::2006/09/05/~09/07 対ソフトバンクホークス
2006/09/05
【ファイターズ○9-6●ホークス (ヤフードーム/31,201人)】

追いかける指先が、鷹の尾羽を掠った――感じ。

対ホークス3連戦の初戦。先発は、「投げる哲学者」こと橋本”ハッシー”よしたか投手。
前のホークス戦で完封劇を演じただけに「今回も……」の期待があったのですが、ここ最近の調子の悪さを引きずったままで、初回から4連打を浴び3点を献上する――という最悪に近い立ち上がりでございました。
2軍でイイ選手がいれば、入れ替えになるかも……とも思うんですが、2軍は2軍で炎上してる人ばかりでにんともかんとも(汗) 
マサルさんを先発にあげる話が本決まりらしいので、あるいは5連戦だと「ダル・八木・立石・金村・マサルさん」の5枚になるかもしれません。うーん、まだ2年目だし、ペースが掴めなくて疲れとかたまってるのかなぁ~(それを考えると、シーズン序盤からローテにいる八木やダルは凄いよ)
まぁそんなこんなで序盤から終戦ムードが漂ってたラジオ実況だったりしたのですが、「あれ?」と思う間に2点を返し、その後、パリーグホームラン王争い独走中の小笠原の2ランなどもあって、気づいたら7点取ってゲームをひっくり返してたりして。あれれれれ?

そんでもって、早めに橋本を諦め、トーマス→押本→岡島――と繋いでいったのですが、トーマスがちょっと点を取られたり岡島もちょっとヤバかったりしたのですが(※詳細後述↓)、なんとかかんとかホークスの追撃を抑え、その後は、岡島(2イニングスめ)・2三振の三凡→武田久・2三振の三凡→マイケルはなんと三者連続三振と、7~9回で7つの三振を奪う完璧なリリーフぶり。ど、どこの無敵救援艦隊ですか……っ(まぁ、久も岡島もマイケルも、調子が悪い日はとことん調子が悪いんですけど(笑))

(※キャッチャー高橋信二の悪送球があって、同点に追いつかれる所だった……フィールドシートにボールが入って試合が止まった関係でホームインしたランナーが3塁に引き戻されて、そこから試合再開→打者三振で3アウト→幻の得点みたいになって、なんとか1点差つけたまま回を終了)

で、追加点もあって、結局、9-6で勝ちました。これでホークスとのゲーム差が0.5に縮まりました。
って、ハムって3連戦の初戦を取った時は、気が緩むのか2つ目3つ目を落とす傾向があるんですよね(汗) 今日の試合も大事でしたが、もっと大事なのが明日の試合なのではないかと。
先発は八木くんです。高かった10勝の壁を越えたから、明日は力まずにいいピッチングをしてくれればなぁ――と。1位通過は難しくても、なんとか2位にくいこんで、「札幌でプレーオフ」を!!!!!!!!


投手:橋本-トーマス-押本-岡島-武田久-MICHEAL / HR:小笠原(3ラン・4回)
【勝】 トーマス(3勝1敗1S) / 【S】 MICHEAL(4勝1敗32S)

【通算成績】 120試合 70勝50敗

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2006/09/06
【ファイターズ●0-1○ホークス (ヤフードーム/33,401人)】

本日の……野手はみんな坊主頭になって謝れ、八木くんに土下座して謝れ!!

