日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

台湾の旅4日目 新北投温泉、台北市美術館、中元節、水餃子に台湾茶に胡椒餅に愛玉檸檬に麺線に…

5時半起床…うわああ、今日も寝過ごした。今日も阜杭豆漿にいけないではありませんか。明日は松山9時の便だから、時間はともかく大荷物を持っていくのは辛いしなあ。今回は諦めましょう。

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結局、7時からやってるホテルの朝食で野菜とコーヒーだけ摂取し、朝飯はホテルから程近い、肉まんが名物の店で。 お持ち帰りが中心だけど、店前にテーブルと椅子はとりあえずありました

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酸菜肉包、すっぱい白菜入りの肉まんがうまい!あと、 蛋餅に豆漿に。豆漿はかなり甘い味付けだな

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7時過ぎから大層繁盛しているお店で、ひっきりなしにお客さんがやってきて買い物。会社に行く途中に買って、会社で食べる、みたいな人も多いみたいね。

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さて、本日最初の目的地は温泉です。新北投温泉。台湾で温泉というと日月潭か北投くらいしか知らなかったんだけれど、北投温泉がMRTで行けるほど近いとは知らなかった。西門から乗ったMRTの松山新店線を中山駅で乗り換えて、信義線に揺られること11駅、途中からはずっと高架線を走って北投駅。

ところで台湾に来た初日からMRTに乗り倒しているけれど、MRTは路線ごと路線カラーがあって、駅での乗り換えも路線カラーに従えばいいので利用は実に簡単。今回は中山駅で松山新店線(緑)から信義線(赤)に乗り換えたというわけです。そして、次の列車が何分後に来るか5秒単位でカウントダウン表示されるし、そもそも中心部なら3分間隔位で運行しているから、時刻表見なくても安心して乗れる。自分の体験の範囲だと、上海やソウルの地下鉄もそういう感じですよね。

北投駅から、温泉のある新北投線までは1駅だけの支線があり、昼間は10分単位、朝夕はピストン輸送で運行されている。わずか1.2kmの区間をのろのろ走って到着。

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周囲の住民から騒音の苦情があり、以来、時速25km/hで走っているらしい。上野大宮間の東北新幹線みたい。駅廻りには、温泉を引き込んでいるのかな?マンションがたくさん立っていて、なお建設中みたい。

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ところでこの駅のトイレで、はじめてトイレットペーパーの自動販売機を見たよ。MRTの駅は大抵、神が備え付けされているので、買う必要無いからね…。この駅もちゃんと備え付けがあったので、昔の名残かな。10元で2つ。

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可溶性とあるからトイレにそのまま流しても良い紙なのだろうか。台湾だと紙は流していいのか、脇のゴミ箱に入れたらいいのか、ちょっと迷う。脇のゴミ箱に入れるのが無難なんでしょうね。

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妙に立派な門のある駅を出てみれば、目の前にあるのは公園と、それを囲むように立つ温泉旅館群。立派なビルの温泉ホテル

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取り壊し中のホテルもあって、温泉地として景気がいいのか悪いのか、いまいちよくわかりませんでしたが(取り壊すにしてもやり方が派手で、下の写真、かなりデカい瓦礫を道に面したほうにズドーンと落としていましたよ。おっかない)

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その温泉地の中心にある公園の中には北投温泉博物館があって、これ、戦前に大きな浴場として建てられた施設をリノベしているみたい。

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戦前から新北投は日本人が開発していたので、温泉もごくごく日本風だったんですね

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ローマ風呂だ…

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そして新北投は玉川温泉的な酸性の強い温泉で、放射線たくさん出てます、というご案内もありました。

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この施設、内部の写真撮影も自由だし、無料だし、解説は日本語表示つきだし、ガイドさんも大勢いて日本語が出来る人もいるという至れり尽くせりぶり。なんだけど、前に注意事項を書いた看板が立っていて、なんだろうと見てみたら

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写真撮影にあたって、金銭の授受を伴うものは禁止、台湾はじめ東アジア~東南アジア文化圏で大人気の結婚写真の撮影をしちゃいかんと。あと、猫耳のイラストは、コスプレ撮影も禁止と。歴史的建造物っていうと、すぐにコスプレイヤーが撮影に来ますからねー。

駅から坂道を登ってしばらく歩くと、地獄谷。新北投温泉、源泉が90℃以上あるので、冷ますための湯畑がありますね。ここ自体は源泉ではなくて、源泉はもっと山の上のほうにあるらしい

