CD-R(Comapct Disc Recordable)とは、データを一度だけ書き込める、ディスク型のデジタル情報記録媒体である。
概要
1988年に、日本の太陽誘電(That's)が開発し、1990年にオレンジブック パートIIとして規格化された。
Windowsパソコンの普及に伴って、1996年から普及が始まった。
見た目はCD(Compact Disc)と瓜二つで、容量は650MBや700MB、大きさは12cmや8cmの種類がある。原材料由来によるものか、ドクターペッパーに似た特有の臭いがある。
CD-Rは記録面の有機色素を780nm赤外線レーザーで焼き、CDのピットに相当する焦げ目の凹凸を作ることでデータを記録する。
当然ながら上記の工程により、一度書き込まれたデータの消去は基本的に不可能である。ただし、トラック・アット・ワンス形式やパケットライト形式では、未使用領域の追記が可能となっている。
データの読み込み方法はCDと変わらず、780nm赤外線レーザーを記録面に当て、凹凸からの反射光にて判断する方法で読み取る。
現在ではDVD-RやBD-Rといった大容量の記録メディアが登場しているために、記録媒体としてのニーズは少なくなっているが、CD-DA形式で音声データを記録することで音楽CDとして大半のCDプレーヤーで聴けるため、音楽用としてはいまだに使われる。
稀に、エアソフトガンの的やフリスビーの代わりにするなど、誤った使い方をしている厨房が出没するが、素材が通常の記録済みCDに使われているポリカーボネートに比べて割れやすいため、破片が飛び散ると大変危険なので正しい方法で使用すること。
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