日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

福岡出張日記

本日から10月のお仕事。久しぶりにネクタイをしてスーツを着て出社、朝の6時半からね…。7時からミーティング、なんやかや。10時前に会社を出て、浜松町まで徒歩、モノレールに乗る。いや、もう、モノレール久しぶりなんですけれど、こんなに楽しい乗り物だったっけ!ちょう楽しい!これが470円でいいの?もっとお金払ってしかるべきエンタテイメントですよ、これは…
ちょっと早めに到着してしまったので朝飯をドトールで食べて、ラウンジで仕事の電話など。搭乗口至近にある寿司屋が、間違った日本イメージ、みたいな雰囲気

11時25分のJAL便は大変空いており、窓の外を眺めながらのんびりした空の旅。機内で聞いた、アン・サリーの蘇州夜曲が存外良くて、アカシアの雨がやむときを歌って欲しいなあ、と思ったのでありました。
13時25分、少し遅れて福岡空港に到着し、地下鉄で天神へ。プロントで打ち合わせし、客先で打ち合わせし、またプロントで、何故か私だけビールをご馳走になって別れると18時になっていたのでした。ちょっと中洲のほうに歩くと、なにやら、風景が、美しいと言うか、塔が怪しいというか…

博多自体は10回くらい来ているけれど、素通りするか、連れられて行ってどこかで飲んでいるか…くらいだったので、地理関係が良く分からない。中洲の繁華街をぶらぶら歩き、中洲川端に出て、商店街をそろりそろり。ぷーんと香るとんこつの香り。ホークス優勝記念で、ラーメンが半額になっていた中洲川端一竜にて、煮玉子ラーメンと餃子と生ビールをいただきました。とんこつでもやさしい感じ。970円でお安く美味しゅうございました。
さらに歩いて、博多駅まで。歩くことで、繁華街の位置関係をなんとなく体感できた。やっぱり、街は歩かないといかんね。

博多駅は記憶の中から大層立派になっていて、そして最近の駅は、立派になると特徴が無くなるよね…。いや、まあ、博多駅が何と張り合うかという話で、九州の中での覇権という意味で言えばこれでいいんだけれど、いや、まあ。あっちこっちうろうろして、それにしてもお土産やだのデパートだの、複雑に入り組んでいてぐるぐる。お土産に切り子を買おうとしたけど、『ふくや』の品物は、普通のお土産やにはあまり売っていないのですね。というわけでまた地下鉄の人となり、福岡空港へ。ふくやの明太子を買って、ここでもターミナルを往ったり来たり、お土産の物色など
本日の帰りの便は、スターフライヤー。新興系の航空会社はターミナル内でも冷遇されておるので、端っこにあるわけでして、空港は端に行くほど、だんだん施設が寂しくなってくる。地方小空港のような雰囲気の待合所で待つことしばし、お決まりのように遅れているスカイマークの便に続き、登場が開始されまする

スターフライヤーに乗るのはこれがはじめて。なんとなく国際線な香りがする、黒で統一された機内、革張りの座り心地の良い座席。座席にはUSBポートがあり、フットレスト、エンタテインメントなどの設備面が充実している。座席のモニタで、ぜんまいざむらいを見ることができたぞ(笑)しかしやはり、一番面白いのはフライトマップでありますね

機内で供される珈琲はタリーズの美味しいコーヒー。チョコレートまでついて、なるほど、快適であります

で、ですね、ここから先は評価の別れるとこのなんだろうけれど。機内のご注意にスタイリッシュなニンジャのアニメーションが使われていたり、音楽選定の趣味嗜好の方向性が全般的にスノッブ…というのかなあ。若々しいと言ってもいいのかもしれないけど。タリーズやマネックス証券など、なんとなく窺える新興企業人脈とか…。そして極め付けが、フライトマップのマリアナ海溝あたりにひょっこり登場する『サンタ・マルガリータ号(1622)』の文字。このあたりのセンスは好みの別れるところでしょうな。嫌いじゃないよ。社員が楽しく仕事してるんだろうな、という感じはありました。
いずれにしても、また使ってもいいかな、というスターフライヤーで定刻10時15分に羽田に着きまして、バスで横浜へ。なんかくたびれていたので、タクシーで自宅へ。5分くらいであっとゆうまに着いて結構でした。