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この日までは、雨がぱらついたりして比較的台湾にしては涼しかったのだけれど、この日はピーカン、気温もさることながら、やはり緯度が下がった分だけ日差しが熱い、というか、痛い!紫外線もそうとうなものでしょうね…日焼け止めは必須だ。

さてさて、温泉に来たからにはやはり入っていかないと。公園の中には公園の露天風呂もあるんだけれど、男女混浴で水着持参が必須。瀧乃湯という、昔ながらの男女別の温泉銭湯に行ったんですが…

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入口が閉まっていて嫌な予感がしたら、張り紙をみたら7月から改修のためお休みと書いてある…。なんたること。中をちらっと覗き見たら、改装というレベルでなく壊しにかかっていて、これは営業再開がいつになるかわからない。そもそも営業再開するんだろうか

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しかしせっかく来たからには、やはり風呂には入っておきたい。地獄谷の近くにあったよい風情のお風呂もお休みっぽい

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ホテルでも日帰り入浴ができる場所が多いらしいけれど、折角ですからなんかちょっと雰囲気のあるところへ…ということで、やはり地獄谷の入り口付近にあるこちらへ

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新北投温泉浴室 市政府合格 純天然温泉。なるほど。店前に料金案内があるものの、いまいちよくわからないながらとりあえず入ってみたら、中のインパクトのある外観のおばちゃんが写真付きの案内を示してくれたのでよくわかった。こういうところは大浴場は無く、すべて個室であると。そして、小さな浴室に1人なら130元、2人なら250元、以下、2人用の少し大きな浴室、小家族、大家族と、個室の大きさに合わせて個室料金が設定されているみたい。お時間は40分か1時間。

ベッド付きの浴室もあり、ええ…つまり…その、何をするんでしょう?と思ったんだけど、マッサージ付きって意味らしいです。すみませんすみません。

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で、その、個室というのがこういう感じでして…

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狭い洗い場と浴槽があるだけの部屋に鍵をかけて、荷物は濡れないようにはじっこにおいて、ラックに着替えを置いて…みたいな入浴。とにかく体を洗うでもなく、浴槽に浸かるだけ。温泉はしっかり温泉だったけど。まあ、変わった体験はさせていただきました。やっぱり大浴場がいいけどね。

あと、上記の浴槽周りの注意書き、ほぼ全部意味が理解できて、読める、読めるぞぉ!みたいな気分になったけど、もともと漢字でわかりやすいところに、日本のお風呂で読むようなのと同じ内容の注意だから、意味も取りやすいよね…。

さてさて、そして風呂上がりには牛乳!

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低温殺菌牛乳があった。台湾にも風呂上がりに牛乳!文化があるのかよくわからないけれど、この温泉の脇にあるコンビニ、街中のコンビニよりも牛乳の品ぞろえが豊富なような気がしたので、実際、あるのかもしれない。

とにかく暑いし風呂あがりだし、で、引かない汗を噴き出したまま坂道を下り、公園の中にある台北図書館の北投の分館へ。

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で、図書館のまわり、妙に人が多い。

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あっ、これ日本でも最近あちこちで見たことある風景や!そう、この北投親水公園、ポケモンGOの聖地になってるらしい

実際、アプリ起動してみたら、ポケストップがたくさんあって、どこにもルアーささりまくりだった。図書館にも注意書きがあったけれど、中でやることを禁止にしているわけではないらしい。勉強しながらずっとポケモンGOやってる若いのとかいたぞ

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この図書館、木造の素敵な建築なので、ポケモンはともかく、中に入っても損はないと思いますです。建物の中は撮影禁止ね

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ここのテラスで少し涼んで、のんびり。その時飲んでいたお茶がこれ

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東宝美人のペットボトル。台湾のペットボトルのお茶は日式と書いてあるもの以外は甘いものが多く、これも甘味が云々と書いてあるので砂糖を添加しているのかなー、と思っていたんだけれど、無糖だった。お茶そのものの甘味についての言及だったみたい。最近は無糖のペットボトル茶も増えてるみたいね。ファミリーマート限定の茶葉入りのペットボトルを買い忘れたのが心残り。

でも、日本人からするとなんでお茶がみんな甘いの?と思うけれど、台湾の夏にぶらぶら歩いていてると、なるほど、甘いものを飲みながらじゃないとやっとれんわ…というのはよくわかった。

