しょせん他人事って言っても若いですなぁ。
先日、ナパのワインとオレゴンのワインは違いますよねぇとブルジョアなことをおっしゃっていた清水陽平弁護士監修の
「しょせん他人事ですから」
の8巻が発売された。
そして、またまた1冊いただいたので、勝手にPRである。
(amazonが画像リンクを無くしたのがとてもめんどくさい)
これまで、
しょせん他人事ですからって取材で言った奴って凄くね?
しょせん他人事ですから ~って掛け軸をいいっていう依頼者はおらんくね?
しょせん他人事ですからって、セリフ減ったねぇ。
しょせん他人事ですから~っていう割には販売部数を気にしてますがな。。
しょせん他人事ですから~という痕跡すらのこってないがな
しょせん他人事ですからって「たにんごと」って読むんじゃ無かったのね。
しょせん他人事ですからって~清水先生が女優さんと仲良くなることを他人事ですましたくない。
とある弁護士という割には、オビに顔写真掲載してますがな。
と記事にしてきたが、今回も勝手にPRである。
今回は、ドラマ第4話がベースの200X年の話のようである。
200X年という時点で「北斗の拳かい!」というおっさんくさいツッコミしか思いつかないが、発信者情報開示制度が法律になったのは2001年11月22日で施行が2002年5月27日なので、もう20年以上前である。
当時、Winnyが公開された時期である。
実は、当時からインターネット上の誹謗中傷を巡る法律相談は結構あった。検討したが、発信者情報開示を可能にする法律が全くなかったので、「法律が5月27日から施行なので、それ以降に又来てください」という回答をしていた。
で、施行された後も、あれこれと大変で、法律も技術もわからない裁判官に、ネットの仕組みを図にしたスライドを作って、IPアドレス開示の仮処分の必要性を理解してもらったりしたのも今は懐かしい話である。
さらに、漫画で出てくる不審尋上申とかの手法が確立されるのは、当時はまだ弁護士でなかった神田知宏弁護士の登場を待たなければならなかった。
ちなみに、今回でてくるのは、発信者情報開示の黎明期の割には2ちゃんねるではなく、架空の口コミサイトが舞台のようである。これは、弁護士になって数年して独立して当時確立されていない発信者情報をはじめたという設定を維持しつつ、2ちゃんねるのエピソードにすれば、、中島健人さんを2000年一桁台に弁護士だったことにしないといけないが、それは年齢的に無理があるという趣旨のことが解説コラムに書かれていた。
え、まって、私って、そんなドラマの辻褄が合わないくらいのオッサン?いや、オッサンか。。。。
どうやら設定が他人事では無くなってきたようである。
というわけで、宣伝しておいたので第9巻もお待ちしております。