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いずれもカレントアウェアネス-Rから

トロント大学図書館、次世代OPACを組み込んだ新しいウェブサイトを公開

記事によるとEndecaベースとのこと。
軽く使ってみた感じでは、たまたまか、
ちょっと検索レスポンスが悪かったものの、機能的には申し分ない感じ。
よくできてるな、これ。

日本語での検索もちゃんとできている(ようにみえる)。
245にローマナイズ形、880に日本語タイトルで
分かち書きして入力されているため、「東京都」で検索しても
「京都」がヒットしたりはしないようになっている。
日本語ができるカタロガーがいるのかな。

某氏がいう「江戸」問題はあるものの、それはOPACの問題ではないので
とりあえずスルー。
Endecaはこれまであまりチェックしてこなかったが、悪くない。

NII、「次世代目録所在情報サービスの在り方について(最終報告)」を公表

書誌ユーティリティ課題検討プロジェクトが始まってから早何年。
ようやく最終報告が出た。
正直ちょっと時間をかけすぎた感は否めないか。

中身はまだ要旨ぐらいしか読んでいないので、また後日にしたいが、
うーむ・・・ちょっと評価しがたいかも。

学術情報へのアクセスポイントは、
図書・雑誌の所蔵情報という、「旧」OPACの守備範囲から
論文単位でのアクセスにシフトしている。

図書・雑誌の単位での所蔵情報がわかること
=目録所在情報サービスが、いらんわけじゃないけど、
電子ブックや電子ジャーナルを視野に入れるなら、
その中のコンテンツ、つまり論文や目次の情報についても
同時に扱うことを考えてもよいのではないか、と思ったよ。

データ構造も見直すとかいってるしね。

かつてはともかく、今の時代には書誌データは
データ量として少ない、という話も聞いたことがあるし、

(セミナーには行かなかったので、詳しく触れられないが)
ExLibrisがはじめたbxというサービスは、論文単位での
アクセスを念頭に、そのレベルでのリコメンドを志向しているものだろう。
  #上記のセミナーについては図書館退屈男さんのとこを参照のこと。
    
図書とか雑誌といった「ガワ」だけじゃなく
その中身のコンテンツへと展開していかないといけないんじゃないか。

CiNiiくんががんばるというだけでよいのだろうか。

とはいえ、CATは業務システムという面も大きいし、
とするとローカルの図書館システムのほうも考えなきゃいけないし、
枯れたシステムとしては、そんなにラディカルなこともできないというのは
よくわかるのですけど。

この報告はもう少しよく読んでから、
もいちど考えてみないといけないなあ。

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