Epilogue (エピローグ)

先週、都内で西オーストラリア州政府主催の西オーストラリア州留学生ネットワーキングイベントがあり、パース出身の様々な方と交流があったのですが、それを機にこのブログの存在を思い出し、久しぶりにログインしました。

かなりしばらくの間、こちらのブログを管理せずに放置しておりましたが、ログをみると今でも時折に見に来ていただいている方がいらっしゃり、時折コメントを頂いていた様なので、その後のキャリアのお話を少々記しておきます。

その後2009年に日本に帰国し、外資の大手製薬会社のメディカルアフェアーズ部門に再就職。その後、そこでの働きが認められたのか、開発経験が無いにも関わらず開発のプロジェクトリーダーに抜擢されてR&Dに異動。そこでも持ち前のバイタリティで、色々な難プロジェクトを上手くハンドリング(というより、4~5年間ぐらいは1日平均14~15時間ぐらいは平気で働いていたと思う..)しているうちに、今度はマーケットアクセスの部長に抜擢され、35才のその当時の日本人最年少で製薬会社の部長に就任。その後一度他社に転職し今はとある大手外資企業のとある開発部門にて引き続き部長をしております。 オーストラリアから戻って再就職したのが29才、しかも一般職だったことを考えると、異例ともいえる速さでキャリアを駆け抜けた感がありますが、それはその当時のめぐりあわせの運もあったかもしれませんが、bottomlineとしては、あのオーストラリアの大学院での地獄の様な生活と比べれば、例えどんな困難やしんどさがあっても、最後にはお給料をもらえる環境は私にとって天国だったという簡単なprincipalの様な気がします。つまりオーストラリア時代はお金を払って苦労を買っていたわけですよね。。。

日本の温い環境いればわからなかった事が、一度それを捨てて、しかも身銭を削りながら努力して耐え抜いた胆力は、その後のキャリアに大きな意味合いを持ちました。外資やほとんどの製薬会社では海外のdegreeを持っている事自体は何のステータスにもなりませんが、そこで身についた行動力や、disadvantageous な逆境でどれだけ跳ね返せるかというスキルはどこの会社に行ってもきっと通用するものだと思います。また、英語も役立ってはいますが、どちらかというと語学という単純な話ではなく、違ったcultureの方とどう議論して、結論を導き出し、お互いwin-winの関係が作れるかと言う、global communicationスキルが今に生きていると思います。
つまり日本にいたらしなくていよい苦労したり、現地の友人となかよくなったり喧嘩したり、またいったんキャリアを捨てて語学のハンデを背負いながらでもやれるスキルを身につけたりしたその全てが最後には返ってくるという構図でしょうか。それが薬学部の大学院という、かなりハードル高めな環境下で身についたのであり、degreeはそれに付随したオマケみたいなものでしょうか。(ちなみにfinancial的に今の年収を考えると4年半でオーストラリアで使った全てのお金は、現在の生活費やローンその他諸々の費用を引いた1年間の生活余剰費用で多分おつりがくるぐらいだと思います。 それが仕事があるうちは毎年続くわけですから、ここまで効率のよい投資は他にはないですね。。結論として若いうちは、株やアセットに投資するより、時間もお金も自分に投資すべきですね。)

このブログに来て頂いた方で、ご自身のキャリアや、何かにチャレンジしたいと思って指をくわえている人がいたら、「迷わず行けよ、行けばわかるさ..」.と言ってあげたいです。人生一度きり、迷っていて行動しないのはもったいないですよ。ただ、一度やり始めたら、何かを勝ち得るまでは、やり抜くという覚悟だけは持った方が、成功確率は高くなると思います。何かを始めては諦めて.... みたいな事だと中々真の苦労は身につかないので。(ただし、本当にdead endだと思ったら引き返す勇気も必要です。そこの見極めは自分が耐えれる、自分の能力がどうこうではなく、その先の将来の展望をみて判断してください。自分がしんどいと思ってもその他多くの人がそれをいとも簡単に乗り切って出来ている事であれば、例え自分がそこをやっても特に特別ではなく普通....みたいな環境になり、それがdead endの例です。いかに他の人には無い、スキルを身につけられるかが、チャレンジの判断材料ですかね。)

こちらの記事が、いま何か将来の為に自分に投資したいと思っている方の背中を少しでも押せる事になれば幸いです。
これからも気が向いたら、ブログを更新をするかと思いますが、コメントに対してはタイムリーに返信出来ないと思うので、その旨はご容赦ください。








Announcement

This site has been a break period but will be reinitiated shortly.




Life, moment and change

あのSteve Jobsの有名なスピーチにもあるように、日々本当に大切なもの、そして最も無駄な事は何かを考え、後悔しないように生きていきたいものです。

Ric Elias: 3 things I learned while my plane crashed






How to cheer up yourself

個人的には "You gatta push yourself"のくだりが好きです。

一日の仕事に対しての活力を得る為に、たまに通勤の時に聞いてます。







Reason why I was doing this; curiosity

日本に帰国してからも、どうして留学したのかとよく聞かれる事があります。

思いつく答えは色々ありますが、結局のところ自分の中のcuriocityにウソをつけなかった事が理由でしょうか。


Hope you can get this message. Best wishes for you.






   
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