青の祓魔師 22話

  • 2011/09/11(日) 17:36:18

そういえば自分はこの作品をどう思ってるんだろうと考えた。

んー、んん。

もどかしいアニメ?

そんなとこでしょうか。
だからなんだと言う感じですね(笑)。

はい、始めましょう。



Cパートがあって良かったなと。
ほっとしたもんね(笑)。

なんせもうじいさんが本性を現したじゃないですか。
いくらすんごく怪しくてもこんなにタメもなく、
初登場の次の回でバラすなんて拍子抜けも甚だしい。

だからCパートで雪男が悪魔化…正しくは悪魔落ちだったか、を
するという大きな展開があったおかげで、じいさんの正体については
ラストエピソードの中でたいしたポイントじゃないんだなと納得できた。


もうね、信用できないからね(笑)。
このアニメ製作会社がいつからあるのかは知らないけど、
今までを見た限り物語の出来や構成力がまだベテランよりは新人に近い
原作者と比べても見劣りすることがあるんだもん(笑)。
気になる点があるとすぐ不安になっちゃう。

まあBパートの最後以外は悪くはなかったんですけどね。
雪男がコスチュームチェンジをして登場するところから
メフィストが一人で去っていくところまで、順当に話が進んでいて
物語に集中できた。



雪男は日本史部長兼パラディン兼ジェイコブズ・ラダー作戦指揮官かあ。
肩書き長いな(笑)。
それにしてもパラディンの格がどんどん落ちて行ってる気がする。
雪男なんてまだまだ弱いでしょうよ。
それか悪魔落ちのパワーアップ込み?

じいさんについては振りとかじゃなく本当に従ってた様子。
まあ燐を人間に戻すという言葉に、自身の悪魔落ちを
見抜かれてたとあっちゃあ心も動くというもの。
これについては特に物語的な不満とかはないですね。

最後ではついに悪魔落ち。
途中でも悪魔パワーを使って燐をふっとばし、
悪魔睨みでケットシーを退散させたりしていた。
これは次回説明が入るだろうから、今はついにそのときが来たという
盛り上がりのみを味わいました。



メフィストはちょっと分かんない。

絵が幼稚園児レベルなのはいいとして(笑)、セリフだけ聞いてると
傍観者のまま終わる気がちょっとするんだよなあ。

原作が続く中で終わらせるわけだからそれでも許されると思うけど、
もちろん何か仕掛けてくる可能性だって高いわけで。
メフィストを陥れた人物との関係もあるしね。

開幕を告げるベル、ショーは見逃せない、か。

ネイガウスは、メフィストが500年程前に人工生命の研究をしていて
自分が施設を譲り渡した後も連綿と研究を続けていた弟子の
遥か末の弟子だったという、要は師弟関係だった。
んー、この辺オリジナル?

なんにせよ、ネイガウスの出番はもうなさそうである。
ネイガウスをはめた「誰か」の存在をちらつかせたことで
役目は終わったんじゃないだろうか。

メフィストはじいさんのことは傍観しつつ、それとは違うところで
その「誰か」と戦うのかもしれない……じいさんが「誰か」でも
全くおかしくありませんが(笑)。



じいさんはまあ……悪い人なんでしょうね(笑)。

雪男を騙していたこと、燐の方が娘に似ていると言いながらも
平気で生贄にするところを見れば正気じゃないね。

自分と娘がされたことというのが本当だとして、
なぜゲヘナを滅ぼすことにこだわるのかが分からない。
普通、人間に恨みが行きませんか?

究極兵器メサイアなあ。
これがあるならゲヘナを利用して人間を滅ぼすとかは
考えてなさそうだけども。

ヴァチカンのトップがあっさり更迭されてるのは雑だと思います。



複数のキャラが重要そうな気配を漂わせる中、
反対に落胆させたのがエンジェル。

こんな早くパラディンの座を追われたのに
嬉々として任務についてるじゃないですか。

なにこれ?
一体なんなの?