いやー、清々しいくらいの「投手見殺し」打線。もう、腹が立って腹が立って、9回の攻撃途中でラジオのスイッチを切りましたですよ。ホークスより、ハム打線の方に怒り心頭。

今日の先発は10勝の壁を越えた八木くん。「試合を通じて自分の課題を見つけ、次には必ず克服してくる」所が八木の長所だ――とコーチが前にコメントしてたんですが、その長所が前面に現れた試合でございました。
「四球を出さないようにする」という目標を立てていたらしく、ホントその通り、余計なボール球を投げる事なく丁寧に打たせて取るピッチング。唯一、松中に打たれた一球だけが失投だった、他はカンペキだった――と監督もラジオ解説者も絶賛するほどで、これまでの不調がウソみたいな安定感溢れる投球内容でした。球数も、理想的なぐらいに少なかったんでないかな。

なのに。なーのーに。何をやっとるんですか、我が打線は。どうして八木くんの時は見殺しが多いんですか。何度目っすか。これまでどんだけ八木くんに助けられたと思って……どうして誰も打ってくれないの~~っっ(まぁ、確かに、相手ピッチャーも素晴らしい好投だったんですけれど(汗) でも、3塁までランナーを進めたりしてたんだから、全く隙がないって訳でもなかったのに……っっ)
1点、せめて1点取って延長に入ってたら、八木くんはまだ行けたし、相手ピッチャーはかなりの球数投げてたから交代もありえたし、「あるいは」だったんですけど……あーもーチームの勝利云々より、八木くん見殺しのが悔しすぎるっ この前の金村の負けみたいなのと、今日の八木くんの完投1失点負けが同じ「負け」なんだもんなぁ。

ラジオ中継もホークス贔屓なスタンスで、八木くんを見下すような物言いが多く、それも含めて、ホント、今日は勝ってもらいたかったんですが……ですが(涙) まぁ、八木くんのミスは松中への一球だけだったし、試合には負けたけれど、勝負には決して負けてなかったと思います。
というか、そもそも、八木くんが「10回ノーノー」を達成したのはホークス相手の事であって、それを思い出したら八木くんをバカにするなんて絶対出来ないと思うんですけど! ああもう、今日はムカムカしっぱなしだわ。

まぁでも、終わっちゃったものは仕方ないっすね。今日の良かった探しをしてみると、

・(試合は負けたけれど)ホークスに「八木って打ちづらい嫌なピッチャーだ」というイメージを植え付ける事が出来た→プレーオフで重要に。
・完投してくれたので、中継ぎを休ませる事が出来た(明日は総力戦が出来る)
・負け試合でも「完投負け」というのは、新人王査定にはプラスに働くらしい。内容も良かったし、真正面ライバル平野くんは負け、伏兵ライバル・ホークス藤岡も出番無し――でこれでまたちょっとだけ新人王への道が。
・小笠原・セギが打てなくても、稲葉はしっかり結果を残してる。うーん、やっぱり稲葉、100人乗っても(以下略)
・マイケル30歳のバースデー。新宮さまと同じ誕生日!(笑)
・武田久、12月にパパに。男の子だそうです、将来はやっぱり野球選手かなぁ~

……って、最後の2つ、試合に関係ないじゃん(笑)

投手:八木
【敗】 八木(10勝8敗)

【通算成績】 121試合 70勝51敗

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2006/09/07
【ファイターズ○4-2●ホークス (ヤフードーム/31,966人)】

あともう残り14試合。1位通過のためには、3つしか負けられません。かなり難しい事ですが。

対ホークス3連戦・3試合目。
今日の先発は、中継ぎから先発に回ったマサルさん。2ヶ月ぶりくらいの先発です。「絶対に落としたくない」大事な試合、落ち着いた姿ですけれどマサルさんだってまだプロ入り1年目のルーキーで――でも、素晴らしい投球でした。解説者も絶賛。
球速は決して速くないし、球質だってそれほど重い感じではないのですが、「コントロールをきちんとつければ、球が速くなくても三振が取れる」の見本みたいなピッチングでした。
たぶん、今のハムの中で最も安定感がある人だと思います。ピンチの時でもすっごい落ち着いて見えるの(内心はどうか分かりませんが、バッターからすれば動揺しないピッチャーってのは、やっぱりやりづらいと思う)
今後、対戦チームに研究された場合、球速と球質のアレで打ち込まれてしまう可能性もあったりするのですが、でも、そこら辺はきっと乗り越えてくれるんじゃないかと信じております。とにかく、7回までしっかり試合を作ってくれる所が素晴らしい。

