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GyaPC::Asia Tokyo 2016 で Scrapbox の話を聞いてきた

完全に先週の話になってしまったけれど,GyaPC::Asia Tokyo 2016 ~ Scrapbox リリースパーティー に参加させてもらった. スクリーンショットアプリ Gyazo を開発しているNotaさんの新製品 Scrapbox についてのお話をたっぷりと聞いてきた.

Scrapboxは,トップページで「A new style of team wiki」と書かれている名の通りWikiなのだけど,想像していた以上にパワフルなWikiだった.使っているうちに勝手がわかって興奮してくる.使い始めるために覚えることは少ないのですぐに書き始められる.イベントの少し前くらいから仲間内でプロジェクトを作って試していた段階で,記法や画面操作はすんなりと慣れることができた.

頭のなかで何かしらのフレーズ (キーワード) が思いついたら「+」ボタンを押してとりあえず空ページを作る.書きたいことを書いて離れて,また思い出したときに再び書き始める.ページ内に仕込んだキーワードリンクやハッシュタグは自動で関連付けが行われるので,書き手は何も考えなくても全てのページが繋がっていって面白い.2ホップ先リンク表示が意外と便利.

普段ブログ記事やドキュメントを管理しているときは,それを書き終えた時点で,可能な限りタグとかカテゴリを付け終えてしまいたくなる.しかし(自分の場合) Scrapboxを使っているときは,2回目以降に改めて読むときにタグを付けたり外したりしていることが多い気がする.初めの段階で「この記事何に分類されるのだろうか」と考えていないのでページを作りやすい.似たページが現れれば,他のメンバーの計らいによりタグ付けされて探しやすくなったりする.逆に現時点で大した情報でないのなら関連付けが少ないはずなので,芋づる式の検索に引っかかりにくくなる.自然とこれが繰り返されることで書けば書くほど,眺めているだけでも楽しくて,情報探しにおいてもでも使いやすいものになっていく.

ReactとjQueryの話とか,Atomを参考にして contenteditable を使うことなく見たままモードな編集エリアを実現している話など興味深い話をたくさん聞けて楽しかった.複数人でのリアルタイム編集の実装ではGitのcommitモデルを参考にしているらしく,確かに行ごとにそれらしきidが振られていた.Gitの仕組みを学んだところでGitで完結しているものと思っていたけれど,こういう場面で考え方を応用できるのだな.プレゼンで紹介されていた『実用Git』を読んで勉強したい.

実用Git

実用Git

Scrapboxの機能に対する感想などはまたどこかで書きたいと思います.
楽しい会をありがとうございました.

https://i.gyazo.com/47fd4dbd5d507bf407e8cdf11e59e3d3.jpg
拙者を接写するでない