さて、なんだかんだ温泉を堪能したので、帰りましょう。新北投から北投までは3両編成がピストン輸送しているだけなので、たぶん、行きと同じ車両。温泉桶をイメージしたテーブルは観光案内になってます。

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 北投で、台湾を自転車でまわろう!と宣伝するラッピングの車両を見る。10月2日~11月13日で、台湾自行車節というイベントというか、キャンペーンがあるのかな。台湾一周も自転車でできるように整備しているそうなので、そういう旅もしてみたいな

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台灣騎跡TAIWAN CYCLING FESTIVAL-自行車入口網

というかですね、こういうイベントもあったり、台中のオペラハウスはもうすぐオープンだし、ほかにもいろいろ、秋にまた台湾に来るべきなんじゃないですかね…。

信義線を南下し、こんどは圓山駅で降りる。ここは少し前に花博の会場になった場所なんですが

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圓山大飯店でも有名ですよね、なんか悪者の本拠地みたいな巨大ホテル。駅から歩くと結構あるよ

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で、その手前右に見えているのが、台北市立美術館。現代美術を主に扱う美術館

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入館料は大変リーズナブルで、30元でありました。

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展示スペースも1階から3階までかなり広いんだけど、この日は1階2階は改装中、無いし展示入れ替え中で、やってたのは3階だけ。そこで展覧会2つ。ひとつのほうは多数作家による企画展でしたが、写真作品が多くてわりと面白い

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これは結婚写真を皮肉った作品なんですかね?

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いろんな場所で階段に同化している写真作品もあった

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あと、前回の横浜トリエンナーレでやなぎみわがトレーラー舞台を作っていたけれど、あれの発祥は台湾。トレーラーに移動式の舞台を作って各地のお祭り会場などを回るという。それをモチーフにした作品もあった

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そしてもう一つの展覧会、台北雙年展とはなんぞや?と思ったら、台北ビエンナーレか!なるほど

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この美術館が開館したのが1998年で、台北ビエンナーレもその年からはじまっている。最初のキュレーターが南條史夫さんだったのね

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展示はこれまでのビエンナーレを振り返り、一部の作品を展示する、という内容でした。

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この引き出しの中に入っていたのが4コマ漫画で、これ、孟獲七縦七擒のパロディらしいというのはわかるんだけど、何がどのように面白いのかイマイチわからない…

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で、さて。前回のビエンナーレが2014ということは、次のビエンナーレは2016年の秋ですよね…

台北ビエンナーレ、9月10日からだって…。これ、ますます、また秋に台湾に来なきゃいけない理由が増えてしまったじゃないですか。いやーん。

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ミュージアムショップも覗いて(ここはあんまり面白い物はなかった)美術館を出る。原住民に関する資料館もあるようで面白そうなんですが今日はパスしまして、駅に近いここのお店へ

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神農市場といって、高級食材セレクトショップみたいな感じのお店。

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DEAN & DELUCAみたいな…と言おうとしたけど、国産食材ばかり扱っているので、どっちかというとビームズが銀座でやってるAKOMEYA TOKYOみたいな感じかな。特に調味料については素晴らしい品揃えっぷりで、素敵なものをいろいろ買い込んでしまいました

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帰宅後、近所の店でパクチーが安かった時に、トマトと混ぜて、ここのオリジナルの、芥菜の発酵塩漬けを刻んだものを混ぜて、さらに、やはりこの店でかった黒胡麻油をたらして食べたら、美味かった

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と、そうこうするうちに、13時半に。今日は温泉と美術館でゆっくりしたので、ちゃんとしっかりお腹が空いてきた!この旅行中、常に満腹だったので、珍しいことです。MRTにまた乗って雙連駅で下車し、駅からすぐのこのお店

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雙連高記水餃店とお隣の三五水餃、名前は違うけれど同じ店と思って良いみたいなんですが、とにかくですね

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韮黄水餃が大変うまい。10個あってもひとりでペロリと食べられてしまう。酸辣湯も美味い。安くて美味、各式小菜(いろんな店にこれあって、棚とか冷蔵庫から自分で取ってくるおかずですね)もいただきました。

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 冷凍餃子のお持ち帰りも出来るようだけど、日本まで冷凍品ってどうやって持ち帰ったらいいんだろう…(無理するのはやめましょう)