今日のスポーツニュースでは、唯一、ズレータに打たれたホームランばかりがクローズアップされ、マサルさんが打たれてダメだった――な印象が強い編集になっておりましたが、この試合の一番の鍵は、やはりマサルさんの好投にあったんじゃないかと。
あの松中が三振に切ってとられて、悔しくてバッドをグラウンドに叩きつけてましたからね。ズレータのあの一発以外は、ホント、ほぼカンペキと言ってイイピッチングだったと思います。
昨日の八木くん同様、この時期に、ホークスに「苦手意識」を植え付けられたのは、かなり大きなプラスポイントなのではないか――と。

打線の方は――相変わらず繋がらない打線で、なんか、シーズン初期の事を思い出したりしてたんですが(今日の相手ピッチャーの出来からすれば、もう2~3点取れててもおかしくなかったような。満塁で1点も取れないとか、1死3塁で無得点とかさー、もうカンベンしてくれよ~)
これまで好調だった人たちが、一斉に「不調時期」に入った感じです。特に稲葉と新庄がひどい……今の新庄を見て、「来年もやってー」なんて言える人がいるんだろうか。守備だけでいっぱいいっぱいって感じが、ラジオ実況でも伝わってきました。全く打てる気配が無い。
そんな感じの低空打線ですが、でもまぁ、なんとか昨日の借りを返してくれて、小笠原の孤軍奮闘の活躍もあって4点とる事が出来ました。

7回途中~8回は、武田武田リレーで武田久の登板。今日で、球団最多試合登板数に三十数年ぶりに並んだんだそうですよ。
いやー、もう、「素晴らしい」の一言に尽きるジェノサイドぶり。打者5人に相対して、4つ三振を奪ってます。
8回は、三者連続三振。不調そうに見えても、少し休んだらまた持ち直すあたりが凄いのだと思います。

9回は、最初、岡島が登板したのですが、不運なヒットやらフォアボールやらがあって、1死満塁・一打サヨナラ負け――という凄い場面でマイケルにスイッチ。
秋篠宮家の新宮さまと同じ誕生日になったマイケルは、それをとっても喜んでいて、でも、「ボクはまだ21サイだけどね」とかほざいていたらしいです(笑) てか、三十路ッスよ、三十路~
犠牲フライで1点を失うものの、最後のバッターを三振でしとめて4-2でゲームセット。再び、ホークスに0.5差まで迫りました。
今日負けたらかなりキツかったので、今日の勝利は本当に大きかったです。有り難うマサルさん、年俸大幅アップの念を上層部へ送っておくわ~~~~っっ(笑)

次は、神戸に移動してオリックスとの3連戦。割と相性のいい相手ですが、油断は絶対禁物です。
先発は20代半ばにしか見えない36歳・立石。疲れてるとは思うんですが、あと1ヶ月で終わりだから、なんとか踏ん張ってくれ~~~~~っっ



あと、自分的メモとして。昨日の八木くんの好投に対する、ホークス和田投手のコメント(公式ブログより)

>今日の八木君はほんとよかったですよ。
>うちの攻撃のときにファウルとか打つと、オーロラビジョンにリプレイが映るんですが、

>こりゃ、1点もやれんなぁ・・・

>と思うぐらい初回から最後までよかったです。
>結局87球しか投げてないんですからね、キレキレでしたよ。

相手投手(しかも4年連続二桁勝利投手)からこんな風に手放しで誉められるなんて、昨日の自分を誇っていいと思うぞ、八木くん。

(いや、ここに書いても伝わりませんから~)


投手:武田勝-武田久-岡島-MICHEAL
【勝】 武田勝(4勝1敗1S) / 【S】 MICHEAL(4勝1敗33S)

【通算成績】 122試合 71勝51敗



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(別サイトの日記より転載・一部修正あり。投稿日時は、元記事の投稿日時です)
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