いやまあね、雪男ではなく実はエンジェルこそが
何かを企んでいた、なんて可能性もなくはないですよ?
ただ今までが今までだからこれくらいキャラの扱いが
どうしようもなくても全くおかしくないのがねえ(笑)。

オリジナルの鍛冶師は今回も出番があってなんとか良かったけど、
剣を直すため釘を取りに行った話なんかはそれっきりじゃないですか。
ゲームのイベントみたいな小さな展開が始まって、あっさり終わって。
今思うとあれは雪男と勝呂の心の内を説明したかったんだと理解できる。
でも話が独立してて絡まなさ過ぎる。
決着をつけたはずなのに勝呂はその次の回でも燐を警戒してたしね。

そんなことがあるからエンジェルを信用できない。
今回だけで言うなら、小物すぎてガッカリですよ。
これじゃあ原作に期待するしかないよなあ。

アニメスタッフめ、原作を広く知らしめたい目的で作っておきながら
キャラの魅力を下げるようなことをする意図は何だ?

今思いつくエンジェルが従う理由は、悪魔が憎いのは今までを見てれば
分かるから、ゲヘナを滅ぼすというじいさんの目的に大いに賛同した、
とかだろうか。

なんでもいいからちゃんとした理由があって欲しいもんですよ、本当に。



後、その他のこと。

燐の顔をプニプニするケットシー。
今週のプリキュアも冒頭でおんなじことしてました。


子猫丸をかばって勝呂が攻撃してから
他のエクソシストが「今だ!撃て~!」。
見習いにきっかけを作ってもらわんとすぐに攻撃せんかい!


夕飯の弁当。
燐は何を食ってるか聞くだけなのに「ちょっとお前ら!」の言い方は
怒鳴りすぎだったと思います。


山鯨。
誰がどう見てもオッコトヌシ様ですね(笑)。
人間に恨みを持ち、そして殺されるところまでもののけ姫に出てた
あの人そっくり。
大丈夫か?


シュラが出てくると自然と乳に目が行ってしまう。
しゃなあいじゃないの(笑)!


支給された降魔武器は人の生き血を吸う吸血武器だった。
トランシルバニアの公爵が所有……ドラキュラですね。
凄く分かりやすい(笑)。



とまあそんな感じですが。
まあ大体もう言っちゃったけど、不安です(笑)。
要するに。

どうもあんまりいい脚本家がいないみたいだな。
募集するか依頼したらどうだろうか。

少なくともこの出来じゃあ2期や最初からやり直すときは
別の製作会社が作らないと作者がかわいそうだと思う。

原作が売れてるからって目的を達成したと思わないで欲しいですね(笑)。
アニメの出来としては明らかに構成のまとまりが悪い。
どうしようか悩みながら作ってる感じ。

繰り返すけど全部悪いわけじゃないですけどね。
いいとこもあるんだけど悪いとこが目立つだけで(笑)。


次回はメフィストが気になるナレーションを。

燐と雪男は合わせ鏡とな?
一つの力を二人が共有してるとか?

その前に父親が死んだときみたいになってる燐は大丈夫なんだろうか。

他のエクソシストは生きてるのか、腹話術のキャラに出番はあるのか、
メフィストの胸の高鳴りの理由は、と気になることは他にもある。

どうなるかちょっと予想がつかないので
最後に一発頑張ってもらいたい。

頼んます(笑)。

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青の祓魔師 第22話「悪魔狩り」

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  • From: WONDER TIME |
  • 2011/09/15(木) 21:17:48

青の祓魔師「第22話 悪魔狩り」/ブログのエントリ

青の祓魔師「第22話 悪魔狩り」に関するブログのエントリページです。

  • From: anilog |
  • 2011/09/16(金) 15:04:03

この記事に対するコメント

管理人さんのご意見に頷くばかりです。
鍛冶屋から完全オリジナルストーリーになってますが、唐突感が酷いです。

子猫丸との和解を描きつつ、雪男の悪魔化の伏線を張る
ネイガウスを再登場させるが、黒幕は燐たちの祖父
そして雪男の悪魔化

文字にすれば、よく出来た面白い話になってると思うのですが、
如何せん、構成と演出が残念な出来です。

脚本の進め方が早く、視聴者のみならずキャラ達の気持ちも乗ってきてないように感じてしまいます。
原作を読んでいて、この話をするのには後数P足りないと思うことはありますが
アニメの方は原作の欠点を更にパワーアップさせた感じです。
原作沿いの時は、漫画の唐突感を補うように作られていて、感心していたのですが。
どうしてこうなるのか不思議です。自分で作るとわからないものなのでしょうか。