すこしお腹もこなれたのでまた歩く。ぶらぶら歩いて中山の前回宿泊したホテルの前を通り、大通りを渡って南下し、次の目的地はここ

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新純香はお茶の店。昨日、林茶泰茶行で買ったのにまた買うのか!なんですが、昨日のお店は試飲ができず、基本的に1斤単位なので、小回りが利きにくい。このお店はしっかり希望のものを試飲させてくれて、ゆっくり選ぶことが出来る。日本語できる店員さんが何人もいるので、そのへんも大丈夫。お茶に詳しい人が、この店は信頼できると言ってますです。

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このお店の場合は100gのパック売り。お茶の値段ももちろんピンキリで、100gで100元から高いものでは2000元くらいまで。種類にもよるけど、日常的に美味しく飲むなら300~500元くらいのものがいいみたい。あまり発酵していない青茶の文山包種茶400元、発酵度合いの高い鉄観音300元、紅玉紅茶500元などをお願いして、いろいろ試飲させてもらいました。

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お茶請けももらってのんびりお茶を楽しんでいたんだけれど、2時半くらいになったら、対応してくれていた人を含め、店じゅうの人がちょっと待ってね…と表に出て、中元節のお祈りを。

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中元節ってつまり盂蘭盆会、祖霊信仰ですよね。で、この中元節のためのお飾り、それこそ今回の旅行中はいたるところで見まして、例えばこのお茶やさんの場合、さすがにお茶がたくさん店の前に並んでいる

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銀行や大きい商店などは派手にやっている

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所在無げな感じで、店員さんがみんな表に出てきて談笑しているを見るのが楽しい

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近所のお店と並んで一緒にやってるところは、日時を示し合わせているんだろうか

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台北だとスーパーで買ってきたようなものが多く、実際、この日の夜にスーパー、頂好wellcomeに行ったら、中元節用のセットを売っていた

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台南だと、より伝統的な色合いのある飾りになってるところも多かった

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で、お祈りから戻ってきた店の人にいろいろ聞いてみたら、8月中なら何日にやってもいいので、周りのお店と調整して同じ日にやったりするとこも多いと。そして大量に積まれたお供物…お供物って表現でいいんだよね?これは店の人みんなで分けるらしいです。

美味しく試飲させてもらい、お茶もしっかり買って満足。せっかく台湾行くんだから、スーパーなんかでお茶買わないで、ちゃんとしたとこでお茶買ったほうがいいですよ。エリンギチップスも買ったですよ、美味かったので。

レジの脇に蔡英文総統のメモパッドがあって面白かった。萌えキャラだよねこの人…猫好きらしいし。ホテルで読んだ新聞でも、原住民の村に行って、衣装を着ている写真が載ってたぞ(ちなみに、台湾では少数民族、先住民のことを原住民と呼称しますので、それに倣った表記としております)

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ゆっくりしてまた元気になったので、歩き出しましょう。南西方向、台北駅の北側に向かって歩いていると、たまたま前を通りかかったのが、台北當代藝術館、MOCA Taipei

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本当はここも来たかったんだけれど、耐震補強工事で休館中。台南の地震を受けて、そういう機運が高まっているのかな。休館中の美術館の前でやっていた、鉄製の蟻のインスタレーション展示が終わり、撤去中でありました

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この蟻がねー、なかなかリアルで、普通にみっしり網につかまっているだけでかなり怖いし、この脇に停まっていたトラックに大量に積まれた蟻は相当怖かったよ…。トラックの荷台に屈強な作業員のお兄さんがたくさん乗って休憩中だったから、写真撮らなかったけど。

そしてもう少し歩くと、また問屋街が見えてくる

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このあたりは迪化街とはまた違う問屋街で(地理的には迪化街と近いけど)、迪化街は日本で何かは例えにくいけれど、こちらは明確に例えられる。浅草橋ですよ、これは。浅草橋にかっば橋の要素も加わった感じ。んで、その中にある袋袋相傳という店に

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店に入ると、あっ、シモジマだ!みたいな品揃え

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お土産の小分けに良さげな袋がたくさん売っていて、もともとこういう店大好きな在華坊さん、店の中をぐるぐる廻って喜んでしまうのでした。むはー、楽しい。ついでに近所に姉妹店の瓶瓶罐罐という店もあるので、一緒に覗くと楽しい。というか覗いた。値付け用シール買った。何に使うんだ。

