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ノイズ除去性能を向上させた現像ソフト「DxO Optics Pro 9」

 ソフトウェア・トゥーは、DxO Labsの現像ソフト「Optics Pro 9日本語版」を24日に発売する。価格はダウンロード版のエリート版が2万9,900円、同スタンダード版が1万4,900円。11月20日までは特別割引価格として、それぞれ1万9,900円と9,900円で販売する。パッケージ版の発売時期は未定。

 対応OSはWindows Vista/7/8/8.1、Mac OS X 10.6~10.9。

Optics Pro 9(写真は英語版)

 新たにノイズ除去テクノロジー「PRIME」を搭載した。1個のピクセルに対して、周囲1,000個以上のピクセルを解析することでノイズだけを除去する。ノイズ低減効果は、オリジナル画像に対して従来より1EV高い4EV相当になったという。シャドウ部のディテールと彩度が保持されることで、質感も自然に仕上がるとする。処理には数分かかるというが、画質向上を優先させた結果だという。

 ハイライト部のディテールをより引き出すことが可能になった従来タイプのノイズ除去ツールも利用できる。

 また、画像内容に応じてコントラストを最適化できるSmart Lighting機能では、失われたように見えるハイライトのディテール再現が可能になった。RAW画像に無い情報も復元できるという。色再現のエラーも抑えた。

 さらにワークフロー簡素化のために設定タブから直接画像を出力できるようにした。他のソフトやFlickrに送ることができる。

 なお、9月1日以降に「Optics Pro 8」のライセンス認証したユーザーは無償でOptics Pro 9にアップグレードできる。

 Optics Proは、画像補正のためにカメラとレンズの独自データを搭載する現像ソフト。パースや歪みの補正にも対応する。スタンダード版はエントリー向け一眼レフカメラやコンパクトデジタルカメラに対応する。エリート版はスタンダード版に加えて、プロ向けカメラにも対応する。

(本誌:武石修)