以前の話になりますが、
ネイガウスとその妻の物語がこのエピソードに置いて前座に過ぎないのは分かりますが
前座だからと言って手を抜きすぎだと思いました。
しえみがミシェルを悪い人じゃないと言ってましたが、悪魔達に懐かれていただけですので説得力がありません。
にも関わらず燐が必死に守ろうとするので、必死さが逆に白けました。
あのようにドラマチックにミシェルを守るなら、管理人さんが仰るとおりもう一エピソード必要だと思います。
グリゴリの罷免の件も同様です。
あっさり罷免されてるのでグリゴリの権威が下がりまくりです。
必然的に主人公の目標である聖騎士の価値まで下がってしまいました。
究極兵器メサイアも、たかが15年で作れるものだろうかと。


やりたいことがあるのは伝わってきますが、そこへの過程が雑に扱われているように感じます。
尺が足りないのなら、鍛冶屋と誕生日といっそ塾生との和解の話も無くて良かったのではと思いました。

今回の話も、雪男が聖騎士に。悪魔を惨殺。実は兄を人間に戻すためだった。騙されていた。悪魔化。と、
エピソードを詰め込みすぎだと感じました。爺さんの仲間になったのは先週なのにもう裏切られたとか早すぎです。
出来事をもっと丁寧に掘り下げれば、もっと面白くなれたのではと残念に思います。
土台は面白いので非常に残念です。

確かに、もどかしいアニメですね(笑)

ただ、燐達の母親は原作にまだ出てきませんし(祖父もですが)
雪男の悪魔化も勿論まだ(?)です。
よくある当たり障りのないオリジナルストーリーではなく、原作に切り込んだオリジナルになっていると思います。

だからこそ、余計にもどかしいのですが(笑)

  • 投稿者: かがり
  • 2011/09/16(金) 03:53:58
  • [編集]

コメントありがとうございます。
すみません、また少しブログのチェックが遅れました。


仰る通り、タメがないんですよね。

ミシェルの話もそうで、ミシェルが憎しみに囚われていったのは
本人の意思だけではなく反魂の影響もあると思ったんですが、
そこから人の心を取り戻すのが早すぎました。

燐は燐で身近な人間が次々狙われたのにあっさり態度を変えて、
前回の流れだとお互い物分りが良すぎるんですよね。


本当にこの性急さは何なんだろうと思います。

途中までは原作のエピソードにオリジナルを加えつつ
たまに1話丸々オリジナルエピソードをやるという
ゆったりした展開だっただけに、
これでは原作に沿って未完で終わらせる予定が急遽オリジナルで
完結すると決まったのではないかと勘ぐってしまいますね。

実際、原作の途中までを放送するやり方でも良かったと思うんですよ。
合間に気楽に楽しめるオリジナルでも入れれば全体は見失わないし、
何より原作を広めたいとするアニメ化の目的も達成させられます。
今回のアニメ版は入門編と位置付け、続きは原作で、と。

それを何を思ったか後半でいきなりオリジナルに移行してしまうとは、
一体どんな判断だったんでしょうか。

かがりさんが触れられている通り、グリゴリや聖騎士の価値が落ち、
これならオリジナルは削ってでも時間を取った方が良かったと
思うほど今は早くて雑な展開になってしまっていますが、
これも移行がスムーズでないからなんですよね。

この構成を見る限り、全体を見渡しながら
物語を組み立てているとはどうも思えません。


じいさんがオリジナルだったのは驚きましたが、それや母親の設定を
オリジナルで用意するということは、今回のアニメ版は続けたりせず
はっきり終わらせるつもりなのかもしれませんね。
これも前にかがりさんが触れられていたと思うんですが。

出来上がったものは今更どうしようもないわけですから、
せめて残り数回が良い物になることを期待したいですね。

そうしればこのもどかしさも少しは解消されると思います(笑)。

  • 投稿者: chocobis
  • 2011/09/17(土) 20:56:24
  • [編集]

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