「早起き苦手」と「ブログ書けない」と「部屋が汚い」人の似ているところ
2014年01月10日 公開
というわけでですね、別に早起きしてくださいっていう記事ではないので安心して読み進めてください。
2007年からブログを書いていると、よく聞かれる質問の中に、ブログが書けないっていう事がよくあげられるんですけど、大体この手の質問は、早起きが出来ない根本的な理由と似ているわけです。
「早起きが苦手」のほとんどは苦手ではない
一応、人それぞれ得意とする活動タイムがあるという研究結果が出ているので、最近話題の朝活が万人に受け入れられるものではないという事は事実です。昼活、夜活のほうが、はるかに高い集中力を発揮することが出来る人もいるので安心してください。
それも踏まえてあえて言いますが「私、早起きが苦手」という方。
大体この手の言い訳をする人の多くは、朝早起きが苦手ではないのです。
早起きが苦手じゃなくて、夜の早寝が苦手なんです。
もっと言い換えると、夜の早寝のための時間管理が出来ないんです。
もちろん、仕事の終わり時間がバラバラとか、毎日同じ時間に夕食がとれないとか、どうしても見たいテレビがあるとか、様々な夜の早寝を阻害する理由はありますので、一概に、管理出来ないのは自分のせいではなく、しにくい環境にある場合も考慮する必要があります。
これと同様に、ブログを書く時間がないという、Twitterとかでよく見かける言い訳のようなものがあるのですが、これも同じというわけです。
「書く時間がない」のではない
書く時間がないのではなく、「書く時間を作ることが出来ない」が正しい。
別に、単なる自由気ままな日記であれば、書こうが書かまいがどうでもいいのですが、私に質問してくださるほとんどの人
- 結構まじめにブログで副収入
- アクセスアップして、自社サイトへアクセスを流したい
- もっと多くの人に作成したWebサービスを知ってもらうために書く
- Web屋として人が見に来るようなブログにしたい
こういうきちんとした目的のあるブログを始めてみようと思ったとき、今までと同じ生活スタイルのままで、書けるわけがないんです。
書けるわけがないんですが、皆さらっとブログ書いているようなイメージが先行していて、書けると思ってしまう傾向にあります。他の人のブログも参考にする時間も必要です。ネタ探し、書く時間、反応を見る時間、アクセス解析からの傾向と対策を考える色々とあります。
少なくとも1日の中で、この時間はブログに当てようという時間を作ってもいない人、実は結構多いのです。
ですから、ブログを書けない、書く時間が無いっていう人はそもそも、書くための時間を作れないというケースがほとんどなのです。
ネタが降臨してから書く人が多い
多くのブロガーは「たまにネタがふってくる時があって、その時に書こう」という感じでブログを書く人がほとんどです。
要するに書くネタができたら書こうという「ネタ降臨待ちブロガー」ですね。
で、これで成功している人ほとんどいません。
実際ブログで収益化に成功している人はブログ人口の約3%と言われています。
そして、ネタが出来たら書こうというスタイルは、それ以外の約97%の人の書き方だと言えます。
よほど切れ味の鋭い記事を書き続ける方でない限り、なかなかうだつの上がらないブログになります。
私も最初のうちそうでしたが、切れ味の鋭い記事なんて早々かける才能もありませんので、とにかくひたすら書くしか無かったんですよ。で、だいたいひたすら書いていると、自然とPVがついてくるのがこの業界の常ですよね。
つまり、ネタを探す時間を作る。ネタを創造する時間を作る。既にあるネタを調理して新しいネタを作る。そして書く。っていうスタイル
ここでもそうですが、結局時間が必要なわけです。
そりゃ日々生活していれば、自然とネタが舞い降りることなんてたくさんあります。
しかし、その舞い降りるのを待っていたのでは、ネタは追いつかないと言うことです。これは、他の97%の中からまだ抜け出せない状況にあるという事です。
ただ、別に抜け出すことが正しい訳ではありません。
なぜなら、そのブログに割く時間に、別のことをしたほうが、より将来性があったり、より収益性が高かったり、そもそも収益よりも、娯楽を求めているという趣向が強いようであれば、ブログでがんばる必要なんてないわけです。
あくまでも、ブログ生活の中に組み込もうと考えるなら、ブログの時間を作るということに気が付かなければならないというお話です。
朝活と一緒ですね。朝早起きしてこれをやろうっていう目的もなく、無駄に早起きしたところで、何のメリットもありませんから。
才能のない私の指標
私がここまでこれたのは以下の、お師匠様のお言葉を常に意識している事があるかなと思います。
これね。何度か紹介してますけど。ITでお金が欲しいならまずはPVを出せ。
PVが欲しいなら特定の人を呼べ。
特定の人を呼びたいならコンテンツを絞れ。
コンテンツが作れないなら更新すれ。
更新できないならネタを探せ。
ネタが見つからないなら見つかるまで今探せ。
今この瞬間探しも調べもしない奴はWEBでお金が欲しいというな。
Web屋人生の見方が変わるかもしれない3つの教え・・・
特定の人を呼ぶためにコンテンツを絞り、コンテンツを創りだすために、ネタを探し、見つからないなら見つかるまで探せっていう教えです。
つまり見つかるまで探せない様な人はWebでお金欲しいって言うなっていう話なんですけどね。
後は以下の言葉。
もともと広告業のお師匠なもので。文章には「まじめな文章」「マニュアル文章」「小説のようにイメージをわかせる文章」「笑いを作る文章」「砕けた文章」「なれなれしい文章と」「人の興味をわかせる文章」と様々ある。
なのに「文章が上手くなりたいです」って、そりゃお前、まじめな文章と砕けた文章が水と油なんだから、思いっきり無茶苦茶な事言ってるんだぞ。
文章が上手くなりたいなら、自分が書いた文章が、どんな人が読んで、どんな風に感じてもらいたいかを考えて書け。
マニュアルが必要な人を笑わせる必要はないし、まじめなサイトになれなれしさは要らない。
どんだけ文章が上手くても、それは上手い文章が求められる雑誌やニュースサイトなどでの仕事がもらえるだけの特技であって、文章が下手だろうが、馴れ馴れしかろうが、どんな人が読むのかを考えて書けるようになればブログはそれでいいっていうお言葉です。
見る人の事思いながら、自由に書けばいいんです。
かしこまればかしこまるほど、上手く書こうと思えば思うほど、書きにくくなりますからね。
もしも、ブログ書けてないなぁとおもったなら、それは単に、時間を意識して管理してない、文章を上手く書こうとしすぎているだけかもしれませんよ。
これ、よーく考えると
掃除が出来ない人は、掃除が出来ないんじゃなくて、掃除をする時間のわずか10分すら、一日のなかでとることが出来ないのと、全く一緒の理論ですよね。
もっというと、人が太り続けるのと同じですね。
人はなぜ太り続けるのか、或いはなぜ掃除が出来ない人間になるのか
この辺り、きちんと考え始めてみると、意外とブログなんて簡単なものですよ。
それでは、また。