WEB業界の匠、私の師匠の5つの苦言
色々ご心配していただき、ありがとうございました。
さてさて、今回入院してた時に、だいぶ前からお世話になっているお師匠様が見舞いに来てくれて、昔話なんかに花が咲いたりなんだり。
一時代のWEB上で様々な事業に活躍してたお師匠様
IT事業でお金が欲しいならPVを出せ。
PVが欲しいなら特定の人を呼べ。
特定の人を呼びたいならコンテンツを絞れ。
コンテンツが作れないなら更新すれ。
更新できないならネタを探せ。
ネタが見つからないなら今探せ。
今この瞬間探しも調べもしない奴はWEBでお金が欲しいというな。
Twitter / Yamadaの発言
以前私がTwitterで発言した事があるんですけども、このセリフをガツンと言われました。その記憶が今でも残ってる人です。
私のブログの話から、またPV云々の話になり、盛り上がってました。
基本的に私の根底にはこのお師匠様の影響を強くうけてるわけなので、この人の話をするということは私の中でさらに手の内を見せる、みたいなイメージがあって避けてました。今回は退院後という事もあり、ネタを仕入れるのも面倒なので、さらっとお師匠様のおつげをご紹介してみますね。
1)PVは簡単だが、その先が難しい
中でも影響を受けている一言。
基本的に、ネットで何をどう頑張っても商品として売りにくいものが存在する、という事。PVは簡単だ。
PVが難しいならまずやってみろ。
やってみなきゃわからないのはどの仕事でも誰でも同じ。
人を呼ぶのに労力があればお金は要らない。
コンテンツ1つで、一人いれば十分なPVがもたらせる。
商品を売るのも、こっちで商品を選べるなら簡単だ。
だけどどこにでもある商品を売る事ほど難しいものはない。
例えばどこでも買える文房具、どこでも買えるお茶。どこでも買えるガムテープ。
これらは大手に既に窓口を押さえられており、どこでも買える商品をWEBで売ろうとする事自体やってはいけない事。
この考えはブログにも当てはまる。
どこにでもある情報を見てもらうことがどれほど難しい事か。
Yahooニュースで出たものをそのまま引用してブログに書くというのは、それこそナンセンスなのかもしれない。
2)アクセス数に悩む暇があるならどこにもない情報を探すか作れ
PVのびないんですよねぇ。などと言ってしまったらこの返答が帰ってきた。
今日、入院している今この時、どこにもない良い情報は無いか?
こんなテーマを投げかけられた。
例えばブログに書くとすれば・・・。
どこにもない、という考えで行けば、Yamadaが入院して今日も暇な1日だった、という日記形式なら間違いなくオリジナルです。
しかし、私の考えとしては日記は良い情報と扱わない。
例えば、看護婦のA子さんが可愛い、とか、そんなローカルで一部の人間の良い情報を、師匠が良い情報と認めるわけが無い。
しいてあげれば・・・と答えたのが以下。
「入院中に喜ばれる贈り物、ふりかけとごはんですよ。」
「そんなの食べれない人も居るだろうし、食べれる人は自分で用意するだろう」
全くわからない・・・。
答えを聞いてみたら、
PVがのびない理由を理論的に探すより、今みたいに、どこにも無い情報が無いかを考えたり、探したりする方が、はるかに高いPVをたたき出す事が出来る。という返答。
なんかずるいけど参考になった。ありがとうございます。
3)WEBは大衆だがどこまでいっても個人と向き合え
特定の個人の持つ力は良くも悪くも強い影響力がある。
5人の味方を作れば100人分の活気と景気をもたらす。
1人の敵を作れば、100人分の攻撃的な働きをする。
敵を1人作るなら味方は5倍つくるべし。
これは結構当てはまってるなぁと常々感じます。
4)0を1にする事に価値があるが、それが全てではない
0を1にする事に価値がある。1を2にしたところでコレには及ばない。
しかし、1を10にすれば、コレに匹敵するだけのコンテンツに昇華する。
私のブログの考えの1つ。
これも師匠の受け売り。
誰も知らなかった海外ブログの良いネタをご紹介。
これは0→1に通じるものがある。誰も知らないから。
既にある程度知っているならスタートラインは1となる。そうなると、色々肉付けしてまとめたり、その他の関連する情報を集めたりして10にする。
こうした作業がコンテンツとなりえると思っています。
とある友人がFLASHで脱出ゲームをオリジナルで作った。これも0→1の作業だといえます。
すごいPV稼いだらしいですが真相は・・・。
5)人生をプレゼンしろ。
人が生きてきた情報にはなんらかの価値がある。
それは大きな失敗、大きな成功ほど価値がつく。
失敗を恥ずかしがってる人に成功者はいない。
失敗を笑って話せる人間に人は魅力を感じ、人が集まる。
そのプレゼン方法は、面白い奴から盗め。
面白い奴は大体、自分のプレゼンがうまい。
私のブログの中にもたまにどうでもいい人生紹介がありますね。
ニートの19歳女の子を札幌『紀伊国屋』に連れてったら感動して泣かれた話
1998年web制作デスマーチレポート
こういうの。
生きてると色々ありますもんね。
以上、師匠の苦言5つでした。
本当はまだまだいっぱいありますが今日はこの辺で!
それでは、また。