台北駅近くに展示されている昔の車両(どこを走っていたものだろう)を眺めつつ

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駅の地下街を通り、台北駅の北側から南側に抜ける。台北駅周辺はスケールが大きいので、南北を行き来しようとすると地下街通るようになってるのかな。そろそろお腹もまた空いてきたので、こちらで

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福州世祖というお店で胡椒餅をいただきます。

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胡椒餅、前回来た時に龍山寺の近所の店で食べて、それはしっとりして美味しかったけど、これは皮が比較的乾いた感じ

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そういう食感は以前食べたほうが好みかな、と思ったけれど、こちらは中身がしっかり胡椒が効いていて、なるほどだから胡椒餅!というのがよく実感できるものだった。

ところでこの店、饒河街夜市にあった店が台北駅側にも店舗を出したということらしく、それで包み紙にも『饒河街の』と書いてある。この『の』が不思議なんだけど、これ、日本人にわかるように書いてあるわけではなく、台湾の人は『の』を使うのが好きらしい。ほかの店の看板などでも『の』が頻繁に使われている。ひらがなだけど、もはや日本語とは違う何か、なんでしょうね。

ついでに。この包み紙『栄獲CNN媒体来台採訪 評鑑為台湾十大美食』と書かれている。飲食店はやたらと『CNNに取り上げられました!』を宣伝文句にしているところが多く、CNNがこの分野の権威になってるように見受けられました。

パラパラとお天気雨が降りだしたけれど、気にせず、ずんずん、建設中のむき出しビルを眺めつつ

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カメラ街をぶらぶらと歩き。ソニーのαが宣伝キャンペーンをしていたぞ

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次に行ったのが、城中市場の入口にあるお店。素食、すなわちベジタリアン向けのおかず屋でもあるんですが(台湾はベジタリアンの人が多く、それ向けのお店も非常に多いのです)

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この店の愛玉檸檬がですね

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あの上野で食べたのはなんだったんだ!という美味しさ。弾力があって、檸檬汁も絞ったもので、これはいいものだ。

夜に向けて体制を整えるためのホテルに一旦戻る…途中で、西門駅近くの、美華泰流行生活館にも寄る。上品なドン・キホーテみたいな店かな。ここで面白いものを発見。第十四任總統副總統就職記念、台湾啤酒の限定版

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なんかもう、いろんなところでキャラクター化しているなー。もちろんこれも、お土産に購入したのでした。

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ちなみに、夜に頂好に行ったら、3本99元で販売中だったよ。カルフールには無かったけど

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ホテルに戻ってシャワー浴びて一休みして、さて、また出掛けましょう。まずは西門の繁華街の中にあるこのお店

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阿宗麺線、たいへんな人気店で行列していますが、進みは早くてすぐ食べられる

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麺線は新橋の台湾麺線ではじめて食べたんだけれど、新橋の店はここの麺を使っているとのこと。新橋も美味いけどさすが本家、かつお出汁も良いし、台湾のハーブを使っていて、爽やかで美味かった。

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ぶらぶら南下し、東本願寺の跡地を整備して公園になっているけれど、ポケモンGOをやっている人たちの溜まり場になっているところなどを通り過ぎ

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 海外旅行の定番、カルフールへ

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ばら撒き用のお土産とか、変わった味のクノールスープとか購入。またとってかえして北上、寧夏夜市に向かう。普通はこんな距離歩かずタクシー乗れよですが、歩くのが好きだからいいのです、途中でナイスな雰囲気のサウナ見かけたりできるし

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普通にサウナとしても利用できるけど、まあたぶん、いろいろ、お察しくださいな男性向けサービスもあるところよね…

さらにぶらぶら北上して寧夏夜市へ

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ここの夜市は食べ物の屋台が充実しており、美味しいことでも知られております

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なんかだんだん、もう明日は帰ってしまうのだなあ、と寂しい気持ちになってきた

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青レモンを絞ったジュースが美味かった。台湾は暑いから、甘いもの、酸っぱいもの、塩辛いもの、そして水、しっかり摂取しながら歩き回ることが大切ですね。また取って返して南下し、夜も遅くなって人のいない地下街を抜けて

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台北地下街から繋がっている、北門駅の無駄に広いコンコースを通り

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ホテルに戻ったのは23時半近く。これからシャワーを浴びて、これどうやったら詰まるんだ…という荷物の整理が、深夜まで続くのでありました。

在華坊(@zaikabou)/2016年08月18日 - Twilog