ゲートレウェブログ

来ましたか。
来ましたね。

スマイルプリキュア48話、最終回です。

*まだ作品全体の評価は完全ではありませんが
最終回については書いておりますです。

さて、最終回の話に入りたいところなんですが、
シーンごとじゃなく先に最終回の評価をしようと思います。
不真面目に書いてると思われそうなので。
茶化してるわけじゃないんですけどね(笑)。


では評価だけど、まずは作画ですよね。
まあーーよく泣いたもんです(笑)。

最終回だけに本当に力の入った作画で、確かにそれは感動や涙を
誘うものではあったんだけど、あまりの力の入りように、
ごめんなさい、笑いました。
だってあんなん見せられたらさあ(笑)。
福圓美里をはじめとした声優の熱演と相まって、
そりゃあ迫力があった(笑)。

内容の方は、早いアイキャッチと山場が何度も来るその多さで、
「まだ続くの！？」と思ったぐらい充実した内容だった。
もっとも、具体的にはシーンごとの話で書くけど
泣いたと思ったら笑ったりして若干時間が足りてないように
思う部分もあった。
とはいえこれだけ中身が詰まっていれば見ごたえ十分ですよね。


そしてラスト、キャンディにまた会えたこと。
女児向けという意味ではこれは極めて正しいです。
100％正しい。
途中からはこれをどうするかという点に注目して見てたから、
ラストは結構驚いた。

ただ気になる部分もあって、驚いた理由の一つでもあるんだけど、
それまでの流れがかなりシリアスだったじゃないですか。
完全にもう会えない方向で進んでたし、EDも1話からの
回想みたいだったから、これをもってキャンディとは会えないことの
フォローとする気じゃないかと思ったんですよ。

なのでここまでやって再会したとなると、
視聴者の中には過程が無意味になったと思う人間も
いるかもしれない。

だけども、俺としてはこれは悪くないと思う。
「お星様にたくさんお願いしたら来れるようになった」
て理由があったじゃないですか。
夢は強く願えば叶って欲しいじゃないですか。
だからこれはいいんです。
これは理由であり、同時に願いが込められているのだから、
キャンディが来れるようになったことは正しい。
辛い選択をすることと夢が叶うことは矛盾してない……
ちょっと温度差はありますけどね(笑)。

あとさあ、あのー、ここ数話ってちょっとあれでしたよね。
はっきりものを言ってましたよね。
要するに……言っちゃえば震災なんだけど、それを意識してるのが
かなり感じられたんだよね。
確かに今辛いのは被災した子供たちを置いてほかにないし、
小さい子にはストレートに言うのが一番伝わりやすいと思う。
でも俺からすると……ちょっとね、もう少しアプローチを変えても
いいとも思うんだよね。
例えば、底抜けに明るいものを作って笑顔になってもらおう、とか。
だから……ここ数話の強いメッセージ性を正面から受け止めがたい
俺としては、キャンディと再会できたって明るい結末に
ほっとした部分が、正直なところ、ある。
その意味でこのラストを歓迎したい、という気持ちが。

まあこれはあくまで個人的な話であって、再会できたことは
それを抜きにしても非常に良かったと思います。
個人的なことを長々と申し訳ないですね(笑)。
どうもすいません、でも最終回だから勘弁して(笑)。

あ、ちなみに星に願いごとをするのは七夕の回で出たことですね。
ペガサスに願うと叶うとかなんとかみたいな。


といった感じで内容の濃い最終回だったと思います。
が、もう一つだけ言わせてください(笑)。

中身は濃かったけど、5人とキャンディのことに終始してたよね(笑)。

ピエーロは絶望そのものだけど、じゃあなぜ姿を持つようになったか、
一体化したジョーカーはどうなったか、
そもそもジョーカーとはなんであるか、
いきなり出番がなくなった女王のこと、
人の姿となったキャンディのこと、
メルヘンランドのその後のこと、
荒廃した地球が元に戻る過程、
これらは全て知りたいことだし、普通はもうちょっと見せる。

最終回のこの濃さは、早めのアイキャッチと
5人＆キャンディ以外のことを全て放り投げて得たものだった。
これは触れておかないといけない。

ただ、今までピエーロ以外にも特別詳しい背景のないボスはいた。
俺も過去には、もうここまで来たら背景はなくていいやって
思ったボスもいた。
だからスマイルだけがおかしいわけじゃないことには注意したい。
ピエーロの場合は、もっとどういうやつでなぜ意志を持ったかが
知りたかったなということです。

この最終回は満足度のある終わり方だったけど、
完璧だったとは思わないですね。


はい、これで最終回の評価は終わりです。
長々と書いてあれですけど、一言で言えば良かったです(笑)。
良さが勝ってました。

みゆきたちにあそこまで大切に思われるキャンディを見たときは
「スイートのハミィに俺が求めていたのはこれだったんだよ」
と思いましたよ(笑)。

満点ではないにせよ、満足感のある最終回だったんじゃ
ないでしょうか。



では次に作品全体の評価に参りたい…ところなんですが、
できれば全話を軽くでも見返してから言いたいところなんですよね。
なのでひとまず「今の時点での評価」として話したいと思います。

ん～っとじゃあ、思いついた順に話そうか。

スイートとは違う意味で女児向けを逸脱してたと思う。
それは何かというと、話や演技ですよね。
中盤でジョーカーに絶望させられたり、泣かされたり、
展開もそうなんだけど、特に絵に痛々しさがあった。

演技に関してはほぼ福圓美里ですね(笑)。
本気で演じるのはいいんだけど、女児からすると
怖いんじゃないかなと思うような演技が多々あった。
そこはもうちょい可愛くていいんじゃ…みたいな。
この二つはセットでややマイナスと考えたい。

序盤は、勢いで押してる感じはあれども退屈しなかった。
これはスイートもそうだったんだけど、あちらは見ていて笑えない
本気のケンカなどがあり、それと比べればスマイルの方が健全。
その意味において、退屈したかどうかで評価するとシリーズで
一番のプリキュアと言える。

あと、今作の特徴として、
過去シリーズを意識していることが挙げられる。
キュアキャンディはフレッシュの発展系らしいし、
最終回近辺の絶望だなんだって話や、巨大化したハッピーは
それぞれスイートやハートキャッチの影響が見える。
他にもいくつかあったはず。
これらは単純に良い悪いを言えない、あくまで特徴なんだけど、
ただなんでそんなに意識したかは気になるところ。

そうだ、あざとさもあった。
シリーズで初めてあざといって思いました。
始まる前からピースがあざといって言われてたのは
俺はピンと来なかったんだけど、スタッフが狙ってるかはともかく
パンツが見えそうなアングルがあったり、ええと…思いつかないな。
とにかく、いくつかあざといと思った箇所があった。
作品に慣れてからは、あざとさを感じることはほぼなくなったにせよ、
女児向けにあるまじき点としてこれはマイナスにしないといけない。

これぐらいかな？
まあこれはまた後でちゃんと書きます。
こうして見るとマイナスが結構あるけど、軌道に乗ってからは
毎回おおむね良かったんですよね。
子供になる回みたいにとても面白い回もいくつかあって、
それらをまとめると悪い印象はないです。

だから…なかなか面白かったと思いますよ。
うん、これが評価になりますね。

はい、ではひとまずスマイルプリキュアでした！


最終回をシーンごとに振り返ったものはこちらです。

こっちは初代からスイートまでの評価です。