(その一からの続き)
入学式の前のオリエンテーション。それは大抵の大学で催されるであろう、新入生にとっては大きなイベントである。このイベントで友人を作り、大学の魅力を知り、これからの生活に胸を躍らせる。案内された先は大きな講義室。そこで出迎えるはキラキラと輝いているスーツ姿の先輩方。席を見れば全国から集まる新入生が期待で顔を輝かせていた。
滞りなくイベントは進み、俺は満喫した。友人もできた。だが、俺の心は先輩方に向いていた。とにかくかっこよかった。この人たちは、どんなことをしているのだろう…。知りたい、俺もこんなことをやってみたい、そんなことを思った。「これ、よかったら。またイベントやるから来てね。」チラシを渡され、見てみるとイベント系の学生団体のようだった。このオリエンテーションだけでなく、新入生、在学生のために他にもイベントを企画しているらしい。俺はこの学生団体に入ることに決めた。
俺はこの団体でたくさんの人と出会い、たくさんの経験をし、たくさんの刺激を受けることになる。結果的に中退してしまったが、大学で一体何をしていたのか?と聞かれたら俺はこの団体での活動を語るだろう。俺はこの団体が大学で一番の学生団体だと思っているし、活動できたことを誇りに思っている。しかし、ここで考えてみて欲しい。ブログのタイトルはあくまで“優男”の日記である。この時俺は汚れをしらない、純粋な、ガラスのハートの少年だった。
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小さい時から俺は勉強に重きを置いてきた。環境的にもそうだった、と言いたくはないが…両親はそのことで俺を縛って、苦しめてしまったのではないかと後悔している。実際、両親と話し合った時に「俺君はいつも両親の顔色を伺ってますよね」と言われたこともあったと話してくれた。祖父も勉強熱心だったので、その影響もあるだろうか。祖父は俺が高校3年生の時に亡くなったが、まだ勉強に励んでいる俺を見て逝けたのでまだ幸せではないだろうか…。小中高と勉強尽くしだった。お受験で私立の中学を受け、そこでも勉強し、県で一番の高校に進学した。部活も運動部に入り、良い友人に恵まれた。運動もできないわけではなく、好きだった。習い事や運動もいろんなことをやった。とりわけ持久力があり、高校ではマラソン大会で校内でベスト20に入った。そして、容姿も悪くなかったため、よく可愛がられた。家族からも友人からも上の年齢からも下の年齢からも。つまり、大学に入るまで何不自由なく、問題もなく、周りに甘えて生きてきた“温室育ちの僕ちゃん”である。一人称は高校までは「僕」、だった。これではいけないと思い、浪人時代に無理やり「俺」に直した。昔の友人からは今でもよくからかわれる。性格は温厚、真面目で、謙虚。争いごとは好きではなく、喧嘩やいじめにも縁がなかった。話がそれてしまったが、このくらいで大丈夫だろうか。でもこれも必要なことだと思ったから、書いた。そして、これからの展開に納得できると思うし、予想がつく方もいるだろう。次で、大学時代編に突入しようと思う。
おはようございます、こんにちは、こんばんは!思いのほか目を通してくださる方がいるようで驚きました。あの、なんていうか、ありがとうございますm(_ _)mまぁこんなやつもいるんだなぁと思って気軽に読んで頂ければ幸いです☆