあり、その中の /Users/hoge/svnrepo/ というフォルダにあるとすると

svn://1.2.3.4/Users/hoge/svnrepo/

という感じに指定します。うまく行くとそのままレポジトリのチェックアウトが始まるのでしばらく待ちます。このとき注意するのがsvnrepo直下にあるファイルは使うことができないので、Webサイトのデータはすべてsvnrepo/Sites のようにサブフォルダの中にあらかじめインポートしておく必要があります。インポート作業についてはsvnのマニュアルページでも見て頂ければ分かるかと思います。ですので、既存のプロジェクトがsvnrepo直下に展開されている場合はサブフォルダ内に移動する必要がありますが、幸いにしてSubversionはファイルの移動をサポートしているので複数人数で共有していたとしても大きな混乱は無いでしょう。


画面左下にあるProjectタブの中にこんな感じのアイコン
icon


が出ていれば成功です。後は通常通り更新して
20070106200424.png

Team > コミット

Team > 更新

Refresh
を繰り返すだけでバージョン管理システムの出来上がりです。
元に戻したいときにはReplace with > ブランチ/タグの切り替え でリビジョン番号を指定すれば入れ替わります。

いかがでしょうか。多少煩雑ではありますが優れたプロジェクトにはバージョン管理が欠かせないと思います。導入のみ若干敷居が高いですが一旦導入してしまえば誰がどのファイルを更新したかといったところまで気にする必要がありませんし、万一ミスがあったとしても問題が無いところまで簡単にロールバックできます。変更だけでなく削除や移動にも対応していますのでこの安心感は他に変え難いものがあるのではないかと思います。

バージョン管理には他にCVSなどがありますがこちらはファイルごとにバージョンをつけていくのでファイル名の変更や移動はできません。新規に作り直せばすむ話ですがこの点はツリー全体にバージョンをふっていくSubversionを使った方が使い勝手が良いかと思います。

Aptanaも次のMilestone 8 でいよいよUnicodeに対応する(注:1)ようですし、今後の発展が楽しみです。

(注:1)現時点でも表示や編集はできるが文法のカラーリングには対応していない。

参考URL
Aptana
Gigazineの記事
MYCOMジャーナルの記事
Recentry Ajaxの記事

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