- 2006-06-18 Sun
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はてなブックマークのコメントと言えども、批判・非難されたら責任を持て、という言い分はごもっともだと思うものの、スルー出来ないのなら、その批判・非難の理由も振り返ることは必要だと思います。
駄文ログ:はてなブックマークでのコメントにも責任を持てブックマーカーが書いたコメントが発端なのに,その発端を批判せずに感情的な記事を書いた方に対して罵倒だなんだのとその姿勢を批判したり笑い者にしたりする.なのに,たかが100文字以下で書いた発端のコメントにはお咎めなしである.それどころか,問題を起こす要因になったブックマークコメントの方に擁護がつく始末.
onoxさんのこのエントリの主旨であろう「たとえ自分用メモとしてのはてブコメントであろうと、非難とかされたら責任を持って対応しろ」という部分は納得します。
自分のメモとはいえ公開しているものなんだから、知らぬ存ぜぬと言うわけにはいかないかもしれません。
短い文章(100字以内)だから、誤解が生じやすいのも原因かもしれませんが、いっつあんさんが言うように100文字もあれば十分ちゃんとした批判が出来る
ので、誤解を生じやすいコメントは避けたほうが賢明なのでしょう(最近僕のはてなブックマークにコメントがつくことが減ったのは、そんな理由からです)。
ただ、上記のonoxさんの引用部分で、僕が疑問を抱いたのは、「発端」は「ブックマーカーが書いたコメント」なのだろうか? と言うこと。
onoxさんが例に挙げているブログに限った話ではなく、そうした揶揄を伴うブックマークコメントがなされた記事の方にも、誰かを揶揄する文言が無かったのかなぁ。
そのエントリを書いた本人は、決してそのつもりは無くとも、それを読んだ人が悪意を見出す事はありえない話ではないと思うのですよ(もちろん、そう感じたのならブクマの一言コメントではなく、きちんと「どのように不快感を覚えたか」を書くべきだとは思います)。
まして「感情的に書かれた記事」であれば、そのネガティブな部分に対してクリリンを発動しちゃう人もいるから、その人も感情的になって不快感を表明するコメントを残すのは、いわば必然かもしれないのです。
はてなブックマークコメントにおいて、批判したり笑い者にしたり
されるのは、その対象が何か(あるいは誰か)を批判したり笑い者にしたりしているケースが決して少なくは無い、と僕は思います。
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Comments: 5
- #1493 Lefty URL 2006-06-18 Sun 16:33
とはいえ、そういう事態になった場合、
ブックマーカーの人が本当に「お互い様」と思っているのかというのは、
かなり怪しいのでは?と思ってます。
まあ、だからこと「お互い様」なんでしょうが…。- #1496 えっけん URL 2006-06-18 Sun 19:05
当該のブロガーが「無責任な罵倒を繰り返すブロガーが悪い」と思っているのと同様、ブックマーカーの方も「いや、おまえの記事が無責任」と言うことが多いのでしょう。
だから揉め事になる。
自分の心の棚は大きいものです。- #1504 onox URL 2006-06-19 Mon 12:46
ネガティブに限らず,揶揄されるようなはてブコメントがされるとき,記事にも何かしらの問題(見下し,揶揄するような表現)というものがあるとは思います.
ただ,いくら記事が喧嘩売ってるような内容でも,はてブで喧嘩を売るようなコメント書くことで相手が「喧嘩売ってるのか!」って怒鳴ってきたら「お前の方こそ」みたいなはてブコメントが多くつくことに疑問を感じるわけです.
お互い様というわりには,はてブコメントされた側への追求が多いのに対し,はてブコメントした側への追求というのがあまりに見かけない.それはどこか,外には厳しく,身内に甘くしているように見えて納得がいかない.
はてブされた側への問題提起,ネガティブコメント,批判がなされること自体は問題視してません.
ただ,はてブされた記事に不必要に油を注ぐようなことをしたはてブコメントに対しても何かしらの言及が,問題意識を持つようなことが,はてブされた側以外の人からもあっていいのではないかと思っています.- #1506 がう URL 2006-06-19 Mon 16:46
ブログが街頭演説だとすると、ユーザーの心理からすればはてぶはその街頭演説を中継している街頭テレビの一つくらいの位置じゃなかろうかと。ユーザーはそこで好き勝手なことを言う(そしてそれが当然だと思っているフシがある)わけだが、街頭テレビにはない双方向性というシステムが事態をみょうちくりんにしていると思います。(野次馬の1人がヤジを飛ばし、それに一対一の反応を示すのは無理があるが、実際にはそういう現象になっているような感じ)。
こういう(心理的な)一方通行と双方向の混乱が一因となった場合、批判や揶揄と言う点で「どっちもどっち」とは言い難い…のかも。- #1523 えっけん URL 2006-06-21 Wed 17:42
● onoxさん
>はてブされた記事に不必要に油を注ぐようなことをしたはてブコメントに対しても何かしらの言及が,問題意識を持つようなことが,はてブされた側以外の人からもあっていいのではないか
それが今回のonoxさんの記事においてなされたわけです。
「あってもいいのではないか」→自分がしましょう、そしてonoxさんはした。
僕は個人的にたった数文字で書かれたブクマコメントのヤジに対して、いちいち怒ってもしょうがないと思う性質なので、放っておくだけ。ムッとしないか、といえば嘘になるけれど、相手をする価があるとは思わないのですよ。例えばこの記事をブクマしているキチガイみたいな人とかさ。「あの人はアタマオカシイ」、そう心の中で思っていれば良いだけ。
だからといってそうしたヤジを推奨するものでもないのですが、不快感を示すヒトコトコメントを否定するものでもないと思うのです。
ヤジしか飛ばさないブックマーカーのコメントは「そこにないもの」としてフィルタをかけてしまえば、腹がたつ事も少ないものです。反対にそのヤジに対して賛同が多ければ、自分の書いた物に不快感を示す人が多いということです。
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