こんばんわ!
最近ブログ更新を頑張っている管理人のしょーやです。
今日は携帯電話の周波数帯、バンドなどをまとめた表を作ってみたので、記事にしたいと思います。
かなり専門的な内容となっていますので、理解できない方も少なくないかもしれません。
iPhone5S、5cが使えるLTEの周波数帯、バンドについて。
 
表はこのようになります。
表1:周波数帯のまとめ
バンド(周波数帯)一覧




2014/9/10 最新版に差し替えました。

詳しい周波数帯ごとの説明や、図等をGadget Drawerさんがわかりやすく説明していますので、よかったらご覧ください。
よく耳にする800MHz帯って?クアッドバンドLTEって?携帯電話の周波数帯を簡単にまとめてみました(Gadget Drawerさん)




このようにまとめました。
赤がdocomoオレンジがKDDI、au、UQコミュニケーションズ陣営灰色がSoftBank、EMOBILE、Wireless City Planning陣営となります。
今回紹介したのは、
バンド1/2100MHz帯(2.1GHz帯)
バンド3/1800MHz帯(1.8GHz帯、1.7GHz帯)
バンド8/900MHz帯
バンド11/1500MHz帯(1.5GHz帯)
バンド18/800MHz帯
バンド19/800MHz帯(新800MHz帯)
バンド21/1500MHz帯(1.5GHz帯)
バンド28/700MHz帯
バンド41/2500MHz帯(2.5GHz帯)です。

項目ごとに説明したいと思います。 
・バンド/周波数帯
これはバンドなにかと、そのバンドがどの周波数帯なのかを表示しています。

バンド1→2100MHz帯
バンド19→800MHz帯(新800MHz帯)

・帯域幅
その周波数帯の帯域幅です。
帯域幅が広いほど理論値が高くなります。
狭いよりも広いほうが有利です。

・方式
FDDかTDDとなります。
FDDは下りと上り両方に専用の帯域がありますが、TDDはひとつの帯域を下りと上りでわけあって使っています。
ですので、TDDはFDDと同じ帯域幅でも約半分の速度しか出ません
TDDの表記は上下合わせて表記していて、FDDは20MHz×2(上りと下りで20MHz 計40MHz)という表記になります。
TDD20MHzは大体FDD10MHz×2に近いとされています。
FDDの10MHz幅という表記は10MHz×2という意味です。
TDD、WiMAX、AXGP(SoftBank 4G)、UQ、WCPのことについては下記の記事をご覧ください。
2.5GHz(2500MHz)帯の追加割り当てUQが20MHz幅追加割り当てされることに!WCPはなし!

・割り当てキャリア
割り当てられているキャリアとなっています。
キャリアの下の()はそのキャリアに何MHz幅が割り当てられているか示しています。
×2は上りと下り両方に何MHzずつ分けられているかという意味です。

20MHz×2
上り、下りに20MHzずつ割り当てられている。

・上り/下り(MHz)
そのキャリアに割当てられた周波数がどこからどこまでかを表しています。 

・備考
これはその帯域、周波数帯でLTE?3G?などなんの通信として使っているかを書いたものです。
最大の速度はLTE(Xi)で現在運用している下りの速度しか表示していません。
上りの速度なども知りたい方は下記の表2を御覧ください。 

LTEの周波数帯等をまとめた表は下記をご覧ください。
表2:キャリアLTE速度、帯域まとめ表
LTE



・名称
これはそのままでそのキャリアの LTEの名称ですね。

・速度(理論値)下り/上り
これは上下の速度の最大理論値を表示しています。
しかし、理論値通りには速度は出ません。
あくまでの指標として参考にしてください。

・使用帯域:帯域幅
これは使用する周波数帯域を表示しています。
周波数が低いほど、障害物に強く波長の関係で遠くまで飛びます。
つまり周波数が低いほうが基地局がカバーする範囲が広いわけです。

逆に周波数が高いと、障害物に弱く、電波の直進性も増します。
そのため電波の影などに回り込めなくなります。
また波長の関係で基地局がカバーする範囲が狭いです。
ですから、auの例に取ると、Android向けの周波数は低いですが、auiPhone5が主に使っているLTEは周波数は高いため、2つの周波数帯同じ面積をエリアカバーする場合、高周波帯の方が基地局を多く建てなければならないのです。

・全国カバー率
これはそのLTEがどのくらいエリアをカバーするのかを表しています。
ちなみに全人口>政令指定都市となっています。
つまりSoftBank 4Gはあまりエリアが広くないことですね。
しかし、現在のLTE端末は3Gも受信できますので、心配いりません。
LTEのエリア外は3Gで接続します。 
エリア上方は下記をご覧ください。
docomoXiエリア
docomoが受信時最大150Mbps(理論値)のLTE提供に向け7/30より神奈川県の一部で試験運用するようです。
au4GLTEエリア
SoftBank4G、4GLTEエリア


・テザリング
これはテザリングがそのLTEでできるかを表しています。
すべてのキャリアで行うことができます。

・帯域制限
これはキャリアがLTEの速度低下、パケ死等を防ぐために行なっているものです。
すべてのLTEで帯域制限があります。
auとdocomoとSoftBank 4Gでは7GBを超えると128kbpsという超低速の速度に制限されます。
これを解除するためには 、2GBを2625円で購入しないといけません。
その月にこの課金した2GBを使いきってしまえばまた帯域制限がかかります。
ちなみにSoftBank 4G LTEには7GB制限がなく3日で1GB使うと制限されます。
3日で制限されるのはどのキャリアも同じです。
ちなみにSoftBank 4G LTEはテザリングを行った場合7GB制限の対象となります。
SoftBank 4G LTEの場合3日で999MBギリギリに使い、1ヶ月間これを繰り返したとしても10GB以上は使えません。10GB以上使うためには一度は帯域制限にかかりますね。 

SoftBank 4G LTEも最近3日間で1GB超だと制限がかかるようになりました。
ちなみにWiMAXは制限がなく、無制限で利用可能です。
動画を多く見たり、自宅でルーターとして利用する方はWiMAXを強くおすすめします。

詳しいことは下記の記事をお読み下さい。
WiMAX、WiMAX2+について! LTEとの併用。
Xi、LTE端末を購入する前の注意点! 

下の2個めの表ですが、これはLTEのカテゴリーというものです。
帯域幅によって速度が変わります。
帯域幅が広ければ広いほど理論値の速度は上がります。
ちなみにカテゴリー4のLTEはdocomoの1700MHz帯と1500MHz帯のみとなっていて、他社やdocomo内の他の帯域のLTEはカテゴリー3となっています。
これからはカテゴリー3→カテゴリー4へと移行していきます。
現状ではカテゴリはもはや不明です(笑)
auのバンド1もカテゴリ4に対応していますが、他の帯域はわかりません。
ドコモのバンド1,バンド19は不明です。

今回は周波数帯、バンドの表を作ってみました。
海外の端末を輸入して使おうと思っている方や、キャリアがどの周波数帯で通信事業を行なっているのか知りたい人などはご参考にお使い下さい。
結構さっと作った表ですので、間違いがあった場合指摘してくださると嬉しいです。
記事は以上です。